イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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フェスティバルシーズン&冬の花

                            23rd January 2013

 新年のご挨拶には時期遅れとなりましたが、いつも変わりなくお訪ねくださり、お励まし下さいました皆様に心から感謝申し上げます。2013年も、のんびりペースではありますけれど、細々と続けて参りますのでよろしくお願致します。 


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 このヴァイバーナム(Viburnum bodnantence Charles Lamont)は、沈丁花のお花のように小さな蕾が房状に集まり、淡いピンクのお花を咲かせます。かなり強い芳香を周辺に醸すのが特徴かと思います。
 今期は12月に一度雪がうっすらと積もった程度で、比較的温暖な気候が推移したからでしょうか、この時期にしてはお花の数が多いように思います。




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 一枝折り取って部屋に飾りますと、部屋中が沈丁花のような香りに包まれます。
 成長はゆっくりですが、晩秋から初春にかけて次々とお花を咲かせますから、枯れた冬の庭の一角に華やぎを添えてくれる貴重な花木です。




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 この時期、重宝なお花にウインタージャスミン(Jasminum nudiflorum)があります。
 壁の表面を覆って華やかに咲き始めました。このしなやかに長く伸びる枝は、生け花やアレンジメントの植物素材としても有難い存在です。
 
 鳥の巣箱は元々はスズメ用ということで求めて参りました。スズメ達はある程度の興味は示しますが、なぜか巣作りには至っておりません。実は一昨年から、ブルーティット(シジュウカラを一回り小さくしたような姿で、美しい青い小鳥)が、この巣箱で雛を育てるようになりました。嬉しい驚きです。




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 日本名で四季桜とも十月桜とも呼ばれます我が家の冬咲き桜(Prunus X subhirtella ‘Autumnalis Rosea’)が、今年も開花をはじめました。
 近隣では12月初めごろから華やかに咲いておりますのに、私の庭ではまだ7~8年の若木のためか、開花時期が例年遅れます。それでも、嬉しい冬の桜です。




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 フロントガーデンのセイヨウヒイラギ(Ilex aquifolium Myrtifolia Aurea Maculata)は、この場所で13年ですが、樹高はまだ2.5m程です。この種類には珍しくセイヨウヒイラギ独特のトゲがありません。何だか日本のモチノキ(Ilex integra Thunb.)に似ていますね。

 お気づきと思いますが、英国でイングリッシュ・ホリーと呼ばれております、いわゆる日本でのセイヨウヒイラギは、日本のモチノキと同じ【モチノキ科】のようですね。道理でこれら紅い実は日本のモチノキの実に似ています。
 ちなみに日本でのヒイラギ(Osmanthus ilicifolius)は、トゲは在りましても金モクセイや銀モクセイと同じ仲間でモクセイ科。確かに日本のヒイラギのお花は銀モクセイのお花にも似ていますし、芳香豊かな点でも納得いたします。



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 英国でファーストローズとも呼ばれます、プリムローズ(Primura vulgaris)が庭のあちらこちらで咲き始めました。vulgaris は「普通に見かける」という意味だそうですが、その学名の通り、野にも山にもお庭にも自然に咲いて、どなたからも愛される冬のお花です。


 

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 こちらも新年の訪れとほぼ同時期に、黄色い蕾をもたげて地表に現れる、ウインター・アコナイト(Eranthis hyemalis)です。光の当り加減で開いたり閉じたりさせながら、比較的長い期間楽しませてくれます。



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 クリスマス・イヴには、今年も入手しやすい材料でお寿司を握りました。ご飯のサイズは小さめではありますが、それでも握ったお寿司の数は100個を優に超えております。スピード優先で盛り付けには神経が行き届きませず、何とも無造作な仕上がりになりました。




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 今年は7キロのターキーをオーダーしました。例年通り、オーガニック飼料で放し飼いされたブロンズターキー(Norfork Bronze)です。23日にターキー農場で直接受け取りましたが、腕に抱えた瞬間、よろけそうなほどずっしりと来るのは、命の重みがプラスされているのでしょう。美味しくローストしますからね~などと、心の中で語りかけ、その命に感謝しながら車で30分ほどの道を家路に向かいます。

 クリスマス当日、午前10時にオーヴンに入れローストを開始し、4時少し前に焼き上がりました。それから30分間はベンチタイムでお休みさせます。この写真はそのリラックスタイムに写しました。
 今年は詰め物の中に自家製の乾燥セイジを混ぜましたが、そのハーヴの香りは大変効果的だったと思います。ターキーのローストそのものは毎年同じ手順を踏みますので焼き上がりに変化はありませんが、詰め物やソースでちょっとした変化を楽しんでおります。

 我が家の人気のソースはブレッドソースとハーヴの風味たっぷりのハーヴソースですが、それ以外にロースト料理には定番のグレービーソース、、フルーティーなクランべりーソースでいただきます。たっぷり詰め物をして焼いているからでしょうか、大変ジューシーで風味豊かな仕上がりになります。


 

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 30分休ませた後のターキーは、食べやすい厚さにスライスされ、温めたお皿に重ねられます。茹でたばかりのお野菜もたっぷりと保温プレート上に見えますが、ポテトも一緒に各自のお皿に取り分けて戴きます。

 イギリスのお野菜は、お味が濃厚で美味しいというのが、私の存じ上げている日本人の間での評判です。茹でたて(あるいは蒸したて)でしたらドレッシングなしでも、素材の味でそのまま戴けるほどです。美味しさの因果性に関しましては私にはわかりませんが、英国のアルカリ性土壌とも関係しているのでしょうか。
 


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 ナイスサプライズ・エンターテイメントのワンシーンです。実は歌のシーンもありましたが…。
 このような家族で集まる‘特別な日’の時間の流れは、嬉しく有難いと思います。




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 クリスマスの翌日26日のボクシングデーは、今年もスコティッシュ・サーモンのローストです。体長は約65cmほどですから、オーヴンに入りきらない分を切り分けてロースト致しました。焼き上がってから合わせます。
 例年通り、白ワイン、オリーヴオイルなど振りかけ、ローズマリーも香味として添えて焼き上げました。表面に黒く見えておりますのはアンチョビです。
 従来のモルネーソースではなく、今年はクリームソースとハーブソースをダブルでかけて戴きました。

 以上のクリスマス三が日メニューは、英国でのトラディッショナルな七面鳥の丸焼を除けば、家族が集まる時のアットホームなメニューで何も特別な御馳走ではありません。それでも、年に数回の母親訪問を果たしてくれる子供達に感謝の気持ちを込めて、久々の母親役をエンジョイ致しております。このようなひと時が、この先何度も廻ってきますようにと祈らずには居られません。 


 

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 大晦日の夜はこの居間で、土鍋のおでんなどを戴きながら、衛星放送を通して流れてくる日本からのテレビ番組を見て過ごします。恒例の歌番組が終わりますと、英国内の番組に切り替え、各地からの中継などを見ながら、新年を待ちます。
 さてテレビの画面は、国会議事堂の時計塔、ビッグ・ベンを大写しにしております。そして二つの針が重なり、チャイムの音がまさに鳴り響こうとしているところですね。私たち家族も鐘の音と同時にシャンパンを掲げて新年を祝います。



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 テムズ川沿いに相当数の花火の数が打ち上げられます。絶え間なく上がり続けますので、どのような仕掛けになっているのか不思議に思います。

 (カメラの日付は12月31日のままですが、この写真を見るまで私のカメラに時刻のずれがありますことに、少しも気付いてはおりませんでした)



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 2000年に出来ました大観覧車、ロンドン・アイが中央に見えます。




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 このお寒い中、大勢の見物客が繰り出しております。皆さま一様にカメラを高々と掲げておりますから、写真に一瞬を収めようとしておられるのですね。




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 再びビッグ・ベンですが、ロンドン・アイも見えております。




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 花火は次々と表現を変えて、間、髪を容れずに打ち上がり、見物の方々を感動の極地に誘っているかのようです。テレビで見ておりましてもその興奮の一端は伝わって参ります。




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 さてフェスティバル・シーズンも終わりまして、ここからは再び庭の写真になります。

 これはスキミヤの仲間で学名は、Skimmiya x confusa ‘Kew Green’と言います。まだ蕾なのですが、冬の間中ずっとこの状態を保ち、庭に咲く数少ない冬のお花としても貴重で有難い種類です。 




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 このシルクタッセルブッシュ(学名;Garrya Elliptica Male)は、シルクのように滑らかな感触のこの長いタッセルが特徴です。このプラントにとって一年中で一番魅力を発揮するシーズンが訪れました。これらのタッセルはやがて20cmほどに伸びて、少しの風にも揺れ動きます。




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 スレート色のブルーという説明に魅かれて2009年に求めたヘレボラスです(Helleborus Orientalis Slaty Blue “Wilgenbroek Selection”)。
 一輪だけの開花ですが、黒いお花に得も言われぬ存在感を感じています。




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 毎年レンテンローズの中でも、他に先駆けて開花するのがこのヘレボラス(Helleborus Orientaris Double flowering " Wilgenbroek Selection")、ダブル咲きで華やかなイメージがあります。


 

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 このヘレボラス、その名もローズマリー(Hellebourus Walberton's Rosemary) は、この庭で2年目のシーズンを迎えました。品種そのものも最近のハイブリッドのようで、素敵な種類だと思います。
 お花の時期も1月初めには開花を始めましたから、多くのレンテンローズ(春咲きクリスマスローズ)に較べ早めの開花かと思いました。
 お花の直径も7~8cmほどになり、しかもうつむき加減の咲き方ではなく、次第に持ち上がりながら咲き進みます。



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 キッチンでの水仕事の途中、裏庭にロングテール・ティット(Long-tailed Tit)の7~8羽のグループに気付きました。コンサバトリーに移動しカメラを構えますと…うち2羽がすぐ目の前、2メートルほどの距離に近付いてきたのです。
 
 背景が所々白いのは、残り雪です。

 

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 尾が長く仕草が可愛らしい小鳥で、私はこれらの姿を見ると思わず仕事の手を止めて見入ってしまいます。日本名はエナガ(柄長)で、日本全土に分布しているとのことですから、皆さまもご覧になられたことがお有りでしょうか。

 窓の内側からカメラを向ける私には、全く気付いていないのでしょうね。




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 偶然かも知れませんが、二羽がお互いに向かい合って行動しているように見えて、ほのぼの感が漂います。





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 こちらは一羽だけの写真ですが、振り向いた感じが少しだけ、然る浮世絵師の『見返り美人図』風で、また違った愛嬌があるかと思いました。
 最初の一枚を写した時刻は、2013/01/16 14:39:48
 そして4枚目のこの写真は 2013/01/16 14:40:30

 ほんの42秒間の、あっという間のパフォーマンスでした。

 

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  1. 2013/01/23(水) 05:39:00|
  2. | コメント:16

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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