イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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新緑の庭&牡丹

                                29th April 2011


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 庭はすっかり瑞々しい新緑の候となりました。
 3月も4月もこの辺りはほとんど雨が降りませず、雲ひとつない快晴の日々が続きました。4月には25度を超える日も有り、英国では真夏日同然の気温のため、ご近所からはガーデンパーティーのさざめきなども聞こえ、すっかり夏気分にさせられたほどです。
 きょう29日は、ロイヤルウエディングの‘佳き日’です。天気予報では久々に雨マークがつきました。多少の雨を期待しましたが、午後になりましても雨が降り始める様子は無く、どうやら薄日が射し始めたようです。今後に向けての水不足が深刻な問題になっているというニュースを耳にしました。

 ここは裏庭の一部です。
 右は小さなグリーンハウス、左は小さなキッチンガーデンで、ニラやパセリ、ローズマリー、セルフィーユ、ねぎ、水菜、ミント、レモンバーム、セイジ、青紫蘇・・・などが植えられています。





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 ホスタの鉢は、今年は少し数を減らしましたが、それでも20鉢ほどあります。
 右端に見えている小振りの鉢植えは、私にとって憧れの花、ヒマラヤのブルーポピー(Himalayan Blue Poppy、学名:Meconopsis betonicifolia))です。
 この辺りのアルカリ性土壌では育ちませんので、酸性土に植え、雨水で管理しています。この鉢植えは2年目ですが、お花が咲きそうな勢いが見られ、その日が今から楽しみです。 





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 何となくチューリップを咲かせたくなって今年は三種類ほど球根を求めました。これはそれらのうちの一種ですが、このようなお花が咲きました。ラベルには、Tulip Double Crispa Queensland と記されてあります。

 



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 チューリップの手前のグラス(Carex elata Aurea)が素敵でしょう?





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 手触りが柔らかくて優しい、ソフト・シールド・ファーン(Soft Shield fern,学名:Polystichum Setiferum)が芽吹いてきました。すぐ傍にはまだ10センチ程のベビー苗が育ち始めています。
羊歯植物の芽吹きは、どんな種類でも心惹かれるものがあります。




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 日本に永住帰国なさった友人のお庭から掘り上げてきた牡丹が今年も見事に咲きました。
 7年ほど前にこの牡丹を私に託して行かれた熊本市のAさん、ご覧戴いてますでしょうか。蕾の数が今年は14個も上がってきました。




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 雨が降る時は大きな傘を差し掛けて、降り止むまで立っていたくなります。




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 中心部分はほんのりピンク色。




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 痛みも汚れもなく、完璧な姿です。




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 この角度もいいですね。




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 後方から眺めるのもも味わいがあります。




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 お隣の88歳になられるマーガレットさんもお誘いしました。
 この方は宣教師の奥様として台湾に20年ほど暮らされたお方で、ガーデニングがご趣味でいらっしゃいます。こんなに美しい牡丹は今まで見たことが有りませんとおっしゃり、アーバーのベンチに腰掛けて眺め入っておられました。




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 この一重の芍薬(Paeonia mlokosewitsvchii)は、17~8年も我が家の庭にありますが、ブログでご紹介致すのは初めてかと思います。色はレモンイエロー、一重咲きで大変エレガントですが、お花の期間が短いのが玉に瑕でしょうか。
 芍薬の先に見えます白いお花は、チューリップ(Tulip Viridiflora spring green)です。




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 ブルーのお花はブルーベルです。このお花だけを片手に収まるほど摘み取り、ブーケにしてどなたかにプレゼントなさるのも素敵・・・、良い香りが漂ってロマンティックな気分になること請け合いです。




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 このような小道にぼんやりたたずんでいるのが好きです。
 手前の濃いピンクのお花は、こちらではバギニア(Bergenia ‘Sunningdale’)と呼ばれます。



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 ひときわ華やかに見えますサーモンピンクのお花は、アゼリア・モリス(Azalea Mollis)、左脇のピンク色のアゼリアはジャポニカで、求めた時のラベルによれば、ゲイシャ・レッド(Azalea Japonica ‘Geisya Red’)という名前のようです。

 手前のグラス(Chionochloa Rubra)は、英語名でニュージーランド・レッド・スノー・グラス(New Zealand red snow grass)と呼ばれ、常緑で冬も枯れず、良い雰囲気を持った種類で大変気に入っています。

 


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 夕方西日を受けた感じもちょっと素敵です。

 こんなところにもブルーベルが咲いていますが、可愛いのですけれど庭の至る所に出てきますので、抜き取らなければあちらこちらブルーベルだらけになってしまいそうです。





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 和のコーナーの生垣を背にして写しました。





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 アゼリアの脇道を西を背に致しますとこのような感じになります。




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 手前の栗色のシュラブはアシビの一種(Pieris Katsura)で、カツラという日本名の付いた、大変に魅力的なプラントです。このつややかなえび茶色は新葉の色でやがて緑色に変わりますが、今の時節は格別の美しさです。
 ピアリス・カツラに絡まるように緑の枝が少し見えますが、これはミツマタです。





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 ピアリス・カツラの後方の白いお花は、日本でも良く見られる種類のアシビ(Pieris Japonica Debutante)で、良い香りの見事なお花を長い期間楽しませてくれます。
 毎年、お釈迦様の花祭りにはこのお花を相当量刈り取って、ミルトンキーンズ市の妙法寺に持参致し、お花御堂を飾るのが慣わしとなりました。





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 フロントガーデンは、ドライブ道を挟んで、和のガーデンと洋のボーダーガーデンに分かれていますが、和のコーナーから、洋の庭に向かって写しました。洋のボーダーガーデンは、この写真の先の中央部分に僅かに見えております。
 一番端に立って撮りましたので、奥行きが有るように見えますが、実際には写真での印象ほど広い庭ではなく、街中に近い家の庭としましては普通サイズかと思います。

 カエデの新緑が大変に美しい時期で、この写真の中にも日本のカエデが5本写っています。カエデはこちらの方々からジャパニーズ・メイプルと呼ばれ、大変愛されています。 
 

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  1. 2011/04/29(金) 22:46:38|
  2. | コメント:12

東北関東大震災に寄せて

                               28th April 2011



東北関東大震災に寄せて

 このたびの超巨大地震で被災された皆様方の御胸中を思いますと、どのようにお見舞いを申し上げればよろしいのでしょう。私の乏しい表現力では浮かんでくるどんな言葉も空ろで、胸がつかえて先に書き進めることも叶いませず今日にいたりました。

 衛星放送でのNHKの日本語ニュースには大地震発生時から釘付けになりました。心優しい方々が暮らす美しい町や村が、巨大な津波に情け容赦なく飲み込まれていく凄まじい光景に、とても現実のものとは信じ難く正気を失わんばかりでした。
 かけがえの無いご親族や、長きに亘って築き上げてきた大切な沢山の宝物を一瞬にして失われた方々の、やり場の無い無念さは、人間の忍耐の極限をもはるかに超えるものに相違ありません。
 私は日本から届くニュースの中で、悲しみをこらえじっと耐え忍ぶ、けなげで善良な方々のお姿を拝見しただけで、涙がほとばしる日々を送って参りました。

 地震・津波の大災害の苦難に加え、福島原発近郷にお住まいの方々の先の見えない不安やお苦しみは、如何ばかりであられましょうか。
 最近のニュースで、人間を信頼して共に暮してきた家畜やペットが、突然無人状態で長期に亘って放置され、周辺をさ迷う姿が映し出されました。激しい衝撃が走り背筋が凍りついていくのを覚えました。
 一方では生きている動物を鎖でつないだまま放置された光景も映されましたが、無慈悲な扱いを余儀なくされた動物達が哀れで胸が張り裂けそうになりました。あの信じ難い光景を思い出すだけでも涙があふれてなりません。
 家族同然で暮しておられた飼い主の方々のご心痛は想像を絶します。どんなにかお辛く無念極まるお気持ちであられますことでしょう。

 さて、このマグニチュード9.0という規模の超巨大地震、津波の衝撃的なニュースは英国人をも震撼させたようです。報道を聞いた友人・知人からは沢山の電話を受け、メールも届き、カードでのお見舞いも寄せられました。又ご近所の方々も玄関先に訪ねてこられ、母国の大惨事に心悼めているであろう私に気遣いを示して下さいました。
 このように少なくとも知友の間では、私は日本人の代表であるかのように沢山のお見舞いの言葉を受けることになるのです。それまで眠りについていた私の祖国愛は、一気に呼び覚まされたかの如く、例えようも無いほど日本という国、そして日本人が愛おしく誇らしくなり、映像に映る方々が皆親族のように思えて参りました。そして気持ちだけでも被災者の方々のお傍に寄せていただく手立てはないものかと切実に思いました。
 あの沢山の被災者の方々の壮絶なお苦しみを思い量れば、私自身に降りかかる大抵の苦労や孤独には耐えられる…それまでの私自身の軟弱な人生観も価値観も大きく覆されていくのを感じております。
 
 私の所属する機関からの募金協力要請は、英国人主体の組織JGS(ジャパニーズ・ガーデン・ソサエティー)が最初で、震災から3日後の14日には届きました。この組織はチェルシーやハンプトンコートのフラワーショーにも出展され、何度もゴールドメダルを受賞されております。日本庭園めぐりを目的とする日本旅行も毎年のように企画・実現しておられるなど活動内容も広範で、確かなオーガナイズの立派な組織でもあります。

 その後、駐英大使を名誉会長とされるロンドンの日本クラブからも届きました。この組織は、在ロンドンの日本領事館から発せられる、安全・テロ情報や、有益な催し物の情報なども適宜にEメールにて発信してくださり、入会させていただいて本当に良かったと感謝しております。
 ロンドンの知人からは義援金の為のチャリティーイヴェントへのお誘いがメールにて寄せられましたし、ミルトンキーンズのお寺、日本山妙法寺からもご案内がありました。

 被災地支援のイヴェントは、ここのローカルニュースでもいくつも報道されましたから、きっと英国各地で各種各様に相当数のチャリティーイヴェントが開催されたものと想像されます。


 私のお花の教室に日本人の生徒さんは現在3人おられます。
 ロンドンから通ってこられるAさんは、地震直後のお稽古日は欠席されました。お花のお稽古に出かける気持ちにはとてもなれませんので、お休みして義援金のための募金箱を作りたいとおっしゃるのです。二つ作って一つはアルバイト先に、そしてもう一つはご近所のお店に置きますとのことでした。

 M市から見えるYさんは週末に英国赤十字社のタスキがけをして、二日間も街頭に立ち募金活動をされました。この方は、日本人のコーラスグループも主宰しておられますから、義援金の為のイヴェントを企画してくださった地元の小中学校を何校かお礼訪問なさり、日本の歌をお返しにご披露してこられることもなさいました。更に同じ趣旨のロックコンサートのお手伝い、また6月末にはチャリティーバザーも企画しておられます。

 三人目の生徒さんJさんは、私が設立に関わったロンドンのお花の組織の会員であられますが、82歳というご高齢のため研究会などへのご参加はなさいません。ところが、この4月からお花の組織を一年間休会されるとのこと、理由は今年の組織への年会費相当分を大震災への寄付に上乗せなさるのだそうです。

 三人三様、それぞれに母国の窮状を憂い、何かしないではいられない、何らかの形で寄り添いたいというお優しさが、私の胸をとても熱くしてくれています。


 私自身は現在は自然災害のほとんど無い英国で平穏に暮してはおりますが、私がやがて帰国して住むかもしれない日本の自宅は、巨大地震の予想されます地に有り、浜岡原発もそれほど遠い距離ではありません。この度の福島原発事故の顛末を、我が事のように固唾を呑む思いで注目いたしております。

 
 避難所暮しのお子様方がつくられた、復興の理想の街づくりの模型が、2~3週間前にニュースで紹介されました。そこには水族館があり遊園地があり、お花が咲いておりました。
 今は暗いトンネルの中にたたずむ思いの方々も多いことでしょうが、一条の光射す日が遠からず訪れますことを、そしてお子様方が描いたような、お花咲く理想の復興の街づくりに、一日でも早く着手できます日が訪れますことを、切望致しております。

 文章の終わりにふさわしい言葉は見つかりませんが、どうか被災者の皆さま方が、ご心労のあまりご体調をこれ以上お崩しになられませんように、どうか御身お大切になさいますようにと東方に向かってお祈り致します。






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 ミルトンキーンズ市にあります妙法寺に今年もお花御堂の御荘厳に参上致しました。この写真はご本堂に移動する前に、ご荘厳した場所で撮影したものです。
 
 上の文章の中でもメンションさせていただきましたYさんとAさん、それにお花の組織のベルギー人の友人、Mさんがご参加くださり、今年は4人で前後左右の一面ずつ、ご荘厳致しました。
 小さなお花御堂に4人がかりでとお思いかもしれませんが、これが思いの外、時間がかかり、私が一人で致しております頃など早朝から真夜中の12時ごろまでかかっておりました。
 今ではぜひご荘厳の経験をさせて欲しいとご希望される方も現れ、おしゃべりにも花を咲かせながら、楽しくご奉仕させていただいております。
 これらのお花はオアシスに挿してありますので2週間近く美しさを保つようです。その間ご本堂に安置され、訪れた方はどなたでも、お誕生仏に甘茶を注ぎかけてお参りすることが出来ます。

 今年は4月3日、日曜日のお花祭りでしたがご参拝の方々は数え切れないほどで御本堂に入り切らず廊下にも溢れ、外にも行列が続いたのだそうです。もうすっかりミルトンキーンズの文化行事として定着し、市長さんも毎年お見えになりテレビのニュースでもご紹介されます。
 





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 これはフリティラリア インペリアリス(Fritillaria Imperiaris Orange perfection)と言いまして、17~18世紀のオランダ絵画にも登場するプラントです。

 私はこのお花を見るたびに、江戸時代の町火消しが、さおの先に飾りを付けて威勢を挙げる‘まとい’が連想されます。そして私の気分を前向きにして元気を与えてくれるように思えるのです。

 超巨大地震の報道が衛星放送を通して連日連夜流れる中、ふと外を眺めやりますと窓の先には、このお花の蕾が日ごとに膨らんでいくのが見えました。 この写真は4月2日にフロントガーデンで写しましたが、ここで皆さまのお目にかけさせていただきます。



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  1. 2011/04/28(木) 16:21:51|
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  3. | コメント:8

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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