イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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秋色の庭

                             31st October 2009


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 庭も次第に秋の色になりました。お向かいのお宅のお庭からそびえ立つ2本のポプラの樹も日ごとに黄色味を帯びてきます(ポプラの手前に白い樹皮の細い樹が重なるように見えますが、あれはまだ若木の白樺です)。
 このポプラは樹高が30m近くあるのではと思えるほど丈高で、風を受けるたびにパラパラパラパラ・・・という葉擦れの音が周辺にこだまし、何だか不思議に私の耳には快いのです。





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 ニシキギ(Euonymus alata)が赤く色づいて、この庭にも確かな秋が訪れたことを教えてくれます。




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 ニシキギという日本名が示しますように、本当に美しい紅葉ぶりです。





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 ほんのおひとつですが、初生りの柚子も順調に色づいてきました。直径7cmの大きさになり、嬉しさもひとしおです。鉢植えですから薔薇、ホットチョコレートの傍に移動させて、一緒に記念撮影をしました(撮影日;10月30日)。




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 少し強めの風にあおられて、ポプラの上体が大きく動いていますね。左側の樹は白樺で大変に美しい樹形をしております。樹齢は60年ほどとも聞きました。丈は20m近くありそうです。
 ポプラも白樺も周辺の庭木の中では群を抜いて丈高です。落葉後の繊細な梢の彼方から昇る太陽や月の風情もなかなかですが、早春の頃、日ごとに青み行く芽吹きも大変美しく、四季の変化を楽しませてくれます。




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 ススキも枯れてきましたが、こんな感じも風情があります。





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 リンドウは少しづつ咲き代わり、まだお花が見られます。





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  寒くなるにつれ、このような赤い実のなるプラントが嬉しくなります。これはスキミヤ ジャポニカの一種ですが、ラベルを見失いました。多分、Skimmiya Japonica reevesiana ‘Robert Fortune’ではなかったかと思います。





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 何と申しましてもヒイラギの赤い実は、クリスマスがそれ程遠からず訪れることを周辺にアピール致します。今に小鳥たちの御馳走になるのですけれど。





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 この白い縁取りのあるヒイラギに実が付いているともなりますと、クリスマスのリースやアレンジに大変重宝します。でもゆっくり成長する種類なので思うように枝切りは出来ないのですけれど。





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 今年はそれ程強い風も吹きませんでしたから、ゴールデン オーツ(Stipa gigantea)の穂が折れずに沢山残っています。右のカエデ(Acer palmatum ‘Dissectum Atropurpureum’)も紅葉して、紫から赤に変わりました。
 黄葉している鉢植えは枝垂れ柳です。




 
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 階段の踊り場の窓から和のコーナーが見えます。上がり下りの際、毎日何度もここで足を止めて、外の景色を眺めます。





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 サーシス、フォレストパンジー(Cercis canadensis ‘Forest Pansy’)のハート形の葉が個性的です。右に見えますのは、お花の終わった宮城野萩です。





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 緑色の部分が黄葉して元の銅葉色と混ざり、得も言われぬ色合いになりました。





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 このセイヨウマユミ(Euonymus europaeus Red Cascade)は、英語名ではスピンドルツリーと呼ばれており、紅葉の美しい種類です。ピンク色の実も(左に一つだけ見えていますが)大変に魅力的ですから、成長を愉しみにしているのですけれど、どうやら目に見えて大きくなる種類ではなさそうです。
 木の後ろに見える白いお花はダリアです。 




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 お花の少ない時期に、勢いよく咲き続けるダリアは、周辺のプラント達にも元気を与えてくれているようです。




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 今年の長期の天気予報は暑い夏ということでしたから、桃太郎トマトだけでも16本ほど畑に植えました。ところが予報に反し、雨は多く気温も低めの涼しい夏でやはり今年もトマトは育ちませんでした。本数は少なくても昨年のようにグリーンハウスで栽培すればよかったと後悔しています。

 庭のキッチンガーデンに植えたプチトマトだけは大丈夫で、これは先端部分のきょうの状態です。寒くなりますと青いまま黒ずんできますが、さてこれらを最後の一粒まで収穫できますでしょうか。傍の山椒の木の傍で、寒さから守られているような気がします。種類はサンゴールドです。





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 この写真は10月19日に大小すべてのカボチャを収穫したときに写しました。三種類ほど植えましたが本数が少なかったこともあり、今年は例年に比べて半分ほどの収穫です。
 近年こちらでも、普通のスーパーマーケットでカボチャが‘カボチャ’という日本語名で売られるようになりました。外観はそっくりで確かにおいしいのですけれど、やはり同じ美味しさではありません。日本の種で自分で栽培したものにはホクホク感もあれば独特の風味もあるように思います。




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 地元のフローラルソサエティーの今月の例会でデモンストレーションをなさった方は、ニックさんです。ジーンズにエプロン掛け、気どりがなく親しみやすい花屋のお兄さんという感じでした。こんなに若くしてNAFASのデモンストレーターの試験に受かるのですから、有能なお方であられるはずなのです。

 ペデスタルに巻きつけている植物素材が興味深かったのですが、ワイルドクレマチスの蔓だと説明されました。秋の素材や色を上手に使って素敵なアレンジメントに仕上げていますね。
 デモの間中、お話がストップすることはありません。口八丁手八丁であることはデモンストレーターとしての大切な要素のひとつなのです。




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 秋の季節感あふれるアレンジですが、ご注目戴きたいのは、前面で中央よりもやや左寄りの数枚のホスタの葉っぱ達です。こちらのアレンジャーの方々は、虫穴の開いた葉や枯葉、朽ちかけた葉などを作品の中に巧みにあしらい、作品効果を高めることに長けておられるように思います。でも、これほど見事に穴の開いたホスタの葉がアレンジに使われるのを見たのは初めてでした。




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 更に近づいてご覧ください。これには参会者の方々も初めは大爆笑でしたが、でも周囲にあしらわれている美しい花々とのコントラスト効果も見事で、私も深く感じ入るものがありました。このデモンストレーターには、閑寂な趣を理解する深い美意識がお有りなのかもしれません。



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  1. 2009/10/31(土) 10:40:13|
  2. | コメント:17

5)チェルシーFS,展示館

                              21st Octber 2009


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  前回に引き続き、展示館(The Great Pavilion)の中のディスプレーをご覧ください。


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 ツリーピオニー(Tree Peony)とこちらで呼ばれております牡丹のディスプレーです。牡丹(学名;Paeonia)は、イングリッシュボーダーガーデンでも王者格のプラントだと思います。
 こちらでは薔薇やクレマチスは比較的お手頃な価格で購入できますし、しかもそれ程年数を経ずしてしかるべく大きさに成長し、美しいお花を見せてくれるようになります。
 ところが牡丹は1~2輪しか咲かないような若い苗でもかなり高額、しかも成長もゆっくりですから、お庭に複数のお花をつける牡丹が一株あるだけでも、人々はきっと、ご自慢のプラントの一つに数えることでしょう。




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 絞り模様のお花が視線を引き寄せます。‘コクリュウニシキ’ですって! 日本からやってきたボタンに違いありません。こんな出会いは嬉しいですね。




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 こちらは芍薬のコーナーです。
 芍薬の学名も牡丹と同じPaeoniaですが、英名では牡丹がツリーピオニーであるのに対し、シャクヤクは単にピオニー(Peony)と呼ばれています。





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 芍薬も素敵ですね。ピンク色のカップで中が白いのは、偶然にも私の庭にもありますが、Paeonia Lactiflora ‘Bowl of Beauty’と言い、人気のある種類のようです。


 

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 このKelways という種苗会社は牡丹、シャクヤク、アイリス専門で、毎年チェルシーに出展しておられます。
 他の種苗会社もそうですが、来訪者はこれら展示されているお花を見て、好みの種苗の註文がこの場でも出来ますし、カタログを戴いて帰れば後日の注文も可能です。業者にとりましては、チェルシー出展は、ビジネスの格好のチャンスの場でもあります。




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 美しいお花を観賞した後はこんなグラス類が目に優しいですね。





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 フラワーアレンジメントの盛んな国ですから、このような南方系のお花のディスプレーも何か所にも見られます。





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 トロピカルなお花、フルーツ、観葉植物などが南アフリカやジャマイカ島、さらにはバルバドスからも、このチェルシーショーに出展されているようです。





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 ジョージ王朝(1714~1830)のころ、このオーリキュラ(Auricula)栽培は、17世紀のチューリップマニア(Tulipomania)にも匹敵するほど、熱狂的に流行したという記述を読んだことがあります。
 当時からこのようなAuricula Theatreという段飾りに並べて観賞されていたようです。
 家にもありますが、プリムラのようなお花が咲き、葉は丸くてやや厚みがあります。





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 アリウムやアマリリスのディスプレーです。





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 コッテージ ガーデン プラント(Cottage garden plants)と銘打った展示です。カントリーガーデンに似合うプラント達ですね。
 左前方に日本原産のナルコユリも見えています。こちらでは英名でソロモンズシール(Solomon’s seal)と呼ばれています。




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 球根の植物たちですね。




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 このショーを訪れた日は5月20日でしたが、チューリップも水仙もこの時期に合わせて開花調整されていました。




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 また南方系のトロピカルなお花たちです。ディスプレーそのものが大変美しいフラワーアレンジメントです。




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 南方系のお花はイギリスでは比較的高額ですが、インパクトが強く、しかも長持ちしますので人気があるようです。




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 観葉植物のディスプレーも美しいですね。




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 ベゴニアのベースに、苔は大変良くマッチして見えます。





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 学名でぺラゴニューム(Pelargonium)とも、又は英語名でジェレイニアム(Geranium)とも呼ばれていますが、いわゆるゼラニウムです。
 こうして一同に並んでいるところを見渡しますと、ゼラニウムにも強烈な色から淡い色まで本当に色彩のバラエティーが多いのですね。





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 ホスタは英国人の間でも人気の植物で、戴いてきたカタログをざっと見ましても一千種ほど種類名が羅列されております。
 ホスタとデイ・リリーの愛好会(BRITISH HOSTA AND HEMEROCALLIS SOCIETY)もありますようで、ホスタの人気のほどがご想像戴けることと思います。
 ちなみにヘメロカリス(Hemerocalis)は、お花が一日でしぼむニッコウキスゲやユウスゲ、カンゾウのような植物ですが、英国にも品種改良で多数の園芸品種があります。ホスタとキスゲ類の風雅には相通じるものがあるのでしょうね。




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 展示館の中では圧倒されるような華やかな花々の中を歩き回りますが、これらホスタの前に佇みますと大きく深呼吸をしたくなるほど、ホッと致します。




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  1. 2009/10/21(水) 00:22:40|
  2. チェルシーフラワーショー
  3. | コメント:5

4)チェルシーFS、展示館の中

                             13th October 2009


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今回はパヴィリオン(The Great Pavilion)の中をお目にかけたいと思います。
 巨大な仮設展示館の中は、100を超える国内外の花卉園芸業者が、自園で開発した新種を含む選り抜きのプラントを持ち込み、工夫を凝らした効果的なディスプレーで見学者を魅了します。その上、盆栽やフローリストなどのソサエティーの出品も加わりますから、館内のムードも一層華やなものとなり、熱気を帯びます。
 今回はそれらの一部ですが、ご覧下さいませ。


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 イギリスの方々もクレマチスの愛好家は多く、数えきれないほどの種類があるようです。




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 4~5年前でしたが、‘SHIRAYUKIHIME’という日本名のクレマチスに、このチェルシーショーで出会いました。純白で美しい姿形をしていましたから今年も会えるかしらと探しましたが、見つかりません。業者の方も、数ある種類の中、どの種類を展示用に持ってこられるか迷われることでしょうね。





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どの展示も前後左右、どの方角から見ましてもほんとうに素敵で、四方が正面の美しいディスプレーです。




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 百合の種類も多いです。




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 大きなサイズの見事なお花たちです。




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 ヒューケラ(Heucheras)も、当然ながら、葉もお花もベストの状態での展示ですね。





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 イングリッシュボーダーには、これらオーナメンタルグラス類(Ornamental grasses)は欠かせない存在かもしれません。イギリスには多くの種類のグラスがあります。




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 これらはすべてグラスたちです。中には耐寒性ではないものも含まれています。




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 繊細で美しいですね。




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 熱帯性のお花ばかりですが、Essex州の英国国内の業者の展示です。




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 ヴィオラも展示されています。




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 英国では、野辺に出れば雑草として茂っているようなプラントでも、ガーデンセンターなどでお庭用に苗が売られています。自然調のお庭を愛するイギリス人には、その場にふさわしいかどうかが、プラントを選ぶ基準のようです。




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 デリケートで優しい植物たちです。




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 このグリーンの菊の人気は特に高いようです。




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 フラワーショー用のお花とは言え、これらルピナスのコンディションも素晴らしいですね。





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 ヒヤシンスも、この5月半ば過ぎのフラワーショーに合わせて開花時期を調整したのでしょう。他にもチューリップ、水仙、ボタン、芍薬などの展示がありましたが、業者はひたすらチェルシーショーに合わせて開花調整をされたことでしょうね。一週間早くてもいけませんし、遅く咲いてもいけないというところで、神経を遣われることでしょう。




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 前列中ほどに見えます濃い紫のプラントは紫蘇だと思います。イギリスでは近年、紫蘇が花壇用に売られるようになりました。青シソはハーブコーナーで見かけます。
 学名(Perilla frutescens)の他に、Shiso、Wild basil, Wild red basil, Chinese basil, などの名前があるようです。お寿司と一緒に渡ってきた、日本発のハーブという感じが致します。

 パヴィリオンの中の写真は、残りを数回に分けてご覧いただくつもりです。


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  1. 2009/10/13(火) 04:24:03|
  2. チェルシーフラワーショー
  3. | コメント:11
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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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