イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

メリークリスマス

                             22nd  December 2008                                  


人気ブログランキングへ

DSC00229_edited as
 カムチャッカ半島とほぼ同じ緯度に位置する英国は、クリスマス前のこの時期、日照時間も8時間弱(12月21日)という極端さです。一方で暗さはイルミネーション効果を高めますから、街も人家もそれぞれに工夫を凝らして、暗い時季の光のアートをたっぷりと楽しんでいるようにも見えます。

  このアレンジメントはまだ私がデジカメを使い始める前でしたが、フローラル アート ソサエティーのクリスマスショーに出品した作品で、なぜか忘れ難い一作なのです。
 いくつかの理由がありますが、まずは生け花用の鉄花器にアレンジしたこと、そして自分でスケルトナイズ(葉肉を除去し葉脈だけに)した椿の葉や、ホオズキを使っていること、更にオレンジにクローブを挿して作る15~6世紀のチューダー時代に登場したポマンダー(においだま)も自作のものをアレンジして、すっかり私風のスタイルになっていることでしょうか。
 写真をデジカメで写しなおしましたから鮮明ではありませんが、思い出のアレンジメントです。




DSC00241_edited as
 アメリカがまだイギリスの植民地だった頃、特に18世紀になってからのようですが、アメリカのウイリアムズバーグ辺りでの、数あるクリスマスリースのデザインの一つを模倣したスタイルです。
 今は一つのクリスマスリース作りにとてもこれほどの時間はかけられません。そんな意味でも懐かしい作品です。


 

DSC00244_edited as
 この頃はカレッジでNAFASのコースをとっておりましたから、世界のアレンジメントの歴史のレクチャーでアレンジメントの歴史的背景を学び、コースワークとして実際にインタープりタティブアレンジメントに取り組み、私には充実した有難い人生の一時期(当時はパートタイムで4年間)だったと思います。




DSC00357 as
 これらのポマンダーは上のリースの写真の中で飾られていたものも含まれております。クローブには防腐効果が有りますから、クローブを刺しこまれたオレンジは腐敗せずに今もこのように長持ちしています。オレンジの色はすぐに変わりますが未だに匂い消しとして、またデコレーションとしても部屋の中で役立っています。
 チューダー時代(1485~1603)には、一般の人々にはお風呂の設備もなく、この‘においだま’を袋に入れて防臭や厄病除けのために持ち歩いたり部屋に置いたりしたのだそうです。
 (ツッシー ムッシー(Tussie-mussie)という名の, ラヴェンダーやハーブを小さな束にした物もあり、当時同じような目的で使われたようですが、いずれ別の機会にご紹介できたらと思っています。)




DSC00251_edited as
 植民地時代のアメリカ、ウイリアムズバーグ辺りではこのようなテーブルデコレーションがクリスマスの祝宴の雰囲気を盛り上げていたようです。

 現存する当時の絵画などから推定してアレンジするこのようなインタープリタティブアレンジメントに取り組んでみるのも愉しいのですが、今は時間をマネージできません。
 ウイリアムズバーグではこのスタイル用の木の型が売られているそうです。でもそこまで出向いて入手するのは私には遠すぎますので、知り合いの大工さんにお願いして型を作っていただきました。
 これも愉しく仕上げた懐かしい一作です。




DSC00326_edited as
 寄生植物、ミッスルトウ(Mistletoe)を写真に収めました。木の上で丸くボール状になって寄生している常緑のヤドリギ科のプラントです。落葉樹が葉を落とした後であのように姿があらわになりますが、こちらでは冬の間ところどころで見かける光景です。
 ところであのミッスルトウが、イギリスではクリスマスで大切な意味を持ってくるのです。比較的高価なので少量ではありますが、私もクリスマスの雰囲気作りに今年も買い求めました。
 人々はこれの束を頭上に掲げてキスをし合ったりされるようですが、愛の叶う‘おまじない’として楽しんでいるのでしょう。
 これを専門に扱う業者もいて、ヴァレンタインデーや結婚式にも注文に応じて配達してくださるようです。愛と多産のシンボルという記述も読みましたから、子孫繁栄という大切な意味が含まれているプラントなのでしょうね。




DSC00340 as
  これはガーデンセンターで求めたミッスルトウです。まるで真珠の粒のように美しく輝いていますね。この実の中には粘汁があり、それらの実が鳥などによって他の木に付着した時そこから発芽して育つようです。例えばこれら白い実を、我が家の庭の楓の幹にこすりつけてもそこから発芽する可能性があるということですから、クリスマス後に庭で実験してみようかしらと考えているところです。 




DSC00218_edited as
 過日、ロンドンご在住の友人からご招待をいただいとき写させていただきました。お庭に大きなミモザが何本もあり、すでにお花が咲き始めていました。

 (23日追記;このミモザの主であられますご友人から、このミモザは四季咲きで一年中、冬でも次々とお花を咲かせますというご連絡をいただきました。)




DSC00198_edited as
 ご主人さまが種を蒔かれたという実生苗を戴きました。10センチほどのかわいらしいベビー苗ですから、成長の過程が観察できるのは大変嬉しいことです。数年でかなりの大きさになると伺いました。私の庭でこんな素敵なお花が見られるとは・・・想像するだけでも愉しくなります。





DSC00295_edited as
 水引をクリスマス用の生け花にあしらいました。今年のクリスマス花はこの日本風の生け花です。



 今年は目前に迫った予定を手落ちなくクリアすることだけを考えて、ひたすらそのことに集中するという、私にはかつて経験したことのないほど、繁忙な一年となりました。所属する組織の今年最後の行事が終わったのは一週間前ですが、クリスマスや新年を迎える準備は何も整っておりませず今頃大慌てでそれらの準備にとりかかったところです。
 お花の組織とは言え、要請を受けてロンドンに新組織を立ち上げ、及ばずながらそれをオーガナイズする立場に立つことは、私には想像した以上に能力を超えたことでした。
 特に発足したばかりの新組織が、組織そのものを作り上げていく一方で、全英に呼びかけてマスターインストラクターの講習会を開いたときなど、ブログの更新も三ヶ月間一度もタッチできませんでしたし(庭の植物の最もにぎやかな時でしたのに)、それに毎年あれ程楽しんでいたアロットメントでのお野菜づくりもほとんど手がけることができませんでした。
 でも一方ではこの新組織を通してたくさんの素敵な方々との出会いもありました。有能な組織役員に恵まれた幸運もさりながら、役員以外の会員の方々のサポートも大きく、その方々にも大きく支えられて初年度を乗り切って参りました。
 組織が発足しなければ決して得られなかったこのような出会いや喜びは、かけがえのないものであることも心から実感致し感謝の思いです。

 どなたさまも多忙な時ほど気分転換は大切だと思いますが、私にとりましては庭の植物との触れ合いが唯一のそれで、庭がなければ組織のお仕事も続けてくることは出来なかったかもしれないと思うほどです。そして庭の様子を折々にブログにてご報告させていただき、ご訪問いただく方々との交流は本当に大きな心の支えでした。滞りがちの私のブログにおいでいただきました皆さまに心から感謝を申し上げます。ほんとうに有難うございました。

 皆さまもどうか楽しいクリスマスをお過ごしになられますように!


人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
  1. 2008/12/22(月) 00:29:59|
  2. フラワーアレンジメント
  3. | コメント:8

クリスマスデモンストレーション

                                23 December 2007


人気ブログランキングへ


DSC09964_edited  as

毎年12月に入りますと、UK全土のNAFASフラワーアレンジメントソサエティーでは、恒例のクリスマスデモンストレーションで活気付きます。人気度の高いデモンストレーターの方々には一年も前から予約が殺到しますから、スケジュールの調整もきっと大変ではないかと思います。
 私の所属する地元のソサエティーでは、今年はジョン チェンネルさんに来ていただくことが出来ました。私でさえ、もう十年以上も前からワークショップなどを通して親しみを感じているお方で、人気度も知名度も高いデモンストレーターであられます。




DSC09981  as

 一昨年の四月末にフラワーアレンジメントの世界大会(WAFA)が横浜で開催されましたが、私も同じソサエティーの英人の友人二人と一緒に参加致しました。
 このジョン チェンネルさんと会場でお会いした時は三人ともさすがに思いがけなくて、記念写真なども取り合って嬉しいひと時をご一緒に過ごしたものです。




DSC09944  as

 デモンストレーターは常に新しいアイディアを提供することを期待されています。ジョンさんは創意工夫に充ちた方ですから、いつでも観客を唸らせてしまいます。
 舞台の上の作品は離れて見ますので一見小さく見えますが、実際にはかなり大きな作品であることがお解かりいただけるのではないでしょうか。




DSC09950 as

 出来上がりましたら,よいしょ!とばかり持ち上げて、並べられた低いテーブルの上まで運びます。
 



DSC09951  as

 このコンテーナーもジョンさんの手作りです。




DSC09955 as

 楽しいお話は休み無く続き、お花も次々とアレンジされます。
 観客を楽しませる話術は、テクニックや知識と同じくらい大切で、NAFASのナショナルデモンストレーターになるためには、厳しいNAFASのテストに合格しなくてはなりません。植物名も英語名では通用しませず、学名ですらすらと出てこなくては試験にはとても合格しないようです。




DSC09972 as

 こんなに素敵に出来上がりました。




DSC09938  as

 美しい女性の立ち姿にアレンジされました。トラディッショナルに近いスタイルです。ターンテーブルを使いますから、アレンジしながら回転させて全角度から見せてくださいます。これはちょうど裏側が見えていますね。




DSC09940  as

 出来上がりましたので、抱えて動かすところです。
 実はこのアレンジメントがラッフルくじで私に当たったのです。皆さんからちょっと羨ましがられてしまいました。アレンジメントがくじに当たるというのは本当に嬉しいものです。




DSC09979 as

ガーデンセンターで見つけたトレリスを効果的につかわれました。




DSC09977as.jpg

 作品も素敵ですが、この丈高のキャンドルスティックにも魅せられました。




DSC09974 as

 このずんぐり太ったロビン(鳥)には、皆さん大笑いです。




DSC09968 as

 バスケット状の入れ物をサンタクロースが入ってくる煙突に見立てました。ユーモラスなアレンジです。




DSC09976 as

 デモンストレーションが終わった後で、作品に近づき一つ一つの作品を丁寧に見て回るのも大きな楽しみです。またデモンストレーターに質問される方もいます。
 この夜は軽いドリンクやトラディッショナルなミンスパイなどが用意されてありました。私はラッフルにも当たりましたし、大変な幸せ気分で帰途につきました。




DSC00162_edited as

 これはわが家のドアリースです。コットンフラワーを使ってつくりました。

 年末でご多忙のこととは思いますが、皆さまもどうか楽しいクリスマスシーズンをお過ごしになられますように。
 

人気ブログランキングへ★←こちらをクリックして戴けますとランキングのポイントになります。お出で戴きましてありがとうございました。
  1. 2007/12/23(日) 13:53:03|
  2. フラワーアレンジメント
  3. | コメント:8

秋色アレンジメント

                    29 September 2007


人気blogランキングへ



 花束が届いてしばらくは、そのまま壺に活けて楽しみましたが、一週間後、今度はバスケットにアレンジしてみました。
 赤い実の付いたローザ グラウカと何本かのグリーンを庭からとってきて新たに加えましたが、他はすべて届いたお花ばかりです。オレンジ色の薔薇と百合も入っていましたが、一週間経ち、咲き進んでいましたのでそれらは外しました。
 場所はコンサバトリーのテーブルの上です。




20070928221632.jpg

 届いた時の花束はこのような感じでした。秋の色ですね。




20070928221940.jpg

 同じコンサバトリーの壁際に置いてみました。少し背景が暗すぎますでしょうか。




20070928221909.jpg

 庭のアーバーのベンチ上も良い感じです。ローザグラウカの赤い実が効果的ですね。




20070928222316.jpg

 居間はどうでしょうか。
 右の暖炉に見えるアリウムのドライは、庭で育ったものです。毎年、このアリウム(Allium Christophii)が20本以上とれますので、アレンジにも重宝しますが、私は夏の間、暖炉のデコレーションとしても楽しんでいます。




20070928221728.jpg

 やはり、この場所に置くことにしました。
 この先更に一週間は楽しめそうです。自分の為にお花を買い求めることなどまずありませんから、このように思いがけなくお花が届けられた時は、とても幸せな‘お花遊び’のチャンスです。嬉しい贈り物です。




20070928221836.jpg

 コンサバトリーに枇杷の木があります。これを見て、日本の庭に残してきた茂木枇杷を思い出しているのですが。
 枇杷の木はこちらでも観葉を目的としたプラントとして時々庭などで見かけます。でも夏の気候が涼しすぎる為でしょうか、残念ながら実がついた木をまだ見たことがありません。




20070928221751.jpg

 夏暖かい状態に置けば花が咲くかもしれないと思い、今年は春からコンサバトリーに取り込みました。ガーデンセンターで求めてまだ4年ほどですが、何と花が咲いたのです。
 花を見るのも初めてですが、もしも実がつけば、私がイギリスで見る初めての枇杷の実になります。
 ちょっとエキサイトしてしまうほど、楽しみになりました。

 英語名はLoquat、学名はEribotrya Japonica です。枇杷は日本出身のプラントなのですね。私と同じだなんて嬉しいです。

 

 ★人気blogランキングへ★←こちらをクリックしていただきますと、ランキングのポイントになります。お出でいただきましてありがとうございました。
  1. 2007/09/29(土) 00:30:11|
  2. フラワーアレンジメント
  3. | コメント:8
次のページ

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。