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イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

枝垂れ吉野桜、隣の猫キャシー

                                31 March 2007

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 枝垂れ吉野桜が最初の花を見せました。学名は、Prunus x Yedoensis ‘Shidare Yoshino’です。庭に植えて12年になりますが、枝垂桜なので年数の割には大きくならず、コンパクトです。
 今、咲き始めたばかりですから、満開になるにはまだまだ時間がかかりそうです。




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 このツバキは、わが家の五本のツバキのなかでも、一番最初に庭に植えたものです。もう12年になりますが、二度ばかり枯れそうになりました。一度は全体が黒いススにおおわれてしまい、そのときは葉の汚れを一枚一枚、洗剤で洗い流したこともあります。今はかなり回復していますが、まだひところほどの勢いはありません。




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 樹勢が弱った時に、枝をかなり整理しましたので、花つきがまばらです。学名は、Camellia Williamsii E G Waterhouse 、ツバキは一般にジャポニカが多いのですが、これはそうではなく、ウイリアムジアイです。





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これは沈丁花(Daphne)の一種ですが、13年ほど前に知人から実生を戴いて育てたものなので、バラエティーの名前がはっきりいたしません。本を見て調べるのですが、該当する種類が見つからないのです。
 花のあと真っ赤な実がつきます。それらの実がこぼれて、何本も実生が育ち、知友に差し上げました。





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 ヴァイバーナム(Viburnum Burkwoodii)も咲き始めました。良い香りが周辺に漂います。





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 ’98年に求めましたので程よい大きさに成長しています。私はヴァイバーナムの中でも、このような手まり状の花の咲く種類に惹かれます





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 エレガンス(Camellia Japonica Elegans)の今の様子です。たくさん花が咲いて、今が一番賑やかな時かもしれません。とっても華やかです。




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 お隣の猫、キャシーを大きくアップしました。キャシーは、とても良い性質を持った、誰からも愛される猫なのです。実はこの写真、窓ガラス一枚隔ててうつしたものなのです。




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 こんな感じで、窓の外側に座っていました。カメラを構え、内側から窓を軽くノックすると、このような眼差しで、部屋の中にいる私の様子を伺っています。この表情こそいつものキャシーなのです。




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アップの写真ばかりですが、可愛い写真が何枚か撮れましたので、おつきあいください。



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 部屋の中から写真を写す私の相手をしてくれたキャシーに感謝です。
これらの写真は印刷して早速彼女の家族に届けます。
 わが家にも実は何年か前まで飼い猫がおりました。最期の二年は目が見えず耳も聞こえない二重苦を抱えて、18歳でなくなりました。最初の飼い主が海外移住か何かの理由で、犬猫病院に処分を依頼し、薬殺寸前にわが家に引き取られ命をつないだ猫だったのです。
 視力を失ってからは、庭の外に出られないように周囲に柵を張り巡らし、池にも柵をしたのですが、それでも柵をすり抜けていなくなり、探し回ったことも何度もありました。大変な二年間でした。
 今は、ご近所の方々が、ホリデーなどで家を留守にするとき、必ずわが家に猫の面倒を頼みにきますから、鍵を預かって猫に餌を与えに通います。この先、私どもは多分、猫は飼わないと思います。それにこんな可愛いキャシーともすっかり良い友達ですから、幸せです。



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  1. 2007/03/31(土) 09:51:25|
  2. | コメント:6
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コメント

優しい気持ちを感じます

キャシーはきっとはなあかりさんの優しさを感じて、お話をしているんでしょうね。動物は、自分を可愛がってくれる人には黙っていてもよってくるみたいなところがありますね。お花は、みんな10年以上たっているみたいですね。花木一本一本に思い出がかぶさるのは、素敵なことだと感じます。思いでも愛情も時とともにでしょうか?ヴァイバーナムはなんとなくじんちょうげと雰囲気が似ていますね
  1. URL |
  2. 2007/03/31(土) 11:31:25 |
  3. hanahhana1952 #-
  4. [ 編集]

ヴァイバーナムとペット

フラワーアレンジメントを始めたばかりの頃「お庭にヴァイバーナム1本あると一年中アレンジメントの脇役に役立ちますよ」と先生に教えられて初めて植えた木で、その後本当に活躍してくれました。

人間より遥かに寿命の短い動物を飼う事は、その都度その死にも直面しなければならない事で、辛いですね。
現在の我が家の犬も今年13歳で、先日獣医さんから「とても健康ですね!この調子でしたら後2~3年は生きるでしょう!」とお墨付きを頂いたのですが、実は後5~6年は元気でいて欲しいと願っていた私達家族には、ちょっとショックな告知でした。
  1. URL |
  2. 2007/03/31(土) 20:18:08 |
  3. 英香 #ZqL9wlhI
  4. [ 編集]

今までに犬を二回飼いました。老いて最後を看取るのがあまりに辛くて、もうもう動物は飼うまいと決心したのに、今度は野良猫の子を飼うことになりましたが、もう7年目、家族の一員ですから可愛いものです。
キャッシーちゃん、、可愛いですね!
  1. URL |
  2. 2007/03/31(土) 23:05:45 |
  3. ナベショー #-
  4. [ 編集]

hanahhana さま
 わが家の庭はキャシーの家の庭よりも少し広いということもありますが、毎日我が物顔で家の庭を散歩したり寝そべったりしています。キャシーは体を撫でて欲しくて私に近づいてきますが、撫でながら、何と私自身が癒されていることを感じるのですよ。とても有りがたいお隣の猫ちゃんの存在です。
 ヴァイバーナムの花の形など、沈丁花に確かに似ていますね。香りも似ていると思います。 
  1. URL |
  2. 2007/04/01(日) 08:08:24 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

英香さま
 ヴァイバーナムはアレンジに重宝しますよね。ヴァイバーナムのほかの種類、例えば、V.opulus とか V.tinusも植えたいのですが、場所の関係で植えられなくて残念です。
 犬種にもよりますでしょうが、13歳で健康な犬というのは、本当は恵まれているのでしょうね。今は健康でも、やはり寿命というものはあるのだということを、獣医さんから突きつけられた時の大変切ないお気持ちは、私にも理解できるような気がします。
ご家族の皆さまにはショックでしょうね。
  1. URL |
  2. 2007/04/01(日) 08:51:20 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

ナベショー さま
 馴れたお隣の可愛い猫は、何だか良いところだけ分けて戴いているようで、申し訳ない気持ちになることもあります。
 そんなこともあり、クリスマスには好物の缶詰をキャシー宛にプレゼントしました。数日後キャシー名でお礼のカードがとどいたのですが、可愛い手足のマークがカードの表面にたくさん押されていました。
 そんな粋な計らいをされる若いカップルと一緒にキャシーは暮らしているのです。
 モンタさんは、ナベショーさまのお庭に投げ込まれて幸せでしたね。ブログにも華々しくデヴュー出来ましたもの。今では人気者ですね。
  1. URL |
  2. 2007/04/01(日) 09:23:46 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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