イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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夏の庭 ③

                             4th September 2012


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 3週間前にアップしておりましたこれら27枚の写真にも文章が添えられないまま、ご無沙汰が長引きました。写真の時期はずれましたが、ご覧いただけますなら嬉しく存じます。

 レイディー エマ ハミルトン(Lady Emma Hamilton)は、お花の魅力のみならず枝葉にも赤味がさして独特なムードを醸しているように思います。

 


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 これは私の庭のニューフェースで、名前をマイマム(My Mum)と言います。近くのガーデンセンターで初めて目にした種類です。
 イギリス人も‘お母さん’という表現にはどなたも心がキュンとなりますようで、この薔薇の前では一様に皆さまの歩みが止まっておりました。そして私もご多分に洩れず名前に惹かれて求めてしまったのです。
 名前の発するインパクトは大きいですね。


 

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 ザ ピルグリム(The Pilgrim)は、お花の形もロゼット状に整って、淡く柔らかな印象の黄色が素敵だと思います。




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 ホットチョコレート(Hot Chocolate)は、花首をほぼ上に向けてアップライトに咲きます。そぼ降る雨のしずくもなかなか似合います。




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 パット オースティンの薔薇の足元には、ホスタやシダ類が植わっております。

 正面の大きな葉のホスタは7~8年前、お花の生徒さんが株分けしてくださったものですが、かなりの大株になりました。名前は‘ビッグ ダディー’(Big Daddy)、多分‘親分’という意味なのでしょうが、さすがに風格がありますね。
 昨年まで鉢植えでしたが、Slug resistant、つまりナメクジが近寄らない種類だという記述を読みましたので、今年の初めに地植えにしました。確かにナメクジの食み跡は一箇所もありません。




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 ジュビリー セレブレーション(Jubilee Celebration)




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 以前の記事でマリリン モンローというホスタ名について触れたことがありました。名前が名前ですから、どんなホスタかしらとご興味をもたれた方がおられましたので、まだ2年目の小さな株ですがここでお目にかけます。

 手前に三鉢並んでおりますが、それらの中央に位置するホスタがマリリンモンロー(H.Marilyn Monroe)です。このさざなみのように波打つ縁取りに惹かれて購入を決めました。
 混雑したチェルシーフラワーショーの会場で、展示用のサンプル苗をポイントして註文した時は、何という名前であるかも気に止めませんでしたが、その後配達され初めて名前に気付いた次第です。
 この種類は葉柄つまり茎が根元に近付くにつれ赤らみ、その点もユニークかと思います。現在(9月3日)葉柄の根元部分と同色の赤い花茎が二本立ち上がり、ラヴェンダー色のお花が咲き始めました。他のホスタに較べますとお花の時期は晩生のようです。

 他のホスタ達の名前もご紹介いたします。 

マリリンの右隣:ハイドン サンセット(H.Hydon Sunset)
マリリンの左隣:ブルー マウス イヤー(H.Blue Mouse Ears)

マリリンの後:ミセス ミンキー(H. Mrs. Minky)

後列右端の大葉:ポールズ グローリー(H. Paul’s Glory’)
後列中央:フォーチュネイ オーリオマージネイタ(H.fortunei‘Aureomarginata’)
後列左端:ジューン(H.June)
     



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 リッチフィールド エンジェル(Lichfield Angel)




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 これは地植えのハイドン サンセットです。他のプラントの影で日光があまり射さない場所です。
 コンパクトで育てやすく、お花の美しさにおいても極上の品種かと思います。




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 レイディー エマ ハミルトンは、新しいシュートが順番待ちをしているかのように、何時もどこかに蕾のグループが控えており、優等生のような種類だと思います。




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 別のシュートにもこんなに蕾がたくさん見えます。 





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 アナベラは白が一般的ですが、昨年地元のガーデンセンターでピンクアナベラ(Hydrangea arborescens Invincibelle)に出会いました。すでにお花の時期も過ぎてピンクの色も褪せ、一鉢のみ残されておりましたが、何やら愛おしくて迎え入れることにしたのです。
 我が家での初めての開花ですが、期待以上に大きな株に成長し素敵なお花を見せてくれました。この柔らかなピンク色が目にも心にも優しいのです。




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 こちらは白のアナベラです。お花の生徒さんから戴いた小さな挿し木苗がスタートです。10年ほど鉢植えで管理してきましたが、今年はお花の数も20を数えました。白のアナベラには清楚な美しさがありますね。




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 ブルーのお花アガパンサスが中ほどに咲いておりますが、実はあのプラントはゴミ箱に処分される直前にご近所からレスキューしてきたものなのです。

 二年ほど前ご近所に新しいご家族が越して来られました。とても感じの良いご一家ですが、英国や日本、ヨーロッパご出身の方には見えません。

 越して来られて程なく、私も長い間遠くより眺めて楽しませていただいておりましたフロントガーデンの、Acer Griseumという美しい樹木がいきなり伐採され、衝撃を覚えました。
 やがてフロントガーデンのプラントも、残らず処分されましたが、丁度その終盤に差しかかった頃に気付いた私は、了解を得て僅かに残っていたプラントを可能な限り堀り上げてきました。あのアガパンサスはそれらの一つなのです。
そしてこの夏私の庭で初めてお花の時期を迎えました。

 その後新しいご近所さんのフロントガーデンはコンクリートで固められ、鉢植えのプラントひとつも置かれてはおりません。そしてその場所が他の用途に利用されている様子も伺えません。でも素敵な方々で、目が合えばにこやかに御挨拶を返してくださいます。

 思えば際だつ四季の変化も無く年中高温で乾燥がちの国々では、植物の種類も限られ庭文化の発達には自ずと限界が有る筈です。それぞれのお国の事情で庭に対する考え方そのものに違いが生じるのは当然のことなのでしょう。

 日本と英国には世界に誇る素晴らしい庭文化があります。豊かなガーデンカルチャーのある国に生まれたことが、どんなに幸運なことで有るかを、再認識させられた出来事でもありました。

 
 

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 薔薇・ジュビリー セレブレーション、ラヴェンダーとカスミソウのコーナーが何となく良い雰囲気です。 




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 このカスミソウ(Gypsophila Festival White)は、二年前の6月にこの場所に植えました。形を整えたわけではありませんが、お行儀よく咲いて見事です。
 左側のピンクのお花は、私の田舎ではボンバナ(盆花)と称しお盆の水祭りに使われておりました。ミソハギの一種で、学名をLythrum virgatum 'Rose Queen'と言います。
 ミソハギの右側の赤黒いダリアは、アラビアン ナイト(Dahlia 'Arabian Night')
 赤いカンナはトロピカンナ ブラック(Canna 'Tropicanna Black’)
 黄色い丈高の花々は、アキリア(Achillea filipendulina Cloth of Gold)です。

 


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 滝の水しぶきのようにも見えます。 




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 再びアナベラです。




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 ピンクアナベラを中心にちょっと華やかなコーナーになりました。鉢植えは自由に動かせますから、組み合わせの変化を楽しむことができますね。




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 このウラハグサ(Hakonechloa macra ‘Aureola’)は丈高のポットに植えられていますが、美しくて風情があります。箱根地方に多く自生していることから、学名にHakonechloaの名が冠されたようです。




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 英国人は総じてピンクがお好きなようです。お花屋さんの店先からも、まずはピンクの花束から先に売れていくと伺ったことがあります。
 白とピンクアナベラではどちらがお好きですかと庭に見えた英国人に伺いますと、やはり皆さまピンクと答えられました。

 ホスタ ジューンにもお花が咲き始めました。ウラハ草とジューンの間にあるホスタはプレイング ハンズ(H. playing Hands)という名前です。




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 レイディー エマ ハミルトンの登場する回数が多過ぎるかもしれません。でもこんな表情も素敵なのです。




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 ウイリアム シェイクスピア 2000(William Shakespeare 2000)




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宮城野萩(Lespedeza Thunbergii)は花後の黄葉も終わるころ、例年株元からすっかり刈り取ります。春にはしなやかなシュートが勢いよく伸び始め、やがてこのように茂りますが、9月の半ばには雅諏のあるお花を滝のように咲かせてくれます。
 後方の深紫色のプラント、フォレストパンジー’(Cercis Canadensis 'Forest Pansy')は、毎年枝枯れを繰り返してきましたが、今年はこの場所に馴染んで来たのでしょうか、品格のある美しい樹木の風情を見せ始めていると思います。このまま成長すれば高さ10mにも達する種類ですから、今後は高さのコントロールをしなくてはなりません。
 こきむらさき(黒紫、深紫)色は、聖徳太子の時代12階の冠位が定められた時、冠の色衣服の色共に最高位の色と決められていたのだそうですね。道理で格調高い色だと思います。
 ハート形の葉の形もソフトなイメージで、このプラントの愛好者は多いのではないでしょうか。


 

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 こちらはアガパンサス ノーザン スター(Agapanthus Northern Star)で、昨年我が家にやってきました。
鉢植えで管理しておりますが、今年はお花の数も昨年の3倍に増えました。育てやすくて性質の良い種類のようです。



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 蕾のブルーが濃く、お花にはくっきりと星模様が浮かび、キュートで華やかな印象です。 




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 静かに水の流れる音、木漏れ日、お花の目立たない植物達、自然の石の色、土の色、水の色、このコーナーは私の身近なエルサレムのようです。





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  1. 2012/09/04(火) 02:39:45|
  2. | コメント:13

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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