イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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日英修交150周年

                                  16th January 2009



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 日本と英国の間に通商条約が締結されましたのは、1858年8月ということですから、2008年で150周年を迎えたことになります。この記念の年をお祝いし、英国全土では2009年12月末まで各種各様のイヴェントが開催されました。その数は451にも上ったと伺っております。
 150年の両国の関係は歴史書を紐解けば明らかなように、決して平和な時代ばかりが存続してきたわけではありません。
 この大きな節目の年に当たり、今後の日英両国の、そしてもちろん諸外国との関係も含め、揺ぎ無い友好と永遠の平和を、私も心から祈念したいと思います。






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 私たちの生け花のグループ展も、記念の公式イヴェントとして公認していただきますよう、在英大使館を中核とする組織体(在英日本商工会議所、日本クラブ、THE JAPAN SOCIETY、Mitsubishi Corporation) に認可の申請を致し、公認していただくことが叶いました。
 組織の新しいスタートの年が、奇しくも日英友好150年の年に重なり、小規模な生け花展ながら、‘華々しく’デヴューさせていただきましたことに感謝し、メンバー全員で喜びを共にしました。

 英国のフラワーアレンジメントではチャペルを会場にするのは普通のことですが、さて生け花という単純化された美の形が会場の華やかなステンドグラスとどのような対比を見せますやら、多少の不安も抱えながら当日を迎えました。
 ステンドグラスを通して差し込む太陽光が、会場の展示作品をライトアップするかのように照らし出し、神々しいような光景を目の当りにした時、不安は杞憂であったことを瞬時にして悟ったのです。来訪者の評判も上々で、この素敵なチャペルとのご縁にも深く感謝致しました。

 さらにこのようなイヴェントは数人の努力だけで良い結果に結びつけることは出来ません。コミティーメンバーや組織に所属する会員の方々みんなで協力して、この日を迎えられたことにも大きな感謝です。





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 ジャパニーズ トラディッショナル フラワー アレンジメントを見るために、大勢の方が会場に見えてくださいました。




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 このイヴェントの主目的は、生け花の紹介であり生け花を通しての文化交流にあります。それを三つのカテゴリーでいたしました。まずは作品の展示です。次に作品の仕上がるプロセスを見ていただくためのデモンストレーション、そしてこの生け花体験です。この体験コーナーは終日、常に順番待ちの方がおられるほどの盛況振りでした。





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 指導には、私たちの組織の指導資格を持つメンバーが当たりました。休む間もないほど次々と体験希望者が見えて嬉しい悲鳴です。みんな一生懸命です。






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 この11歳の男の子も念願の体験が叶いました。この会場に到着するまでの道中、本当に子供でも体験させていただけるのかな~と母親に問いかけながら来られたそうなのです。初めての作品が完成しました。


 

 

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 イヴェント コーディネーターの方から、私はこの広い素敵な場所を提供していただきました。前日の深夜に及ぶまで連絡に次ぐ連絡、とても自分の作品どころではありませんでしたが、何とか与えていただいた場所を埋めることができたかと思っております。春を迎える歓びのようなものが、いくらかでも表現できましたでしょうか。

 モンタナと言うクレマチスのツル、南天、椿、松の4種は庭からの調達です。季節は2009年の早春でしたから、庭には展示にふさわしいお花はほとんどありません。レンギョウや桃の花、ユリなどをお花屋さんから求めました。流木(ドリフトウッド)は一昔前に購入したものですが、レッドウッド(Redwood)でカナダからの輸入品だと業者の方からは伺っております。






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 昨年の11月末に、この一連の大プロジェクトが、成功裏に終了することをお祝いするレセプションが開かれ、各参加団体もご招待を受けました。
 この写真は離れたところから、小さなカメラでご迷惑にならないように写したつもりです。駐英大使様をはじめ、王族の方、JAPAN-UK 150関連のご要職にあられる方々がスピーチをなさいました。

 



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 この会場は大英博物館のThe Great Courtというホールです。荘重な雰囲気で、私には場違いな印象を受けておりましたが、思いがけず、存じ上げている方々が何人も参列しておられ、みるみる肩の緊張が抜けてリラックスムードに変わりました。その後は楽しいおしゃべりに興じましたことは申すまでもありません。





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 会場では和太鼓や筝の演奏もありました。

 この写真ではパーカッショニストの方々の映像がはっきりしませんが、これは打楽器演奏時の体の動きと振動のためで、写真には一切手を加えてはおりません。これだけのバイブレーションを体全体で受け止める和太鼓は、本当に大変な打楽器なのでしょうね。演奏と同時に五臓六腑のエクササイズも出来ますし、健康にも大変よろしいのではないかと想像されます。

  このパーカッショニスト、ヒロタジョージ氏(中央)は、70年代から英国を中心に活躍しておられ、ヨーロッパに於ける和太鼓の草分け的な演奏家だと伺っております。その彼の、本当に見事な熟練の撥裁きに再度お目にかかれ、大変感激いたしました。
 




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 最近の庭の小鳥たちの様子です。このひまわりのむき身には、やはりゴールドフィンチの数が一番多いようです。





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 右側の小鳥はグリーンフィンチです。





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 チャフィンチ(Chaffinch)も愛らしい野鳥です。
 隈取り化粧を施したようなゴールドフィンチの表情にも、愛嬌がありますね。





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 このファットボール(ナッツ類と油脂を固めたもの)にやって来るのは、ブルーティット(Blue tit)です。体長は12センチほどでシジュウカラよりも小さ目です。頭部、羽、尾はブルーで美しく、動きもアクロバット的、見ていて飽きません。この鳥は日本には棲息していないようですね。





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 今年は三十数年ぶりの寒波とやらで、雪の降る日や、雪で地面が凍りついた日が長く続きました。野鳥達にとっては受難の冬で、食べ物を探すことが出来ないばかりか、相当数が凍死するのではないかと心配されます。人間に出来ることは、まずは出来るだけたくさんの餌を庭に撒いたり餌かごに補ってあげることでしょうか。
 水も凍り付いて飲めないので、家では定期的にお湯を容器に入れて与えています。すぐに冷めるのですけれど、凍るまでの時間が長引くことを期待しているのです。





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 ロビンはいつも可愛いです。小虫を食べるのですが、パンも食べられるのでラッキーでしたね。





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 ブラックバードは凍った地面から、好物のミミズを掘り出すのは大変だと思います。でも木の実も好物ですし、りんごなどのフルーツ類も食べますから、しばらく寒さが続きましても、人家の周辺で過ごす限りは大丈夫でしょう。





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 コークスクリューヘーゼルに止まっているのは、ダンノック(Dunnock)です。別名ヘッジスパロー(Hedge sparrow)とも言われるほどですからすずめにそっくりです。
 こちらは主として小虫をたべるそうですから、この寒さで虫たちの数が激減すれば問題ですね。





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 幾分臆病な小鳥だと考えられているようですが、色合いも地味であまり目立ちません。物陰に隠れるようにしてちょっと控えめに行動するような性質が、私はなぜか気に入っています。





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 100メートルほど先のお向かいの洋梨の木にとまっている二羽の渡り鳥を見つけました。英国が寒くなり始める10月頃、スカンジナビア辺りからやってくるのだそうです。レッドウイング(Redwing)と言う名前で、羽を広げて飛んでいるときに羽の内側が赤く色付いているのを確かめることが出来ます。大きさはブラックバードよりやや小さめですが、それでも体長は21センチと記されております。
 民家にやってくるのは珍しいそうで、普段は広々とした野原で過ごしているようですが、このところの雪の影響で餌を求めて人家近くに飛来したのでしょう。
 日本語名はワキアカツグミだそうです。





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 私がこのフィールドフェア(Fieldfare)の来訪を初めて受けたのは昨年の2月初めでした。そのときは自宅の庭でしたから、至近距離で写真に収めることが出来ましたが、今年は、上記のレッドウイングと同じでお向かいのお庭です。
 この鳥もスカンジナビアから飛来した渡り鳥で、普段は果樹園とか農場あたりで過ごすようです。日本語名はノハラツグミだそうです。

 数日前のTVのローカルニュースにありましたが、今年のこれらフィールドフェアの数は、かつて例を見ないほど多いのだそうです。特にクリスマス前から一挙に数が増えましたそうで、原因は北極圏から流れ込んだ大寒波の影響で、欧州北部から大多数が英国に渡ってきたのではないかと、解説しておられました。体長は25センチとあります。






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 こちらは体長23センチ程のソングスラッシュ(Song thrush)で、ブラックバードとほぼ同じサイズか、あるいはわずかに小振りかもしれません。ソングスラッシュと言われるほどですから、さえずりの美しさは誰もが認めるところだと思います。日本語ではウタツグミと訳されているようですね。
 昨年はカーポートの壁に沿わせた藤の茂みに、二度も巣を作って雛が育ちました。そのため、我が家の庭を‘実家’とするソングスラッシュ達の姿が、家の周辺で日常的に見られるのは嬉しいことです。

 15日、気温もやや緩み周辺の雪もやっと融けました。気温は現在4度だそうです。 





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  1. 2010/01/16(土) 09:51:12|
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  3. | コメント:23

クリスマス三が日、09

                                  4th January 2010 

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 ‘思い出ツリー'には、子供たちが(今はかなりの年齢に達していますが)幼いころから馴染んできたデコレーションが下げられています。何歳になりましても、自分のお気に入りがどこに下げられているのか気になりますようで、それとなく確かめているようです。
 クリスマスは25日から12夜続きますから、1月6日の朝までここに飾られます。





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 クリスマス三が日のメニューも例年とほとんど変わりません。イヴは恒例のお寿司です。ロンドンの日本の食材店まで出かけ、お寿司用のごく一般的な材料ばかり求めてきました。マグロ(赤身)、イカ、タコ、マダイ、スズキ、甘エビ、エビ、サーモン、イクラ、それに自家製の厚焼き玉子とスーパーマーケットで求めた酢漬けのニシンです。ウニやマグロのトロなどのような高価な材料は控えました。
 素朴な盛り付けですが、それでも寿司だねをやや厚めにスライスする自家製のお寿司は家族にはかなり好評です。
 それにこの夜いただいた御酒は、日本からのご来客に頂戴していた大吟醸酒でしたから、お寿司との相性も抜群で、その、かつてのご来客にも大変感謝しながらイヴのひと時を過ごしました。






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 クリスマス当日は例によって七面鳥のローストです。今年もオーガニック飼料で放し飼いされたというブロンズターキー(Norfork Bronze)を、農場にオーダーしました。23日に受け取ってきましたが、7キロ強というのは一抱えある重さです。
 
 25日の朝、まずはお腹にたっぷりと詰物をしたターキーを焼き皿の上に載せますが、焼き皿にはターキー専用の特大サイズのアルミ箔を二重にして大きく広げておきます。そこにアルミ箔を破らないように気をつけてターキーを載せます。
 全体にバターを塗りつけて塩コショウし、さらにベーコンでターキーのトップやサイドを隈無く覆います。そして周囲のアルミ箔ですっぽり包んでロースト開始です。
 温度は220度で約50分、その後170度に落として約3時間50分焼き続けました。この時点で一旦ターキーをオーヴンから取り出します。
 トップとサイドのアルミ箔の覆いを剥がし、ベーコンのスライスもすべて取り除きましたら、ターキーを再びオーヴンに戻します。ガスの温度を200度に設定し直して、時々焼き汁を全体にかけながら、45分から50分ほど、表面においしそうな焼き色が付くまで焼き続けます。

 朝10時にオーヴンに入れてローストを開始し、取り出したのは午後3時半でしたから今年は5時間半かかったことになります。ターキーの大きさによって焼き時間も違ってくるようです。
 最近詰め物をしないでローストする方も増えていると聞きました。今年の我が家の詰め物は栗、りんご、ゆで卵がメインで、定番のポークのソーセージミートは使いませんでした。

 写真のターキーはオーヴンから取り出されたばかりですが、このまま20~30分は放置しておきます。このターキーの‘リラックスタイム’は重要で、この間に焼き汁を使ってグレイヴィーソースを作ったり、ローストポテトをオーブンでカリカリにしたり、お野菜、その他のソース類、ドリンクなど食卓のセッティングで、大わらわとなります。





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 今年はいつも見えていた方が海外に越され、身内だけのクリスマスディナーです。
 誰かが私のお皿の上にもたっぷり取り分けてくれました。
 フレッシュな生パン粉で作るブレッドソース、ターキーの焼き汁をベースにしたグレイビーソース、新鮮なクランべりーで手作りしたクランベリーソース、これら三種類のソースでいただきました。
 クリスマスディナーは、ローカルの農場で飼育された新鮮なターキーのローストをいただく唯一のチャンスで、家族も大変楽しみにしております。このジューシーさや上品な風味は、新鮮で焼きたてのターキーならでは・・・かと思っております。


 


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 26日はボクシングデーと呼ばれ、25日同様各種交通機関もストップしてしまうほど大切な日です。
 この日のメニューも昨年同様サーモンのローストで、体長は70センチ、重さは3.5キロほどありました。そのままではオーヴンに入りませんから、真ん中で二つに切り分けて同時に二つのオーヴンに入れて焼きました。
 10年ほど前になりますが、ガスストーヴと言われておりますガス台を新しくしました折に、オーブンが二つ付いているものを選びました。同時に二種類のオーヴン料理が出来ますので大変重宝しております。
 大皿の乗っている台は保温用のプレートです。





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 焼く時にお腹にもローズマリーの葉やアンチョビを入れ、白ワイン、オリーヴオイルなどをふりかけて焼きました。






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 家族がこうして元気でクリスマスの食卓を囲めることに感謝です。
 歴史的にはこのシーズンは冬至のお祝いであり、キリスト教の渡来以前からすでに祝われていたということは一般の方も知るところのようです。クリスチャンでなくても誰もが幸せなクリスマスムードに包まれたい、そして大切な方々を包んであげたい、そんな優しい気持ちになれる時期ではないでしょうか。





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 今回のソースはヨーグルトソースと、ニンニク、タイムなどの風味の利いたハーヴソースで戴きました。
 ご飯が戴きたいというリクエストで玄米ご飯を炊きました。もち米玄米とのミックスですから口当たりも良くて、家では玄米ご飯といえばいつもこのミックスです。






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 こちらはコンサバトリーのボーブルだけのクリスマスツリーです。

 私の生家は僧兵だった平家の落人以来の僧侶の家系でしたから、僧侶だった父は当然ながら、祖母も母も神道を含めた年中行事を大変大切にしておりました。しばしば小豆ご飯が食卓に上り、お饅頭が作られ、それらの日が特別な日であることを知らされました。
 その末裔の私が英国に移住し、クリスマスのお祝いを地域の方々同様に一緒になって、何の違和感もなく楽しんで繰り返すのは、やはり幼少時の年中行事の体験と無関係ではなさそうです。キリスト教も仏教も神道もどうやら私の深い心の奥では一体になっているようです。





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 たった一つの初生りの柚子を木から取り外せなくてずっと付けたまま眺めて楽しんできました。でももう採らなくてはなりません。その前にボーブルのそばで大きさ比べしながら記念撮影です。8cmになっていました。





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 2010年の元旦の窓からの景色です。雲ひとつ無く晴れ渡った静かな朝を迎えました。

 遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
 ご無礼続きの私のブログにおいでくださり、お励まし戴きました皆さまに心からの感謝を申し上げます。
 本当にありがとうございました。
 本年の皆さまの更なるご発展とご多幸をお祈り申し上げます。
 今後ともブログの窓を通してのお付き合いをどうかよろしくお願い致します。



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  1. 2010/01/04(月) 06:20:46|
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  3. | コメント:18

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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