イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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夏の庭 ②

                            23rd July 2012



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 裏庭のコーナーにアーバー(arbor)が見えますが、ちょっとした小さな‘御休み処’とでも言えましょうか。夏の長い夕暮れ時、特に薔薇の咲く頃、このベンチに座ってドリンクなどを戴くのも、安らぎのひと時かと思います。
スタンダード仕立てのレッドカラント(赤フサスグリ)に、今年も赤い小さなフルーツが沢山実りました。




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 レッドカラントの実はほんとうに可愛いいのです。毎日少しずつ摘まんで頬張りますが、他のベリー類とミックスして作る英国風デザート、サマープディングは、このシーズンに一度は作りたい夏のスイートです。




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 ホットチョコレート(Hot chocolate)の少し焼け焦げた色合いの赤が大好きです。枝葉もしっかりしていますし、作り易い種類だと思います。
 後方に見える黄色いお花はアキリア、ピンク色は撫子です。

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 右側花壇の薔薇達もかなり咲いてきました。 


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 パット オースティン(Pat Austin)のお花の色は独特で、柿の実のような色にも見えます。お花のサイズは大きく花弁の巻き加減は緩め、そのため大らかでおっとりとしたイメージです。
 後方の純白のフォックスグラブ(Digitalis Snow Thimble)は、ローザグラウカの影でほとんど陽があたりませんが、素敵な感じに咲きました。



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 レッドカランツの脇からパットオースティンを右奥に見て写しました。



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 前庭の様子です。後方に2本の銅葉色のシュラブが見えますが、左はニワトコの一種で、サンブカス ニグラ ブラック レース(Sambucus nigra Black Lace)、右はハナズオウの一種で、サーシス カネィディアンシス フォレスト パンジー(Cercis Canadensis ‘Forest Pansy’)、何れも独特な持ち味があり庭に個性を添えてくれます。



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 サンブカス ニグラ ブラックレースは人気のシュラブのようで、これの植栽を一般のお庭でもよく見かけるようになりました。枝葉だけではなく、お花も実もとても魅力的なプラントだと思います。
 ニワトコの実は食用になりますので、私も野山に自生している普通の種類のニワトコの実を摘んでシロップを作ったことが有りますが、ワインの材料にもなるのだそうです。



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 前庭でレイディー ミッチェル(Lady Mitchell)が咲きました。鮮やかなピンク色です。



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 私の庭では数少ないハイブリッド ティー ローズで、お花のシェイプもクラシックです。



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スタンダード仕立てのアイスバーグ(Iceberg)に清楚な美しさを感じています。



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 これらのシダ植物は英国内のどこにでも自生している種類です。ヤマモミジなどの樹間から多少の木漏れ日が射す程度の日照ですから、常にひんやりとした静寂な空間です。
 このようにほとんど変化しない景色も私には大切で大きく深呼吸できるスペース、四季折々に変化していく他の花壇とのコントラストをエンジョイしています。



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 サマーソング(Summer Song)は赤色でも黄みを帯びた赤で緋色でしょうか。紫みがベースの赤である深紅とは異なるもうひとつの情熱の赤色ですね。



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 この黄薔薇、ティーージング ジョージア(Teasing Georgia)は、2009年の3月にこの蔓バラのコーナーに到来しました。



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 淡い色合いの黄色も上品で素敵ですね。お花の形も香りも申し分有りません。
 


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 ラドロー カーソル(Ludlow Castle)はお花のサイズはやや小振りですが、直立型で、アイボリー色の素敵なお花を咲かせます。



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 ファーディナンド ピチャード(Ferdinand Pichard)も次々とお花を咲かせます。



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 エイ シュロップシャー ラド(A Shropshire Lad)は大きくてアプリコットピンク色の素敵なお花を咲かせます。高い位置で咲きましたから、空に向かってシャッターを押しました。



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 ゴールデン セレブレイション(Golden Celebration)は、大きくて立派なお花が数多く咲き、色もゴージャス、しかも丈夫ですから大変良い性質を備えた薔薇かと思います。



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 パット オースティンという薔薇の名前はデイヴィッド オースティン氏の奥方さまのお名前だそうです。
 他の種類には見られない独特で不思議な魅力を感じさせられるお花ですが、きっとご令室はこの薔薇のようなイメージのお方なのでしょうね。



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 今年初めて咲いたラプソディー イン ブルー(Rhapsody in Blue)です。昨年の秋デイヴィッド オースティン ナーサリーに注文し、クリスマス前にベアルートで届きました。現在大鉢で管理していますが、新しいシュートが何本も現れ、大変元気のよさそうな種類です。
 チェルシーフラワーショーの会場でこの薔薇に初めて出会って以来、ずっと忘れられないお花になっておりました。



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 このスピリット オブ フリーダム(Spirit of Freedom)も、とっても素敵なお花だと思います。この重そうなほどびっしりと詰まった沢山の花弁そして香り、見れば見るほどにうっとりとしてしまいそう。愛おしいと感じるお花です。



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 手前はスピリット オブ フリーダム、次の赤い薔薇はテス オブ ザ ダーバヴィルズ、そして黄薔薇はティージング ジョージア、一番奥がリアンダーです。
 このページのトップ、一枚目の写真の右奥に有り、コンスタンス スプライの咲くアーチをくぐりますとこれらの薔薇達が並んで咲いています。
 表からは樹木の陰でほとんど見えませんし、それにこの小道は物置や堆肥を作る場所にも通じていますので、御訪問いただいた方を御案内することもほとんど有りません。いわば私の‘小さな秘密の花園’なのです。



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 ティージング ジョージアは4年目になり、お花の数も増えてきました。



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 レイディー エマ ハミルトン(Lady Emma Hamilton)は相変わらず愛らしい咲き姿です。この種類は少しずつ咲き変わりますからまだ蕾が沢山控えており、比較的長い期間お花が楽しめる種類かと思います。



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 二階から裏庭を写しました。
 今年は春以来、断続的な雨のお天気が長く続きましたので、このようにまぶしいほどに光遊ぶ景色が嬉しいのです。  


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  1. 2012/07/23(月) 19:14:35|
  2. | コメント:10

夏の庭 ①

                              15th July 2012



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 今年は異常気象で、雨量の少ないはずのこのシーズンも雨がちのお天気が続いています。春から夏にかけての気温も低めに推移しましたから、庭の薔薇は例年に比べ3~4週間も開花が遅れました。

 コンスタンス・スプライ(Constance Spry)の開花は、薔薇のシーズンの始まりをアーチの上から華やかに印象付けてくれます。今年は少々待たされましたけれど、お花たちは相変わらずフェミニンでエレガント、美しさに寸分の違いも有りません。



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 バックガーデンはこの頃まだ緑の色調で、薔薇が開花に至るにはいま少し時間がかかりそうです。
 これら美しい緑の表情を見る限り、静かな雨が断続的に降り続いてきたお天気は、プラント達にとってはどうやらプラス要因であったかと思わされます。



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 これはフロントガーデンに咲いているアストランティア(Astrantia maxima)です。コッテージガーデン風の味わいのあるお花で、花弁は散ることもなく、色はあせますけれど、このままの姿でドライになります。



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 デルフィニウムの青が鮮やかです。昨年よりも更に威勢よく咲きました。風に煽られて少々傾いてはおりますが、それでも十分にアトラクティブで、道行く方々の中には思わず覗き込んで行かれる方もおられます。
 手前の正面はシモツケ(下野)で、たいへん華やかなシュラブだと思います。学名は、Spiraea japonica ‘Magic Carpet’ですから、故郷は日本のようですね。




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 このアリウム クリストフィアイ(Allium Christophii)は、14年ほど前にこの場所に植えました。こぼれ種から数が増え続けます。このままドライになりますので、刈り取らずそのまま冬近くまで観賞しているうちにタネが自然こぼれ、周辺からは、まるでお葱の種を蒔いたかのような発芽が無数に見られます。
 お花やさんではあまり出回らない花材なので、アレンジメントの花材としても重宝致しております。




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 これらのオリエンタルポピー(Papaver Orientale Princess Victoria Louise)は、優しいサーモンピンク色をしています。‘鮭の身の色’でしょうか。
 同じお花が一週間近く咲き続けますから、この時期のお庭をしばし華やかムードに盛り上げる立役者のプラントの一つです。



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 裏庭のアーチに絡む赤い薔薇、テス オブ ザ ダーバヴィルズ(Tess of the d'Urbervilles)、そして後方のアプリコット色のリアンダー(Leander)も、他の種類に先駆けて開花を始めます。



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 コンスタンス・スプライは最初の写真から6日後にこれだけ開花が進みました。ゆっくりゆっくり咲き進んで欲しいと思ってしまいます。 



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 大型で深いカップ咲き、非の打ちどころの無いようなこのコンスタンス・スプライは、50年ほど前にデイヴィッド・オースティン氏によって生み出されました。以来多くの薔薇ファンを魅了し続けてきたに違い有りません。
 夏咲き一回だけで秋には咲きませんが、これだけ数多くの美しいお花を見せてくれるのですもの、一季咲きで十分だと思います。



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 ファーディナンド ピチャード(Ferdinand Pichard)は、90年も前にフランスからもたらされた種類だそうで、オールドローズです。お花は小振りですが、長く愛され続けられてきた種類にはやはり素敵な魅力がありますね。



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 このパウダーパフのような形をしたシャクヤクは、季節が巡るごとに故郷の庭にも咲いておりました。郷愁もあり英国に移り住んで最初に求めたプラントの一つです。



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 ボール オブ ビューティー(Paeonia‘Boul of Beauty')は、中がクリームを帯びた白でとても可愛らしいシャクヤクです。私自身は来英し初めて目にした種類で、最初の出会いと同時に購入したプラントでした。
 ’96年に求めておりますからすでに16年もこの場所に在ることになります。



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  テス オブ ザ ダーバヴィルズ(Tess of the d'Urbervilles)の赤も、お庭には嬉しい色です。同名の作品がトーマス ハーディーの小説に有り、テスは暗いイメージの主人公のようですが、こんなに元気で幸せそうなテスに出会えるのは嬉しいことです。



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 この野生種に近い薔薇は、ローザ グラウカ(Rosa Glauca)とも、ローザ ルーブリフォーリア(R.Rubrifolia)ともいわれています。現在は3mほどですが、数センチの実生苗から育ちました。 写真でははっきりしませんけれど、群葉はグレーを帯びたグリーンなのですが、茎や葉脈が赤いのでグレーっぽい薄紫色にも見えたり致します。
 アーチ状の枝葉や、やがて色付いてくる赤いローズヒップも、多くのフラワーアレンジャーたちに愛される所以かもしれません。
 


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 レイディー エマ ハミルトン(Lady Emma Hamilton)も、やっと咲き始めました。
 


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 若草色のグラス(Carex elata‘Aurea)の傍で咲いているのは、2010年末にデイヴィッド オースティン ナーサリーからベアルートで届いた、マンステッド ウッド(Munstead wood)です。昨年は小さな苗でしたから鉢植えでしたが、今年は地に下ろしました。



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ブーケに白いカスミソウをあしらうのは一般的ですが、このプラントはそれの黄緑色バージョンのようなお花で、どんなお花と組み合わせましても、引き立て役を立派に果たしてくれるお花かと思います。
 こぼれダネから発芽し少々の日陰でも立派に育ちますが、ボーダーガーデンの前面にグランドカヴァーとして植えられているのは良く見かける光景です。
 英名はレイディーズ マントルと言われますように、葉はマントのような丸い形をしていますので、この葉も小型のフラワーアレンジメントには重宝な花材になります。



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 このプリンセス アレグザンドラ オブ ケント(Princess Alexandra of Kent)にとっては、この庭で迎える二度目の夏になります。
 まだ小さ目の株ですが、お花のサイズは立派で花弁の巻き加減も美しく、そのうえ芳香豊か、色も温もりを感じさせるピンク、このような極上の薔薇に出会えたことに感動を覚えています。



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 手前の銀灰色のプラント(Helichrysum italicum)は、英名でカレープラント(Curry plant)と呼ばれております。茎葉からカレー粉の匂いが漂いますが、カレー粉の原料とは一切無関係のようです。

 庭を訪れる英人の友人の中には、毎回のようにこの茎葉をしごいて、『いい香りね~』と匂いをエンジョイなさる方がおられます。

 このカレープラントの傍に薔薇ファーディナンド ピチャードが咲いていますが、銀灰色が絞り咲きのピンクにマッチしているかなと思います。

 

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 英名でフォックスグラブ(狐の手袋)と呼ばれておりますディジタリス(Digitalis)や、デルフィニュームを薔薇の後方に植えました。風に煽られて少しばかり乱れてはおりますけれど、薔薇との相性は良さそうです。
 この花壇の薔薇はやっと咲き始めたところです。



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 2010年の時点で、私の庭には薔薇の新苗を植える場所は無いと自分に言い聞かせておりましたのに、その年に届いたオースティン社のカタログの表紙を飾った写真に、あえなく決心が揺らぎました。その写真とはこの薔薇、マンステッド・ウッドだったのです。



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 この深紅のベルベットのような色調の薔薇、マンステッド ウッドはなぜか私の魂を酔わせます。 
 どんな色の薔薇も周囲との調和がとれていれば心地良く素敵だと感じますが、薔薇の色で極みに感じる色一つと問われれば、私は紛れもなくこの薔薇を挙げることでしょう。



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 クラウン プリンセス マーガリータ(Crown Princess Margareta)は丈高の種類ですから、壁に沿わせてクライマー扱いの薔薇です。アプリコットオレンジ色の薔薇はパワーを発して、見る者を元気にしてくれそうな色ですね。


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 比較的早い時期から咲き始め、咲き変わりながら長い期間に亘って壁面を飾ってくれます。



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 コンスタンス スプライは沢山の数のお花を咲かせてくれますから、切花にしてプレゼントするのにも好都合です。この日はアルケミラ モリスを添えてコンサバトリーに置きました。

 アップロードした薔薇などの写真はまだまだございますので、それほど間を置かず(?)続きをお目にかけたいと思います。御覧いただけますと嬉しく存じます。




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  1. 2012/07/15(日) 02:20:18|
  2. | コメント:10

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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