イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

(Ⅱ)セントパンクラス・インターナショナル駅

                                   30 March 2008


人気ブログランキングへ

DSC00405_edited as

 昨年末頃からロンドンに出かける機会が増えました。時には電車の待ち時間を利用しては、広大な駅構内を散策し、ウインドーショッピングなどを楽しむこともあります。
 前回の1月7日に、まだクリスマスの飾りつけの取れない駅構内をご覧いただきましたが、今回はその後に写した写真をお目にかけたいと思いました。

 このブロンズの彫刻は‘The Meeting Place’というタイトルで、Paul Day という彫刻家の作品です。‘待ち合わせ場所’という意味のようですが、私などは渋谷の忠犬ハチ公を思い出してしまいます。でもハチ公に比べれば巨大サイズですね。9メートルもあるそうです。
 セントパンクラス駅は待ち合わせをするなら、ロンドンで最もロマンティックな場所という記述を何かで目にしましたが、実はあの彫刻のそばで人待ち顔の方を未だ私は見かけたことはありません。駅構内全体がとても洗練されたデザインですから、どこで待ち合わせてもきっとロマンティックだという意味なのでしょうね。


 
 

 DSC00395 as

 正面の丸い時計の下辺りに9メートルの高さのブロンズ像が大変小さく見えます。





DSC00454 as

 この日はあいにく雨模様でしたが、駅から外に出て駅舎を写しました。駅構内はこの建物の後方に続いておりますが、その一部が右手後方に見えます。





DSC00455 as

 このセントパンクラス駅舎は、1868年(明治元年)の完成だそうです。壮大なゴシック建築ですね。『リチャード三世』の映画(1995年)では、王宮の設定でこの駅舎が登場し、宮殿の前には川が流れているそうです。





DSC00557 as
  さて再び構内ですが、この正面に浮かぶように見えるのはシャンペインバーです。ここを‘待ち合わせ場所’にするのもロマンティックなのかもしれません。夕方から夜にかけていつも満席状態にみえます。
 実はあの後方は私も利用する、ミッドランドメインラインのプラットフォームにつながっていて、多くの通勤客もこの駅を利用しているのです。いうことはシティーなどに通う勤め人が、帰宅途中に‘赤ちょうちん’に立ち寄る感じで一呼吸入れているのかもしれませんね。






DSC00561 as

 シャンペインバーの座席は仕切りのあるボックス席で、ユーロスターの線路に沿って長く伸びています。中央前方がカウンターで、テーブル席は右手前に見える部分がすべてそうなのです。座席は通路よりもやや低くなっていて、エンジョイしている方々の様子はその方々が立ち上がらない限り良くみえません。
 このボックス席はカウンターをはさんで後方にも長く伸びているのです。私はまだここでシャンペインを楽しんだことがありませんので、なかの様子が本当はどうなっているのか、よくわからないのです。一度ここで待ち合わせましょうと仲の良い友人と話してはいるところですが。





DSC00422 as

 上の写真は夜写しましたから天井が暗いのですが、こちらは同じ場所を昼間に写しました。ドーム型の天井の一部がガラス張りになっていますので、構内は空模様を反映します。





DSC00577 as

 シャンペインバーの後方はプラットフォームにつながっています。右側に止まっている電車がパリやブリュッセル行き、そして正面の電車がいつも私の乗るミッドランドメインラインの電車です。
 車内も綺麗でイギリスの新幹線という感じですが、イギリスでは高速でも各駅停車でも料金に差のないところが有難いところです。
 ところがこのラインは普通車よりもファーストクラスの方が多いのです。シティーなどに通う高給取りの方々が通勤用に利用しているのでしょうか。テーブルの上にはワイングラスやコーヒーカップなどがセットされているのが垣間見えます。
 私はまだ一度もファーストクラスを利用したことはありませんし、地元の私の友人達(典型的なミドルクラスの方々ですが)と一緒に出かける時も、どなたもファーストクラスでなどとは言いません。
 ただ、一度ロンドンに住む日本人の友人3人を迎えたことがありますが、彼女たち、時間ぎりぎりに電車に飛び乗って座席が無く、ファーストクラスに移動したということを聞きました。コーヒーのサービスを受けて、とっても快適だったそうなのです。
 





DSC00576 as

 ユーロスターの内部を覗いてみました。すぐにでも飛び乗ってオランダやベルギーやパリに行きたくなってしまいます。





DSC00401_edited as

 こちらのブロンズ像も昨年の11月に、新ユーロスター駅の開通を記念して設置されました。この方こそ、この豪壮な駅舎を今に繋いでくださった立役者、Sir John Betjeman(1906~1984)なのです。
 1960年頃にこの駅舎は新開発のため取り壊しの危機に直面したことがあります。その当時、詩人として活躍中の彼は、その構想に対して反対運動に立ち上がり、その運動の強力な推進力となったのだそうです。東京駅の一件を思い出し、思わず背筋が寒くなる思いを致しました。
 彫刻家の名前はMartin Jennings という方です。 
 ‘待ち合わせ場所' からは数十メートルしか離れておりません。皆さまも機会がありましたら、ぜひこのジョン ベッジャマンさんにも会ってあげてください。


人気ブログランキングへ✰←こちらをクリックしていただきますとランキングのポイントになります。おいでいただきましてありがとうございました。



スポンサーサイト
  1. 2008/03/30(日) 00:21:08|
  2. 外出先にて
  3. | コメント:8

万葉植物‘三枝’との出会い

                               24 March 2008


人気ブログランキングへ

DSC00159_edited q

 英国に暮らし始めたころから、もし叶うならば自宅の庭に植えたいと願い、探し求めていた植物に三椏(三又)があります。こちらの園芸図鑑に名前は掲載されていますが、実際に庭園などで見かけたことはなく、入手困難なプラントなのかとほぼ諦めておりました。
 ところが数日前、いつものガーデンセンターでそのあこがれの植物に出会うことができたのです。




DSC00164_edited q

 Edgeworthia Chrisantha (=E.Papyrifera)、求めていたミツマタに間違いありません。係りの方の説明では、三鉢仕入れて二鉢はすでに売れましたとのこと、でも一鉢は残っていたのです。何て幸運な出会いでしょう。
 車の後部座席に乗せましたところ、じんちょうげ科なので、車内はたちまち香水をスプレーしたような良い香りに満たされました。
 春されば まづ三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあらば 後にも逢はむ な恋ひそ吾妹 
 ミツマタが柿本人麻呂の歌にも詠まれている、いわゆる万葉植物のサキクサ(三枝・・・異説はあるようですが)であることは学生の頃から意識しておりました。
 この芳香との久々の再会にも感激です。そして何より、万葉歌人と同じ香りを共感しているのかしらと思う瞬間は何やらロマンティックですね。




DSC00153_edited q

 ひと雨ごとに牡丹の蕾が大きくなります。




DSC00152_edited a

 こちらは別の種類です。すいすいと伸びやかに葉を広げ、気持ちの良い姿です。




DSC00127_edited q

 今年も花桃(Prunus Versicolour)が咲きました。赤いお花は、今年は数えるほどしかありません。



DSC00130_edited q

 ほとんどが白花です。2000年に植えましたから、今年は8年目です。やっと一人前の桃の木らしいサイズになりました。



DSC00155_edited q

 この木立性のヘレボーラス(Helleborus argutifolius)は開花の時期がやや遅くて、今ごろ咲き始めました。



DSC00173_edited q

 フリティラリア インぺりアリス オレンジ パーフェクション (Fritilaria  Imperialis orange perfection)も、もうすぐ咲きそうです。
 記録では2001年に植えたことになっていますから、一度植えれば毎年繰り返して出会えるということですね。



DSC00139_edited q

 この日本種の桜はすぐ近くの街路樹です。もう半月ほど前から咲いていますが、種類名は定かではありません。こちらでは気温の上昇がゆっくりなので桜の開花期間も長いのです。




DSC00136_edited q

 松の緑をバックに、コンビネーションも何となく日本的ですね。




DSC00140_edited q

 ふと日本のさくら、ソメイヨシノを思い出してしまいます。


人気ブログランキングへ✰←こちらをクリックしていただきますとランキングのポイントになります。おいでいただきましてありがとうございました。



  1. 2008/03/24(月) 11:24:03|
  2. | コメント:17

椿も咲いて!

                              
                     19 March 2008


人気ブログランキングへ

DSC00103 b

 エレガンス(Camellia Japonica Ellegans)が咲き始めました。
 今年の復活祭(イースター)は3月の23日ですが、周辺には春の花々が咲き初め、復活祭ムードもたかまってきました。「どうぞ素敵なイースターをお過ごしください」とお互いに挨拶を交わし合うのが習わしです。




DSC00094 b

 これはヴァイバーナムの一種(Viburnum bodnantence Charles Lamont)で、昨年の秋から咲き続けています。沈丁花のような良い匂いが周辺に漂います。
 後方のレンギョウの黄色と重なって華やかな雰囲気になりました。




DSC00117 b

 これは春咲きのヴァイバーナム(Viburnum Burkwoodii)で、多くの方が‘ヴァイバーナム バークウッディアイ’と発音しています。こちらも良い香りです。




DSC00116 b

 前回、お目にかけた‘枝垂れネコヤナギ’も、お花が膨らんできました。




DSC00064 b

 昨年秋から咲き続けている十月桜(Prunus ‘Autumnalis Rosea’の今の様子です.真冬の一時期、極端な寒さでお花が傷められたことはありましたが、総じて健気なイメージのプラントです。




DSC09856_edited s

 ミヤマシキミ(雄木)は、えび茶色のつぼみの時期が長くて素敵ですが、このところ白いお花を見せ始めました。後方に見えるのはアシビで蕾はまだまだ固そうです。




DSC09888_edited s





 DSC00061 b

 ここはハーブ専用のキッチンガーデンの一角で、青シソなどがを植える場所です。このところ草花の数が増えて反省を迫られていますが、でもこの部分は夏の間コークスクリューヘーゼルの樹下になりますから影響はありません。野生のプリムローズや、昔ながらのブルーアネモネが可愛いのです。




DSC00057 b

 冬咲きのシクラメン(Cyclamen coum)も見えますね。手前はクリスマスローズです。




DSC00073 b

 このブルーのアネモネはこちらではよく見かける種類です。私がこの家に住み始めた時、お隣さんがお庭から掘り上げて持ってきてくださったものです。




DSC09876_edited s

これも古いお庭ではよく見かけるラングウオート(Lungwort)で、乾燥した日陰でも雑草のように元気の良いプラントです。学名はPulmonaria officinalis、早春に咲くブルーのお花が貴重ですが、花後に葉がうどんこ病に侵されてしまうのが難点でしょうか。
 私は葉をすべて刈り取ってしまいますが、それでも早春にはピンクでのちにブルーに変わる可愛いお花を咲かせてくれます。




DSC00119 b

 ピンクの縁取りが気に入って五年ほど前に求めましたが、直後から次第に元気を無くし葉もほとんど落ちて、一時は九分九厘駄目だとあきらめたことのある椿(Camellia Jyapnica Margaret Davis)です。
 ほとんどの枝を払い、盆栽の文人造りのような姿にして日陰に置き様子を見ておりましたら、少しずつ回復してきました。今年は10個ほど蕾を付けています。花が咲き始めてからはカーポートに取り込みました。
 


DSC00016 b

 冬の間は外で管理しておりましたが、咲いたお花は寒さのせいで花弁が茶色っぽく変色してしまいました。そのため今はコンサバトリー内での管理です。赤い椿は大丈夫ですのに、このような淡い色の花弁は極端な寒さには弱いように思います。名前はCamellia ‘Special occasions’。




DSC09922_edited ss

 これはまだ外に置いてあった頃に咲いたもので上と同じ椿です。本当は椿はこのように外で咲かせたいのですが。




DSC09810_edited s

 柚子の接ぎ木苗に二度目の花が咲きました。今回はお花の数も多めです。




DSC09818_edited s

 左側の柚子苗はここで種から育った実生苗ですが、いつの日か一緒に二鉢並んで、花咲く日が訪れるかもしれませんね。ちなみにこの実生苗は9年ほどになります。



人気ブログランキングへ✰←こちらをクリックしていただきますとランキングのポイントになります。おいでいただきましてありがとうございました。
  1. 2008/03/19(水) 02:15:17|
  2. | コメント:10
次のページ

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。