イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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ダイアナ妃名のクレマチス

                     31 August 2007


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   過日、ガーデンセンターにて、何となく心惹かれるクレマチスを見かけたのです。近付いてラベルを確かめましたところ、Clematis texensis ‘Princess of Wales'とあります。
 そして別のラベルには、目立つ文字で大きくClematis X Texensis‘Princess Diana'と記されておりました。




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 植える場所の問題で、新しいプラントにはかなり躊躇してしまう私ですが、この度はこの可愛らしい小さなチューリップ咲きの花に惹かれて、買い求めました。説明にはluminous pink とありますが、光を反射して輝くような鮮やかなピンク色をしています。そのイメージがダイアナ妃のお名前に繋がったのでしょうか。

 奇しくもきょう8月31日は、ダイアナ妃の没後10周年にあたり、記念の式典がバッキンガム宮殿近くのチャペルで執り行われました。





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 今年もこの白いダリアが咲き始めました。丈は1m40cm、輪形は16cmもある大型のダリアです。力強くて支柱も要らず、初霜が降りるまで次々と見事な花を見せてくれます。




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 お花の生徒さんから戴いた三球の球根が始まりです。。5~6年前でしたでしょうか。最初の年から素晴らしい花を見せてくれました。ダリアは花の期間が長いだけではなく、病虫害も比較的少なくて、夏や秋の花壇には嬉しい存在ですね。




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 夏の終りごろから秋にかけて咲きます。カリオプテリス(Caryopteris Gland First Choice)と呼んでいますが、低木の一種です。花後に切り戻しを致しますと毎年1m弱のサイズをキープできますし、紫の花が秋らしくて大変気に入っています。
 これのこぼれダネから育ったもう一本が裏庭で育っていますが、親木の三分の一ほどに生長し、同じ花を見せてくれるようになりました。




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 ホトトギス(Tricyrtis)が咲き始めました。ヒキガエルのイメージにつながるのでしょうか、英語名はトードリリー(toad lily)といいます。友人のお庭から戴いたのが最初ですから、品種名を記憶しておりません。日本のヤマホトトギスにも似ているようです。




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 こちらはライラックピンク色をしたホトトギス(Tricyrtis Hirta)です。




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 日本ではルリタマアザミと言うようですね。これの学名はEchinops ritro Globe thistle のようです。姿といい、色といいフラワーアレンジをする上で名脇役振りを発揮してくれます。
 ドライフラワーにも適しています。




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 オミナエシを懐かしく思いだすアキリア(Achillea filipendulina‘Gold Plate')は、まだこんなに鮮やかな黄色を見せています。





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 これはピンク色をした愛らしい花、ダイエラマ、別名‘エンジェルの釣竿’の種です。しっかりした粒の種で、私の経験ではほぼ100%の確率で発芽したと記憶しています。
 ゆっくり成長しますから、気長にお世話できる方でなければ、待ちきれないかもしれませんね。お花が咲くまでに少なくても5年くらいはかかると思います。私はどちらかと言えば気長の方に入りますでしょうか、庭にはこれの実生苗が育っています。




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 ミズヒキに似たお花、パーシカリア(Persicaria amlex.Firetail)は、お花の期間の長いプラントです。




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 古くから庭にあって品種名は定かではありませんが、二フォーフィア(Kniphofia)の一種です。
 一般に良く見かける色は朱色のような濃いオレンジ色で、まとまって咲いている姿は、まるでたいまつの炎のイメージに重なるのでしょうか、Torch lilyという英語名もあります。
 また、Red-hot pokerとも言われますが、燃える暖炉の中を突っつく火かき棒(鉄製ですから中をかき回していると真っ赤になります)の意味の名前もあります。印象がはっきりしていますから、覚えやすい名前かもしれません。

 後方の紫花は花期が長く、四月から秋まで次々と新しい蕾が立ち上がってきます。エリシマム(Erysimum Bowles' Mauve)と言います。




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 ヘレニウムの遅咲き種(Helenium ‘Bruno’)です。同じような色をした、H.‘Moerheim Beauty'が同じ花壇にあり、写真の右後方に少し見えていますが、そちらはすでに花の盛りを過ぎました。




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 ジャパニーズアネモネ”と言われているシュウメイギクのセミダブル咲きが咲き始めました。購入時のラベルは残っていませんが、多分、Anemone x hibrida ‘Whirlwind’ではないかと思います。





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 ピンクのダブル咲き秋明菊は私には遠いはるかな日々の記憶を呼び覚ましてくれる花です。優しい風情が大好きで、庭の数箇所に植えて楽しんでいます。




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 この小さなコーナーはキッチンガーデンでハーブ類を植えているのですが、次第に宿根草の数が増えてしまいました。
 後方に百合の花のまだ固い蕾が見えますが、実は今回ご覧戴く写真の何枚かは先週初めに写したものです。
 予測できなかった事態が生じ、少しの間、パソコンから遠ざかっておりましたが、元気を取り戻しましたのでこれからもよろしくお願いします。




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 前庭の一角です。ブロンズ色のオーナメントグラス(Pennisetum rubrum)が穂を出しました。右手前に見える紫の花はヒービー(Hebe Autumn Glory),白い花はエキナシア(Echinacea purpurea ‘White Swan')です。

 次回は、庭の薔薇のセカンドフラッシュなど、ご覧戴きたいと思います。

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  1. 2007/08/31(金) 08:25:32|
  2. | コメント:6

美しい樹木の庭園;ワデスドンマナーハウス

                       20 August 2007


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 駐車場案内人の誘導に従い車を止めて歩き始めましたら、もうこのような景色が広がりました。五月初めですから新緑のシーズンで、空気も清浄、小鳥達のさえずりを聞きながら、そろりそろりと歩き始めました。
 ブルーのお花は忘れな草です。




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 中ほどの銅葉色の樹木は、英語名でコパービーチ(Copper beech)とかパープルビーチ(Purpul beech)といわれる、ブナの一種だとおもいます。季節が進むに連れ、濃い銅葉色になっていきます。




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 18世紀末頃から、植物の収集家達は、日本・中国・北米・南米などの国々を始め、世界各地に繰り出して自国には無いプラントを持ち帰りました。
 富豪達は海外からやってきた珍しい樹木や草花を植え込み、その生育を楽しむのが19世紀初頭の新しいファッションでもあったとのことです。アーバリータム(Arboretum)という新しいタイプの庭園が誕生したのもそのころです。
 石楠花やマンサク、ウインタージャスミンや九輪草(Primula Japonica)など、その他多くの種類の、かつて見たこともない花を咲かせて雇い主を満足させるのが、専属のヘッドガーデナーの腕の見せ所だったようです。



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 ブナ類の好きな私はついブナの写真を多く写してしまいます。
 ちなみにジャパニーズメイプルと呼ばれ英国人に愛されているヤマモミジ(Acer palmatum)が、西洋に紹介されたのは1820年で、メイゲツカエデ(Acer japonicum)の方は1868年だと手元の本には書かれています。これらの植物を西洋人として初めて確認し、西洋にその名を明らかにしたのは、植物収集が目的で日本に渡った植物学者のC.P.チュンベリー(Thunberg)というスエーデン人だそうです。
 この方が当時西洋人として初めて日本で確認し、やがて西洋に持ち込まれた植物は、学名の一部にThunbergiiと記されてありますから、判別は明確です。




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  ここで見られる木々は自生していたものではなくて、すべてといってよいほど当時の造園師によって植えられました。
 ランドスケイプガーデンという言葉が使われ始めたのは1788年という記載を目にしましたが、海外からやってきた新しい植物を取り込んで、このような理想の楽園のような、樹木の庭園をつくりはじめたのは18世紀の終りごろか、19世紀のはじめ頃からのようです。
 狩猟を目的とした公園のような領地とは異なります。




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 19世紀初頭、折りしも、欧米ではロマン主義運動が起こり、そんな背景もガーデンデザイナー達を奮い立たせたのでしょうか。今に名を残す三人の優れたランドスケイプガーデンデザイナー達も、この時期に頭角を現しました。
 そしてヴィクトリア時代、巨万の富を築いた富豪達は大邸宅に住まい、何人ものガーデナーを雇うことができたといいます。




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 ランドスケイプガーデンは、現実離れしたロマンティックな理想郷の構築だったようです。適した場所に彫像を配置し、そして噴水や池もあり、小川も流れて、そこには装飾的な橋もかけ、グラトー(grotto)というちょっと楽しそうな洞窟まで築いている庭園もあります。そしてテンプルと呼ばれる、神話に出て来るような神殿を丘の中腹の見晴らしの良い場所や池の傍に建て、散策途中のお休み所にしている庭園もあります。ランドスケイプガーデンには絵のように詩的で、のどかな景色が広がっているのです。
 ワデスドンマナーハウスの建築が始まったのは1874年ですから、植物もデザインも豊かなチョイスの中から選ぶことが出来たことでしょうね。ワデスドンマナー全体が英国におけるもっとも素晴らしいヴィクトリアンガーデンの一つだといわれるのは、そういう背景とも関係があるのかもしれません。

 さてこの位置で、左手にマナーハウスが見えてきました。



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 荘厳な空気を感じます。草花とはまた違った気高さ、優美さ、厳かさ、このような樹木の前にたたずみますと、静かにこうべ(頭)を垂れる思いです。




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 巨大サイズのアーンですね。アーンを含めた足もとのお花の植え込み模様は同じものがマナーハウスのすぐ傍でも見られました。



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 車を止めてからワデスドンマナーハウスまでの距離はかなりありますが、歩行困難な方のために電気自動車による送迎サービスもあります。




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 ハウスの前から歩いて来た方向を振り返りました。
 植えられている木はイングリッシュオークです。イギリス自生の木で、家具や建築の大切な材料であり、戦争中は軍艦の材料にもされたという、イギリス人のもっとも誇りとする樹木だと思います。




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 マナーハウスの後方に回りました。
 これはホースチェスナッツ(Common Horse Chestnut)と言われ、花も美しく英国では良く見かける樹木です。
 ジャパニーズ ホースチェスナッツ(トチノキ)も英国にあります。いずれも見た感じは良く似ていますが、葉のサイズが日本のトチノキの方がやや大きめであること、そして実を包む皮に、ホースチェスナッツにはあるとげ状の突起がありません。



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 赤いお花の咲くレッド ホースチェスナッツも見えますね。



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 芝生にはたくさんのデイジーの花が咲いています。このようなお花も大切にされています。



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 この道の先にもきっと素敵な樹木が育っていることでしょう。今回の散策はここまでと致しました。この後レストランでランチをいただき、マナーハウス内の素晴らしい展示品を観賞して帰途に就きました。
 ナショナルトラストのメンバーであれば、年会費を納めていますから、入場料を支払う必要はありません。いつでも好きなときにここを訪れることが出来ます。



 
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 駐車場に戻る途中、道脇にブナが林立しているところが有りました。大好きな新緑のブナの林のなかを歩くことが出きるなんて幸せです。




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 このワデスドンマナーハウス一体は小高い丘の上に位置していますので、樹木の切れ目からこんな美しい田園風景も見られます。
 黄色く見える畑は菜種の花です。英国の田園風景は世界一美しいと言われる方がいますが、世界中を見ていない私もそれは真実かも知れないと思うこともよくあります。




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 マナーハウスは1874年から15年の歳月をかけて完成しました。ロスチャイルド男爵は,テラスガーデンのデザイン段階から実際の植栽に至るまで、ガーデナーたちの手を借りながら自らが手がけたということです。
 1990年の5月には、ヴィクトリア女王が一日訪れ、ポニーの引く四輪馬車に乗って庭園を廻ったという記録があるそうです。また、キングエドワードやキングジョージも御常連の訪問客だったようです。

 男爵が59歳でこの世を去ったのは1898年のことでした。マナーハウスが完成してから9年後のことです。
 そしてそれから更に109年が経過しました。ナショナルトラストの管理に移行して50年、樹木はいずれも立派な大樹に成長し、連日大勢の訪問客の目を楽しませて下さっているのが、現在の姿です。
 造園に積極的に参加されたというこのハウスの初代御当主、ロスチャイルド男爵には、100年後のこのランドスケイプガーデンの美しい姿は、当然脳裏に描かれていたことでしょうね。


 樹木の好きな私はつい熱が入り、19枚も写真をアップしてしまいました。
 次回は自宅の庭に戻ります。


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  1. 2007/08/20(月) 10:27:35|
  2. ワデスドン マナーハウス
  3. | コメント:12

ワデスドン マナーハウス

                      16 August 2007


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 7月28日に『マナーハウスに生け花』のタイトルで、ワデスドンマナーの写真を何枚かお目にかけました。今回ここでご覧いただきます写真も同じ時(五月初旬)に写したものです。
 このマナーハウスは、建物はフランスのルネッサンス様式、テラスガーデンはフォーマルなイタリアンスタイル、そしてランドスケープガーデンを含めた全体のガーデン構成は、英国におけるもっとも素晴らしいヴィクトリアンガーデンの一つだと言われております。




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 一枚目の写真に写らなかった建物の右側部分を収めました。
 建物前に続くアプローチ部分は、フランス風なのだそうです。確かに装飾的なものがほとんど無くて、英国風のアプローチとはかなり異なりますね。





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 このように成熟した木の威風堂々とした感じが素晴らしいと思います。


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 建物の左側から裏にまわりました。コーナーから建物を見上げるような角度です。




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建物の裏側は、テラスガーデンになっています。パーテェア(parterre)と言われるフォーマルなイタリアンスタイルの装飾花壇で、このお城”に最初に住まわれたロスチャイルド男爵(Baron Ferdinand de Rothschild)のお気に入りのスタイルだったようです。




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英国風のボーダーガーデンとはかなり趣が異なります。イタリアの古典的デザインのガーデンで、色彩効果をねらってマッスで楽しむ為、季節が変わるたびに同種類のお花を大量に総入れ替えしておられるようです。





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 裏庭の中央正面には彫像や噴水があります。




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 中央から左を眺めました。ランドスケープガーデンの樹木が背後に見えて、本当に美しいですね。




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 そして、右を眺めました。




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噴水の傍を通ってテラスの先まで歩き建物の方を振り返りました。




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テラスガーデンの先には階段があって、ランドスケープガーデンに降りて行かれるようになっています。





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 下りてみました。マナーハウスは丘陵地にありますから、この辺りはなだらかに傾斜しております。ブルーのお花が綺麗ですね。





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 花弁は深いブルーでオシベはゴールドです。カマッシア(Camassia leichtlinii)と発音するようです。




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 再び丘の上に戻ってきました。斜め後方からの建物の眺めです。




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 売店ではアイスクリームも売られており、つい私も求めてしまいました。この子供たちも美味しいアイスに夢中です。年齢差からの判断ですが、五人は兄弟姉妹に見えました。
 ご両親の姿が見えません。きっと子供たちをここに待たせて急いでワインショップか売店でお買い物をしているのかもしれませんね。





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 これはフロントのランドスケープガーデンの一部です。
 私は草花ももちろん好きですが、樹木に寄せる思いにはそれ以上のものがあります。
 次回はその景色をご紹介いたします。


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  1. 2007/08/16(木) 10:56:46|
  2. ワデスドン マナーハウス
  3. | コメント:12
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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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