イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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ロンドンバスに乗って

                                20th December 2009


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 心ならずもブログに戻れない日々がひと月余も続きました。お立ち寄りいただきました皆様にはご無礼のお詫びを申し上げます。



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 ひと月の間に私用も含め5回ほどロンドンに出かけました。網の目のように張り巡らされたロンドンバスの利用に慣れていない私は、めったにバスを利用することもありませんでしたが、この日は旅上手の友人に促されてボンドストリート駅辺りからピカデリーサーカスまでバスに乗りました。
 行動的な友人はさっさと二階に上がり、最前列に着席しました。私もこれは良いチャンスとばかり、小さなカメラを取りだして早速何枚か写真に収めたのです。この通りはオックスフォードストリートで、バスはオックスフォードサーカス方面に向かっているところです。




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 二階席の最前列に陣取るなんて私には思いもつかなかったこと、初めての経験です。この高さとこの角度から歳末の人通りを眺めるなんて何とも言えない快適さ、そしてこのゆっくりと走るところも気に入りました。普段は田舎都市に住んでおりますから、周りをきょろきょろ見渡しながらおのぼりさん気分が味わえるのですもの。私もロンドンバスのファンになってしまいそうです。




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 左側にジョンルイスの看板が見えます。もうすぐオックスフォードサーカスです。





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 バスは、オックスフォードサーカスをリージェントストリートに向かって大きく右折しようとしているところです。この場所が最近スクランブル交差点に変わりました。ロンドン市長さんのお話によりますと東京の渋谷交差点にヒントを得たのだそうです。





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 今年のリージェントストリートのデコレーションはこの星型のイルミネーションです。写真ではまだ明るい時刻で目立ちませんが、夜になれば素敵な輝きを見せておりました。カラフルな派手さこそありませんが、品位のあるデザインだと思います。
 ロンドンにお住まいだった方がご覧になられましたら、この辺りも懐かしい!と思われる場所の一つではないでしょうか。



 
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地元のNAFAS(ナショナル アソシエイション オブ フラワーアレンジメント ソサエティー)の例会も、12月はいつものようにクリスマスデモンストレーションでした。タイトルは、‘Christmas is Coming’、そしてデモンストレーターはナショナルデモンストレーターの資格をお持ちのMargaret Rumensさんです。

 デモ用の花材費をサポートするためにほぼ全員が入場時にラッフルチケットという籤を買うのですけれど、デモ終了後デモンストレーターが籤をひきます。めったに籤に当たる幸運が巡ってこない私ですが、今回は左端に見えます黄色いバラの作品を家に持ち帰ることができました。小さく見えますが実際にはかなり大きな作品で、素敵なアレンジメントでした。





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 英国国内でしたら津々浦々にこのようなNAFASの支部組織がありますが、今夜も120人を超えるメンバーがこの場所に集い、ひと時を楽しんでいます。この地元の組織も発足してすでに50年の歴史がありますそうで、オーガナイズの大変しっかりした確固たる組織だと思います。




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 デモンストレーションを拝見するため毎月のように例会があります。私も所属してすでに15年を超えましたし、素敵なお仲間にお会いできるのがいつも楽しみです。この方々を対象に夏には生け花のワークショップも要請されて致しましたが、単純化された美を追求する日本の生け花はイギリスのフラワーアレンジャーにとりましても大変興味をそそられる対象のようです。
 新しく立ち上げたロンドンの生け花組織、そして英国の伝統的なフラワーアレンジメントの地元の組織、私にはいずれも大切で、これからも長く深く関わっていくことと思います。



 

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 18日の朝、二階の窓から眺めた日の出の様子です。8時半ごろでした。初雪が積もっています。





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 和のコーナーには雪が似合いますね。




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 裏庭のランプやポールに絡みついたアイヴィーにも雪が降り積もりました。





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 ‘コントーティドヘーゼル'もしくは‘ツイステッドヘーゼル'(学名:Corylus avellana contorta)と呼ばれ、フラワーアレンジャーたちに人気の低木がすっかり落葉し、くねくねと曲のついた枝ぶりで冬の庭を楽しませてくれています。それらの枝に降り積もった雪にも味わいがありますね。
 来英したばかりの頃、日本では見かけたことも無かったこの植物に大変感激して、一度に2本も植えてしまった私です。今では花材として惜しみなく使うことができるほど成長しました。





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 上記のコントーテドヘーゼルの枝を一本切り取って、クリスマス風にシルバーをスプレーしました。そこにウメモドキ、カラー、庭のヒイラギ(Ilex Golden Milkboy)をあしらってみました。

 このウメモドキは‘Japanese winterberry’の‘Irex serrata’ではないかと最近まで思い込んで参りました。ところがこちらのフラワーマーケットで一般に流通しております種類は、どうやら‘American winterberry’の方で‘Irex verticillata'ではないかと気付かされました。よく見れば枝の張り方や実の付き加減もいくらか異なるようです。お花屋さんでは単にIlex sprayなどと記されて売られておりますから、種類名までは知ることができません。


 


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 コントーテドヘーゼルの枝はそのままで、今度は庭から実の付いたヒイラギを刈り取りシルバーを少しスプレーしてみました。お花はヘリコニアです。中央のブルーの実はヴァイバーナム タイナス(V.tinus 'Gwenllian')の実です。

 二作とも同じヘーゼルの枝を使用し、あしらう花材が異なりました。
 このコントーティドヘーゼルは枝の曲がり加減は千差万別、どんな花材をあしらいましても、一つの作品に仕上げてくれる本当に面白い花材だと思います。
 



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 クリスマスももう目前です。近くのガーデンセンターにもトナカイの引くソリに乗ってサンタクロースがやってきました。サンタクロースは、特別室で子供たちのプレゼントのお願いを聞いてあげているところです。そのお部屋の前にはご両親を伴った子供たちの長い行列が出来ておりました。
 その間、レインディーアと呼ばれるこれらのトナカイさんたちは、サンタクロースのお仕事が終わるまで外で待機しているのですけれど、子供たちとの触れ合いも楽しんでいます。触ったり一緒に写真を撮ったりで子供たちも興味津々です。





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 皆さまもどうかお幸せなクリスマスシーズンをお過ごしになられますように心からお祈り致しております。




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  1. 2009/12/20(日) 22:57:19|
  2. 外出先にて
  3. | コメント:24

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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