イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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デイヴィッド オースティン薔薇園

                               31 January 2008     


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 昨年の8月29日、Wolverhamptonにあるデイヴィッド オースティンの薔薇園を訪ねました。家から車で北に向かって二時間ほどの所に位置しています。
 看板や案内板なども一切なくて、静かなたたずまいのまま迎えてくださるのが、うれしいです。



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 初夏の頃にも訪れたかったのですが、時間が作れなくて見逃してしまいました。八月末の薔薇たちは二季目以降の花ばかりですが、花数においても美しさにおいてもどこに違いがあるのでしょう。さすが世界に名だたるデイヴィッド オースティンです。いつ訪れても期待を裏切らない管理は見事だと思いました。




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 まずはティールームに入りました。このテーブルは予約席です。
 薔薇の花弁がテーブルの上に撒かれていますね。テーブルクロスもプレートも、ペーパーナプキンもティーカップもすべてが薔薇づくしです。こんなセッティングを見たのは私も初めてでした。
 三脚のうち一脚はベビーチェアーです。写真の後で予約なさった方が見えましたが、1~2歳のお子さま連れのヤングカプルのお席でした。お子様のお誕生日だったのでしょうか。




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  こちらは予約席ではなく普通の席です。このテーブル花は、薔薇園からこの朝カットされたばかりのフレッシュなお花たちです。あまりにも姿が完璧であるために、もしかして造花かもしれないとつい顔を近づけて匂いを確かめてしまった私です。薔薇園においてあり得ないことですのについ・・・。




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 別のテーブル花です。すべてティーポットにアレンジされていました。




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 素敵ですね。でも私ほどの年齢になりますと、このセッティングはちょっとロマンティック過ぎるかな~とも思ってしまうのですが・・・そう思うのは恥ずかしがり屋の私だけかもしれませんね。
 一方では案外ぐっとお年を召した方々にも似合いそうだとも思います。前回の記事でご紹介させていただいた、もうすぐ102歳のジュリア クレメントさんならよくお似合いの雰囲気だと思いますもの。




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 いつの日か、あなたもこのティールームでご一服なさいませんか。 ここにご到着なさったらまずはここでティーを召し上がって、園内をひと巡りなさった後でまた召し上がって、きっと素敵なひと時になると思います。




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 これらは販売用の薔薇苗です。これら角型のグリーンポットに植わった苗を日本の薔薇販売のお店で見たことがありますが、デイヴィッド オースティンの薔薇苗は日本でも輸入販売されているようですね。




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 英国内のほとんどのガーデンセンターでここの薔薇苗は購入できるのですが、この御本家に来て求める最大のメリットの一つに、薔薇園で自然に咲いている花姿を確かめられるということがあります。



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 さて、薔薇園の方を散策してみましょう。これはスピリット オブ フリーダム(SPIRIT OF FREEDOM)です。剪定しだいでは短めの蔓薔薇仕立てにもなり、次々とお花を咲かせる2002年登場の薔薇です。
 この淡いピンクが気に入り、植え場所も考えないで求めてしまいました。ここの薔薇培養所で見事に管理された最高クラスの薔薇苗は日本円に換算してほとんどが一鉢2000円から2500円ほどで求められるようです。




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 この薔薇園を散策している間は世事を忘れてしまいそう、そしてつい時間も忘れて閉園間際まで居残ってしまう私です。



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 いくつにも仕切られていますので、あのゲートの先にはどんな薔薇が咲いているかしらと胸ときめかせながらそろりそろりとくぐり抜けます。


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  1. 2008/01/31(木) 03:32:34|
  2. デイヴィッド・オースティン薔薇園
  3. | コメント:10

“祝50周年”I.I.ロンドン支部新年会

                                23 January 2008


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 イケバナインターナショナルロンドン支部は今月半ばに、支部創設50周年をお祝いする新年会を催しました。
 第二次世界大戦終結からまだほんの12~3年しか経っていない頃、かつて戦った相手国、日本の文化である生け花の支部がこのロンドンで発足したことになります。ヨーロッパに於ける最初の支部として誕生し、しかも半世紀に亘って継続されてきたということは大変に意義深いことだと思います。
 メンバー構成はほとんどがノンジャパニーズなのですが、この数年日本人の姿もちらほらと見えるようになりました。
 新年会は例年、会員の方々が大変楽しみにしておられるイヴェントの一つです。それも今年は大きな節目のおめでたい年ですから出し物も盛りだくさんで、まずは和太鼓の演奏で賑々しい幕開けとなりました。




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 女性の和太鼓奏者もいますね。威勢が良くて素敵です。私などそばに立って聞いているだけで震動が五臓六腑にまで伝わり、まるで体内がエクササイズしているような良い気分になるほどですから、奏者にとっては体全体で受け止めるバイブレーションが壮快でしょうね。



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 このパーカッショニスト、広田丈自(ヒロタジョージ)氏は、70年代から演奏家としての活動のみならず、TVや舞台、フィルムなどの音楽制作、音楽監督として英国を拠点にヨーロッパ、アメリカ、カナダ、メキシコ、香港など、世界を巡演して活躍しておられるお方なのです。携わったお仕事での受賞歴も数多く、この日も熟練の見事な桴さばきをご披露いただき参会者を興奮の渦に巻き込みました。
 今でこそ和太鼓は在英のグループもいくつかあり、私が住むこの田舎都市でもポスターが時々見られるほどになってきましたが、このヒロタジョージ氏こそ、和太鼓演奏に於いて草分け的な存在であられたのですね。




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 お寿司屋さんの屋台もセットされました。見ているだけで嬉しくなってしまいますね。パーティーのムード作り満点です。この日の参加者は100人を少し上回ったようですから、このお寿司シェフはいったい何個握られたのでしょう。
 他に五目チラシ寿司や、稲荷ずし、ポテトサラダ、豆きんとんなども用意されていました。何かと豊富にご用意いただき、和食の好きな参会者の味覚を満足させてくださったのです。





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 さて昨年の新年会での”着物の着付けショー”(ブログ)をご記憶の方もおいででしょうか。あの時鮮やかな手さばきで私たちの目をくぎ付けにしたRie Yanagisawaさんが、今回はお琴、お三味線で再び見事なタレントぶりをご披露くださったのです。一芸に秀でた方は二芸にも三芸にも秀でるということの見本のようなお方です。
 これは「春の海」を演奏しておられる時ですが、筝と、尺八ではなくてフルートによる二重奏をお聞かせくださいました。ゆったりとしたのどかな海辺の光景が快く脳裏に広がっていくような、そんな気分にさせられる素晴らしい演奏でした。
 フルート奏者のお名前を伺いませんでしたが、日本で三年間、尺八をご修業なされたのだそうです。この演奏の後で‘江差追分’を尺八で独奏されました。




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 Yanagisawaさんのお唄に合わせてしっとりと「春雨」を舞います。美しいですね。お名前を伺わなかったのが悔やまれます。




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 イギリスで日本舞踊をこんなに身近で拝見できるなんて感激してしまいます。でも日本で最後に日舞を見たのは10年前に京都で、しかも舞台の上でしたから、こんなチャンスに恵まれるのも外国ならではなのかもしれませんね。




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 後ろ姿も何てあでやかなんでしょう。
 ところでカメラを向けてから気付いたのですが、左端のポットとテーブルの位置はちょっと残念でしたねェ。




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 お衣装を替えて何曲も優雅な舞姿をご披露くださいました。
 今年の50周年を祝う新年会は、皆さんの記憶に中にいつまでも残ることと思います。





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 今年もジュリア クレメントさんのお姿をお目にかけられることを、大変うれしく思います(前列右からお二人目の方)。
 この方は、このイケバナインターナショナルロンドン支部の設立メンバーのお一人であられますから、今日の50周年をきっと感慨深く受け止めておいでのことと思われます。
 50年前と言えばクレメントさんはフラワーアレンジメント界では第一人者で、世界中に出かけてデモンストレーションなどをされ、英国風のアレンジメントを大変ポピュラーなものにされました。エリザベス女王さまから叙勲(OBE)されたのもそれらのことが評価されたからだそうです。
 何十冊も出版されたご著書の中に出てくる写真には、生け花的なデザインも数多く見られ、当時から生け花を高く評価しておられたことが歴然です。それゆえに設立メンバーとして生け花のロンドン支部を立ち上げ、ご高齢になられてもこの会場にお運びいただけるのだと思います。




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 お美しい方はお年を召しても尚、美しいのですね。御髪の豊さにも驚きです。 
 5月には102歳のお誕生日をお迎えです。この日もタクシーでおひとりで会場に見えました。お帰りもタクシーです。おみ足が以前よりもお弱りになられたようで今回はどなたかがタクシーに乗り込むまで付き添われましたが、おひとりで行動なさる所がご立派だと思います。今でも執筆活動をされ、取材にも応じるご生活のようです。

 (今回は薔薇園の写真の予定でしたが、新年会で写真を写しましたのでそれらを先にアップロードすることになりました。デイヴィッド オースティンの薔薇園は次回にご覧いただきます。)


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  1. 2008/01/23(水) 02:45:42|
  2. 生け花
  3. | コメント:6

寒に咲く花

                                15 January 2008


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1月14日の庭、08年-03 A

 他のシーズンは、直射日光が当たらないような樹木の木陰などで眠っていて、新年が明ける頃にひょっこりとつぼみを地面から持ち上げてきます。この時節、他に黄色いお花がありませんから、小さくてもよく目立ち、かわいらしいお花です。
 英語名はウインターアコナイト、学名はEranthis hymalis と言います。日本では節分草と呼ばれているようですね。
 キンポウゲ科の福寿草とイメージが重なってしまうのですが、節分草も福寿草も同じキンポウゲ科のようです。 




1月14日の庭、08年-14 A

 馬酔木の一種で、学名をPieris Katsuraと言います。カツラという日本名が学名に使われているようです。
 えび茶色のつぼみは咲くとピンク色になります。葉の色は緑ですが、新芽の頃は大変に美しいえび茶色をしています。




1月14日の庭、08年-15 A

 一般にピアリス ジャポニカと呼ばれている馬酔木の一種で、学名はPieris japonica Debutante です。
 これから春に向かってゆっくりと咲いていきます。




1月14日の庭、08年-07 A

 学名はSkimmia japonica ‘Rubella’(male) 、スキミヤジャポニカとは日本のミヤマシキミのことをいうようです。これはオギ(雄木)ですから花は咲きますが実はなりません。 
 常緑で艶のある美しい葉と赤い色の花との対比が、冬の庭にあって大変美しいと思います。



1月14日の庭、08年-16 A

 こちらは上と同じ日本のミヤマシキミの仲間で、Skimmia japonica ‘Foremanii’(female)です。 メギ(雌木)ですから、花だけでなく、美しい実も鑑賞できますね。赤い実が冬の間中、持続して楽しめます。



1月14日の庭、08年-13 A

 これもスキミヤの仲間ですが、他種とのミックスのようですね。お花が緑色で珍しいと思いました。学名は Skimmiya x confusa ‘Kew Green’です。良い香りが漂います。




1月14日の庭、08年-05 A

 冬花開く低木類の中で、香りにおいて群を抜いているのがこのサーココッカ(Sarcococca confusa)かもしれません。そばを歩く方が思わず立ち止まって、その沁みいるような香りの正体を探すほどです。



1月14日の庭、08年-06 A

 白い小さなお花はあまり目立ちませんが、つややかな黒い実が個性的です。緑の花材が少ないこの時期に、アレンジメントや生け花のあしらいとして大変重宝します。




1月14日の庭、08年-08 A

 今年もシルクタッセルブッシュ(学名;Garrya Elliptica Male)のタッセルが長く延びてきました。この木が一年中で一番魅力的に見える時期の到来です。少しの風にも優しく揺れています。



1月14日の庭、08年-12 A

 白いボケの花のつぼみが膨らんできました。ボケのことをイギリス人は俗に‘ジャポニカ’といいます。日本的な植物のイメージが強いのでしょうか。
 かなりの大株に成長したボケがあちこちにありますが、そろそろ花咲くシーズンを迎えます。


 
1月14日の庭、08年-11 A

 この白い花の咲く種類は、学名を Chaenomeles speclosa‘Nivalis’といいます。白はこちらでもまだあまり見かけません。気に入っています。 



1月14日の庭、08年-04 A

 ヘレボーラス ホワイト ビューティー (Helleborus White Beauty)のつぼみが見えてきました。



1月14日の庭、08年-02 A

 春から咲き始めたこのペレニアル ウオール フラワー (学名;Erysimum Bowles Mauve)は、まだ咲き続けています。休みなくお花を咲かせるせいでしょうか、宿根草ですのに4年から5年で寿命を終えてしまいます。 
 これは3年目ですからまだ大丈夫ですが、さし芽をして次の世代の準備をしなくてはなりません。
 


1月14日の庭、08年-18 A

 冬に魅力的な枝もの花木です。なんと言いましてもこのくねくねとした枝の曲がり具合が、フラワーアレンジャー達をとりこにするのです。
 細長い房状の部分はキャットキン(catkin)と言い、尾状花序で、これからさらに伸びてきます。



1月14日の庭、08年-17 A

 この木のことを普通には英語名でコーク スクリュー ヘーゼルとか、コントーティド ヘーゼルといいます。City &Guilds やNAFASでフラワーアレンジメントを学んだとき、レポートに記すプラント名は英語名では一切認めていただけませんでしたから、学名を覚えるのは大変な苦労でした。このプラント名の学名もコリラス アヴェラーナ コントータ(Corylus avellana contorta)と書かなくてはならず、苦労して覚えた名前のひとつです。


 
1月14日の庭、08年-10 A

 成長が待ちきれなくて、一年後にもう一本、同じコークスクリューヘーゼルを求めました。
これが二本目で裏庭に植えてあります。そのお陰で今では必要なだけ花材として切って使うことが可能になりました。

 次回からは昨年夏に訪れたデイヴィッド オースティンの薔薇園の写真をご覧いただこうと思います。ゆっくりしたペースのブログですのに、おいでいただきまして本当にありがとうございます。
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  1. 2008/01/15(火) 09:50:01|
  2. | コメント:10
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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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