イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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薔薇&デルフィニューム

                                   23rd May 2011



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 薔薇を愛でる喜びを、他種に先駆けて私に感じさせてくれるのは、このコンスタンス・スプライ(Constance Spry)です。蔓薔薇ながら大輪で芳香豊か、フェミニンな姿はこちらで多くの方々から愛されているのも納得できます。





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 手前の白いお花の咲くシュラブは、フィラデルファス、もしくは英名でゴールデン・モック・オレンジ(学名:Philadelphus coronarius Aureus)とも呼ばれており、薔薇よりも更に強い芳香を放ちます。日本では梅花ウツギといいますでしょうか。
 葉が意色っぽいためかと思いますが、強い直射日光に当たった部分が茶色く葉焼けすることがありましたので、10年ほど前に陽射しのそれほど強くないこの場所に植え替えました。
 このコンスタンス・スプライのコンパニオンフラワーとしての相性は抜群で、このバラを切花にしてプレゼントするときは、必ずフィラデルファスも数本添えてブーケを作ります。





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 大小の蕾の数は300は超えるかと思えるほどで、大輪の花が比較的長期に亘って咲き代わり、一季咲きながら、満足度は大きいのです。




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 薔薇苗は一株ですが、アーバーの上(二枚目の写真)と、こちらのアーチの上の左右に枝を広げております。




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 アーチをくぐって反対側から写しました。こちら側の方が南東ですから日光は良く当たります。
 実はこの場所は私のシークレット・コーナーかもしれません。このアーチの下の細道は物置に通じ、左側につるバラの絡むアーチが二つ並び、右には堆肥用の大きなコンポースト容器が四つ置かれています。養生中の鉢植えのプラントなどもあり、このような場所はガーデニングには必要不可欠な場所かと思います。

 この場所は裏庭に見えた方からも直接は見えないようになっておりますので、アーチをくぐってこのコーナーまでこられる方は、バラの季節を除けば少ないのです。





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 赤い薔薇、テス(Tess of the d'Urbervilles)が元気に咲き返ってきた姿を見てホッとする私がいます。薔薇の名前の心理的インパクトは大きいのですね。




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 これもアーチに沿って伸びたリアンダー(Leander)です。元気の良いしっかりした蔓が伸びて、作りやすい種類だと思っています。




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 蕾のときはオレンジ色も濃いのですが、咲き進むにつれ色が淡く変化していくところに華やかさを感じています。



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 物置の屋根の上に伸びて、傍らのアケビの蔓と絡んでおります。
 名前はSouvenir du Dr Jamain と言い、150年を数えるのにも残り数年というほど古い種類のようです。フランス風の発音がふさわしいのかもしれませんが、英国ではスーヴェニア・デュ・ドクター・ジャメインと英語風に発音しているように聞こえます。
  10年ほど前、花フレンドと一緒にあるマナーハウスの見学時、深紅色の素敵な香りのする小振りのお花に魅せられたました。さらに日光の当たらない北側の壁に沿わせていることも印象的で、二人同時に気に入ってデイヴィッド・オースティン社に注文した思い出の薔薇です。




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 エイ シュロップシャー ラド(A Shropshire Lad)。物置の側面に絡ませてありますが、今年最初の一輪です。
 今年は二月以降、雨が少なく晴天続き、4月はまるでこちらの夏日(25度前後)のような気温の日もありました。そのため牡丹もそうでしたが、今年の薔薇の開花も例年より少し早いかと思います。




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 この季節はシュラブ類が本当に美しく光を受けて輝いて見えますね。
 後方にコンスタンス・スプライとフィラデルファスが見えます。そしてあの右手に、小さなシークレットガーデンがあることまでは、見えた方もお気付きにはなりません。




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 若草色のグラス、Carex elata‘Aurea'が、目を惹きます。




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 フロントガーデンはかなりカラフルになってきました。一年中でいちばん、華やいだ色合いになる時かもしれません。




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 この芍薬はボール オブ ビューティー(Paeonia’Boul of Beauty')といいますが、中が淡いクリーム色で可愛いですね。




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 ニワトコの一種、サンブカス ニグラ ブラック レース(Sambucus nigra ‘Black lase')は、やはり個性的です。




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 お花も十分にアトラクティブです。




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 リヴィングルームの窓辺に立ち、眺める外の景色は、このような角度です。
 デルフィニウム、オリエンタル・ポピー、フリティラリア・インペリアリスの大きな実、シャクヤクなどが重なるように見えます。




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 デルフィニュームの深い青色に惹きこまれます。今年も健康な状態で咲き戻ってきてくれたことに何より感謝です。




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 後方にオレンジ色のポピー(Papaver rupifragum)が見えますが、毎年庭のあちらこちらから出てきます。ベス・チャトーガーデンにもこの種類のポピーが沢山咲いていますが、そこでベスさんとご一緒に長年お仕事をしていた友人から種をいただいのが始まりfでした。
 迷惑だと思うところからは抜き去りますが、面白いことにかなり都合のよい場所から芽生えてくるのです。例えばこの場所、ブルーのデルフィニュームの後方に咲くのは偶然とはいえ、良いカラーコントラストだと思えるのです。
 この写真の時点では、サーモンピンク色のオリエンタルポピーはまだ咲いておりませんでした。





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 フリティラリアのこれら巨大なシードヘッドは、ドライにして生花やフラワーアレンジメントに使用します。





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 この名前のわからないピンクの蔓薔薇は、私が越して参りました時からこのような状態でしたから、相当に樹齢を重ねているものと思われます。雨水もあまり掛からないところですが、大変丈夫で毎年たくさんのお花を咲かせます。




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 和のコーナーには紫露草がひっそりと咲いています。




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 これは地元の川から拾ってきた石で築きました。17~8年前でしたでしょうか。それほどの時が流れたとはとても思えません。私の大切な安息のスポットです。





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 この薔薇、マンステッド・ウッド(Munstead Wood)は、デイヴィッド・オースティン社にベアルートで注文したものです。ベアルートですから苗は土付かずの状態で、そのまま防水袋に入れられて、年末の12月に郵送されてきました。ベアルートは鉢植えよりもかなり安価で求められます。
 3本求め、うち2本は鉢植えにして管理していますが、そのうちの一本に初めてお花が咲きました。足元に見えます葉物は、同時に植えたクリスマスローズです。





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 色は深紅で、まるでシルクベルベットのような光沢、念願通りのお花に出会えて感激です。



 新しく加わったプラントはベアルートで求めた三本の薔薇程度で、あとは昨年までとほとんど変わりません。多少の花檀の模様替えは常に致しますが、毎年少しずつ成長した同じプラント達に再会できるのも喜びです。

 チェルシーフラワーショーの一般公開が24日から始まります。今年も日本人の石原和幸さんがショーガーデンに出展しておられるようですね。タイトルは, A Beautiful Paradise (Making memories with a green poem). 拝見させていただきますのを楽しみに出かけてまいります。

 
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  1. 2011/05/23(月) 21:21:38|
  2. | コメント:12

7)チェルシーフラワーショー ’09、展示館

                                11th May 2011


          
 今年もRHSチェルシーフラワーショーのシーズンになりました。今年は5月24日から28日まで一般公開されます。

 今回ここでお目にかけます写真は2009年のもの、つまり2年前のチェルシーフラワーショーの模様です。その年は、私もブログ掲載を前提に例年以上に数多くの写真を写しました。ショーガーデン、ショッピング・モール、展示館と、6回に亘り皆さまにすでにご覧いただいております。ところがそれらに続く展示館のもう一回分ほどの写真が、まだ未掲載のままになっておりました。このたびそれらをここに追加掲載致し、‘チェルシーフラワーショー2009’の最終回とさせて戴きます。

                                

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 薔薇の展示はデイヴィッド・オースティン社など4社の出展がありました。どのディスプレーの回りも芳しい香りが漂っています。




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 英国に薔薇が咲き誇るのは例年6月ですから、5月20日過ぎのチェルシーフラワーショーの薔薇たちが丁度良い加減に開花しているのは、ショーの日程に合わせての綿密な開花調整がなされているはずですね。

 そのことは薔薇以外の花も同じで、例えばダリアやグラジオラス、デルフィニューム、ラヴェンダーなども、最も美しい完全無欠に近い状態で展示されておりますので、ショーに向けての業者の方々の精魂が、見る私たちをも熱くするのだと思います。




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 この日は、RHS(The Royal Horticultural Society)会員オンリーの日ですから、会場には、海外からの来訪者は比較的少なく、ほとんどは英国在住者かと思います。毎年、このショー見学が目的で日本からお見えの方も多いはずですが、私が会場で日本人をめったにお見受けしないのは、そのような理由かと思います。




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 これらのディスプレーは、私も組織の末端に所属しておりますNAFAS(National Association of Flower Arrangement Societies)に寄るものです。
 この年は英国南西部のウェセックスとジャージー島のグループが担当されました。
 NAFASはRHSの外郭団体でもありますし、必ず毎年出展していますが、この年のディスプレーは、例年のお花満載のスタイルとは大きく異なっています。私は断然今年のシャープでシンプりファイド、洗練されたスタイルが好みで、本当に素晴らしいと思いました。




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 この年のNAFASのディスプレーはゴールドメダル受賞です。





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 NAFASの全体のディスプレーのテーマは、インサイドアウト アウトサイドイン(Inside Out, Outside In)とあります。テーマに副って見えますでしょうか。意味を考え過ぎますと私の気持ちもインサイドアウトになってしまいそうです。





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 自然調のディスプレーが素敵ですね。




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 一週間足らずの展示ですのに、かなり大きな植物を持ち込んでナチュラル感あふれるディスプレーに仕上げています。
 このようなランドスケープ風のお庭は、庭好きの英国人にはたまらない魅力のスポットだと思います。
 京都や鎌倉の神社仏閣の庭園などを散策しておりましても、このような風景に出会いそうですね。英国人が日本庭園に惹かれるのは、同じような価値観を共有しているからかも知れません。





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 英国のボーダーガーデンにグラス類は不可欠かと思いますが、ガーデンセンターには種類も大変豊富に売られています。右手に日本庭園と相性の良いトクサも見えます。




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 カエデや石楠花が見えます。この左手のカエデの名前は、学名でAcer Palmatum Katsuraと記されておりました。カツラという日本名のようです。





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 石楠花、ツツジの展示です。何れも学名の属名は、Rhododendronですが、英語では石楠花のことを学名と同じでロードデンドロン、ツツジはアゼイリア(Azalea)と呼ばれていると思います。

 大変人気のあるプラントですが、アルカリ性土壌の多い英国では、一部の酸性土壌地域でしか地植えが出来ません。そのため、管理上の不都合から、栽培を諦める方が多いのは致し方のないことです。もっとも私のように、部分的に花壇の土をそっくり入れ替えて栽培なさる方もおられます。





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 セイヨウオダマキ、こちらでは学名と同じで、アクイリジア(Aquilegia)と呼んでおります。どのお花も本当に優しい色合いですね。




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 日本ではフクシアと呼ばれておりますが、こちらでは私の耳には‘フーシィア’(学名/英名: Fuchsia)と聞こえます。
 花壇用、パティオ用、ハンギングバスケット用、それぞれに本当に沢山の魅力的な種類があり、このプラントの愛好家は大変に多いと思います。私の友人の一人など、『止められないのよね』とおっしゃって、冬季のグリーンハウスの半分は冬越しのこれらフーシィアが占めておりました。耐寒性で木立性の種類もあり、コッテージ・ガーデンではよく見かけます。
 ガーデンセンターには今の季節、沢山の種類の苗が売られております。





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 スイートピー(Lathyrus)は、こちらでも、一般には英語名のスイート・ピーで呼ぶのが普通かと思いますが、園芸関係者はまずは学名で名前を挙げ、必要に応じて英語名を添えると思います。
 英国で興味深いのは、テレビに登場される園芸家やガーデナーやフラワーアレンジャー達は、プラント名を挙げる時、英語名を添えることはありましても、総て必ず学名で説明されることでしょうか。




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 グラジオラス(Gladiolus)のコーナーです。こちらでもグラディオラスと言いますが、二本以上のときはグラディォライに変わります。




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 菊花の展示です。日本の菊の種類の豊富さとは比べようもありませんが、このような形やサイズはフラワーアレンジメントなどのディスプレーには、ちょうど良い大きさ加減なのかも知れません。
 



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 他社のホスタの展示よりも、間隔を取って展示してあります。メタリックなコンテーナーにホスタを植え込むのも、思いのほか調和していると感じさせられました。





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 英国国外からショーに出展される方々も当然おられますが、この展示は南アフリカの、 Kirstenbosch National Botanical Garden からの参加です。
南アの国立植物園のスタッフの方々が、チェルシー出展のためのプロジェクトを組んで、毎年参加しておられるのでしょうが、今年(2011年)で35回目だそうです。ご常連なのですね。
 私などは南アの大自然を一度は見たいと望みましても、実現の可能性はまずありません。その為、このような展示の前に立ち、プローティアが野生で育つイメージの世界を楽しませていただいております。





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 盆栽は誰もが認識されるチェルシーショーの大切なお顔の一つだと思います。この年も四つの団体が出展しておられました。
 ガーデンセンターなどでも盆栽は売られておりますし、日本から輸入された鋏などの道具一式、鉢、土、肥料なども商品として傍らにあります。盆栽に興味を持つ若者も多いと聞きますし、イギリスの盆栽人口はかなり多いのではないかと思います。




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 傍らの名札には、PINUS PARVIFLORA とあります。日本の五葉松のようです。五葉松は英語でジャパニーズ・ホワイト・パインと言われるようですが、さすがに、そのようには書かれておりません。改まった場面での植物名の表記は学名というのが、常識になっているからだと思います。





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 ショーですから、このようなディスプレーもお祭り気分を盛り上げてくれます。





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 手前に淡いレモンイエローのお花が見えますが、あれはカタクリ(Erythronium japonicam)と同じ仲間で、エリソロニウム ‘パゴダ’(Erythronium ’Pagoda’)という種類ではないかと思います。
 家の庭にも同じものがありますが、球根がなんと犬の牙のような形をしていて、しかも可憐なお花とは不釣合いなほど大きなサイズなのです。そして英語名が、ドッグ’ス ツゥース ヴァイオレットというのですから、植物名は時々面白いですね。
 
 この写真の中で私の視線は、やはり中央上方の、ヒマラヤの神秘を秘めたような‘青いケシの花’メコノプシス べト二キフォリア(学名:Meconopsis betonicifolia)に向かいます。




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 前回のブログ記事でも少し触れましたが、自宅の鉢植えのメコノプシス・ベトニキフォリアが、数日前に花茎を二本立ち上げてきました。順調に開花することを願っているところです。咲きましたらお目にかけさせていただきます。


 これまでのチェルシーショー‘2009’のブログ記事7回分、150枚程の写真をご覧戴くことにより、世界最大と考えられておりますフラワーショーの、華やかさ、豪華さを、いささかでもお伝え致すことができましたでしょうか。
 お楽しみいただけましたなら幸せに存じます。                            


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  1. 2011/05/11(水) 10:10:42|
  2. チェルシーフラワーショー
  3. | コメント:10

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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