イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ヘレボーラスなど

                              1st February 2014  

 長々と御無音に過ぎて参りましたことを、折々にお訪ねくださいました皆さまにお詫びを申し上げます。ブログの更新には至りませんでしたが写真だけは少々写しておりましたので、時節外れではございますが、前回に引き続く形でお目にかけさせていただきます。今後ともよろしくお願い致します。



人気ブログランキングへ

DSC02107 (1)
 まずは現在の庭の様子です。
 今冬の気候は過去数年に較べ、そぼ降る雨は多いのですけれど、比較的温暖に推移していると思われます。その為でしょうか、これらヘレボーラス(レンテンローズ、春咲きクリスマスローズ)の開花が例年になく早いようです。

 傍らのコークスクリューヘーゼルの落葉が、未だ清掃されることなく周辺を覆っております。思えばもう一年以上肥料も与えておりません。半分落ち葉に埋もれながら、それでも優しく咲き戻りました。
 このようなけな気な姿を見るにつけ、ガーデニングに夢中になれる時間を今年は少しでも多く取り戻したいと、改めて感じ入っております。

 白いヘレボーラスの種類名は、Helleborus Orientalis White with Pink-red edge "Wilgenbroek Selection"…少し長めの名前ですね。
 写真でははっきり致しませんが、僅かに赤の縁取りと覆輪が有ります。 この場所で5年目になりました。





DSC02128 (1)
 ローズマリーと言う名前のこのヘレボーラス((Helleborus Walberton's Rosemary)は、この庭に来てまだ3度目の開花です。昨年に較べ株も一回り大きくなり、お花の数も数倍に増えました。お花の直径も大きく、殺風景な冬の花壇の一角にピンク色の華やかさを添えてくれます。





DSC02133 (1)
 こちらはヘレボーラス オリエンタリス スレイティー ブルー(Helleborus Orientalis Slaty Blue "Wilgenbroek Selection")、求めて5年目になりますが、このように2本以上の花茎を見るのは今年が初めてです。昨年は一本だけ立ち上がりました。

 まだ開花には至っておりませんが、この黒い蕾たちの愛らしさを何と表現致しましょう。ラヴェルの説明にはスレート色のブルーと記されておりましたが、濃い紫みを帯びた青は茄子紺のようでも有り、明るさの加減では紫紺にも見え、今後の開花に至る色の変化が楽しみです。





DSC00414 (1)
 さてここからは大変恐れ入りますが、昨年の7月に遡らせて戴きます。

 フランス生まれの薔薇、ファーディナンド ピチャード(Ferdinand Pichard)です。
 オールドローズで小振りですが、90余年も愛され続けてきたお花には、やはりそれなりの魅力が有りますね。
 



 
DSC00420 (1)
 このホットチョコレート(Hot chocolate)の枝はアップライトに伸び、お花もほぼ上向きに咲きます。緑濃く艶の有る葉は見るからに丈夫そうで、ブラックスポットにも罹りにくい品種かと思います。花弁の数はやや少なめですが、何と申しましてもこの焼け焦げたような赤が私には魅力です。





DSC00454 (1)
 このエイ シュロップシャー ラド(A Shropshire Lad)の植えられている場所は、半日陰で必ずしも条件の良いベッドでは有りません。そのためお花の数は少ないのですが、咲くお花はすべて例外なく見事で、性質の良い種類で有ることを伺わせてくれます。
 蔓バラとして育てて居ますのでやや高い位置で咲きました。





DSC00557 (1)
 ジュビリー セレブレーション(Jubilee Celebration)は、いつも期待を裏切りません。





DSC00567 (1)
 テス オブ ザ ダーバヴィルズ(Tess of the d'Urbervilles)
 カップが深くて、花弁の反り返りが何ともユニークな蔓バラです。
 英国人の方々は赤バラの中では、特にこのような深紅色、クリムソンがお好きと言う方が断然多いように私は思います。




DSC00574 (1)
 沢山の花弁を幾重にもびっしりと巻き込み、その重みでうつむき加減に咲くこのスピリット オブ フリーダム(Spirit of Freedom)は、私の大好きな薔薇の一つです。形はエレガントでフェミニンなオールドローズタイプ、色も淡いピンク色、香りも素晴らしくて眺めるたびにうっとりとしてしまいます。
 

 


DSC00670 (1)
 コティナス コッジグリアでバラエティー名はゴールデン スピリットです(Cotinus Coggygria Golden Spirit)。日本では‘ケムリノキ’と呼称されているようですが、英国でも‘スモークツリー’とかスモークブッシュ’と呼ぶ方もおられます。

 この場所に植えてすでに14年ですが、生け花用に毎年何本も枝を刈り取りますので、なかなか大きく成長するチャンスを与えることが出来ません。それほど素晴らしい花材です。
 葉が濃い紫色の種類は、お花屋さんで枝が売られていることも有りますけれど、このゴールデンイエローの方は、まだ見かけたことが有りません。私の庭では貴重な一本です。





DSC00687 (1)
 ブルー マウス イヤー(Hosta Blue Mouse Yars)と呼ばれるミニチュアサイズのホスタです。
 2005年にチェルシーフラワーショーで苗をオーダーして今年で9年目になりますが、やっと観賞用として見応えのあるサイズに株が成長しました。名前はこれら小さな葉っぱ達がネズミの耳のような形に見えることから名付けられたものと思われます。これを求めた時に名前上の遊び心でキャッツ アイ(H. Cats Eyes)と言う、更に小さな極小サイズのホスタも求めたのですが、残念ながら数年後に消えてしまいました。

 ホスタの観賞価値は一般には葉がメインですから、お花にはそれほど期待しないのですけれど、このブルー マウス イヤーのお花の愛らしさをいかがお思いでしょう。葉もお花も両方楽しめる素敵な種類のように私には思えます。





DSC00738 (1)
 真っ赤な花が咲き進むにつれ、炎のように勢いよく反り返って咲くグロリオーサ ロスチャイルディアナ(Gloriosa Rothschildiana)は、多くのフラワーアレンジャーにとって、大変魅力的な花材の一つだと思います。
 花材の豊かな英国ですが、一般のお花屋さんでもあまり見かけることが少ないのは、葉の先端が巻きひげ状になっていて、お互いに絡みついたり、細い茎が折れやすかったりで、扱いに特別な注意を要する素材で有ることが原因の一つかも知れません。
 それにお花が複数付いた丈の長い葉付きの場合は、一本一本が細長いバルーンの中に納められて保護され、かなり高額で売られていることも確かです。私も展示会など特別な時にのみ卸業者に注文致しております。

 そのあこがれのグロリオーサの鉢植え(三本立て)に、2012年の3月、卸業者の店舗内で巡り会いました。早速求めましたが、この写真のお花は、冬を越して新しく伸びてきた花茎から2013年の夏に開花したものです。

 未経験の植物で扱い方に戸惑いましたが、コンサバトリーで春に新しい芽が勢いよく伸び始めたときには、胸がときめきました。このプラントは何と茎が2メートル近く伸び続けますから、普通の高さで観賞するためには、1メートルほどの処で、いったん、茎を折れないように気をつけながらカーブを描くように下方に曲げ、鉢近くで又上向きに曲げて仕立てるところが、一風変わっております。

 今年の夏にもこのようなお花が咲いてくれることを期待しています。

 



DSC00977 (1)
秋咲きシクラメン(Cyclamen hederifolium)は、乾燥や日陰に強く、毎年数を増やしながら愛らしいお花を見せてくれます。




 DSC01075 (1)
 レイディー エマ ハミルトン(Lady Emma Hamilton)をご覧いただく回数が断然多いのですけれど、中に小さな灯りがともっているようで、ほのかな温もりを感じさせてくれる雰囲気が特に気に入っているのです。

 


DSC01082.jpg
 ミヤギノハギ(Lespedeza‘Thunbergii’)が今年も見事に咲きました。丈高く伸び、更に滝のようにしな垂れて咲いておりますが、これらの枝葉はすべて4月ごろ、株元から伸びた新芽が成長したものです。
 たおやかでみやびな印象のお花ですが、美しさの奥の秘められたパワーには圧倒されるものが有ります。




DSC_0011 (1)
 宮城野萩がこの時期のフロントガーデンのフォーカルポイントですが、萩を追うようにこれらのアスター ヴァイオレット クイーン(Aster 'Violet Queen')も、開花を初めました。野辺に咲くスミレのような懐かしい色で、姿は野菊のようにも…季節が廻る度に、すでに10年以上もこの場所に咲き続けています。





DSC01185 (1)
 再びレイディー エマ ハミルトン(Lady Emma Hamilton)です。少しづつですが絶え間なく咲き続け、赤味を帯びた枝葉も端正で美しく、理想的な種類だと思います。




DSC01196 (1)
 ススキとシュウメイ菊の取り合わせは秋の風情で、英国のボーダーガーデンでも良く見られる光景です。
 こちらの方はこのススキのようなグラス類を大変に好み、種類も多くて、植物好きの方のお庭でしたら普通に見られるものと思われます。

 最近のことですが、私の日本の家にお住まい戴いていた方がご退去になられ、私は十数年振りに庭の手入れをする機会がございました。どこから種が飛んで来てはびこったのでしょう、そこには何と草丈1メートル50センチほどのススキが広範囲に群がり、目を疑う光景が…シャープな葉は鋭く固く、触ることさえもためらわれ、根茎も簡単には抜き取れそうにもありません。その逞しさに悲鳴をあげんばかりでした。

 石組の間にも根を広げておりましたから、これらはプロの方に根こそぎ取り去ることをお願い致すほか有りません。根絶するのは大変な作業で一日がかりでしたと、後日、連絡を受けました。
 
 この写真のススキ(Miscanthus Sinensis‘Kleine Fontain')は園芸用に改良されておりますので、丈も程良い高さです。日本の野生のススキのように根を広げて勢いよく増え続けることも有りません。とても優しい風情の改良品種なのです。

 日本の庭に蔓延っていたススキ(Miscanthus Sinensis)は、あの茅葺屋根の材料となる、たくましいオリジナルのススキだったようです。日本の山野で風に吹かれて穂をなびかせるあの風情有るススキも、広々とした山野に有ればこそで、限られた広さの庭には全くそぐわないことを改めて認識させられた出来事でした。




DSC01278 (1)
2010年末にベアルートで求めたプリンセス アレクサンドラ オブ ケント(Princess Alexandra of Kent)。まだ株が小さく、しかも他の威勢の良い薔薇の陰で必ずしも良い条件下には有りませんが、咲くお花はすべて見事と言うほか有りません。お花も大輪でしかも照り輝くようなピンク色です。





DSC01287.jpg
 リッチフィールド エンジェル(Lichfiield Angel)は、四方に伸びやかに枝を拡げて咲きます。




DSC01293 (1)
 淡いイエローも外側に向かうほどに白くなり、とても優しい感じのお花、ザ ピルグリム(The Pilgrim)です。




DSC01813 (2)
 昨年の11月末でしたが、ほぼ一ヶ月間家を留守にして帰宅しました際、このヘレボーラスが、落ち葉の間から何本も花首を持ち上げておりました。
 この白いお花の咲くヘレボーラス ナイジェラ(Helleborus Niger)は、ヘレボーラスの中では一番乗りでクリスマスの頃にお花を見せます。イギリスで唯一クリスマスローズと呼称されるヘレボーラスです。

 それにしましてもこれらは、例年よりも少々早い開花のようにも思えます。カサコソとしたヘーゼルの落ち葉に埋もれて快適だったのかもしれませんね。




DSC01856 (1)
 玄関脇のトピュアリー型のセイヨウヒイラギ(Ilex aquifolium ' Argentea Marginata)ですが、赤い実の部分をアップ致しました。 
 これは雌木(femail)ですから豊かな赤い実を期待するなら、傍に雄木(mail)が不可欠となります。Irexの種類は大変に多いのですが、雌雄異株では有りましても同じ種類が雌雄に分かれているわけではなく、それぞれの種類は雄木か雌木のどちらかに属しているということのようです。

 この斑入りの‘Argentea Marginata’は雌木だけの種類ですから同種の雄木は存在致しません。
 赤い実を愉しむためには、花粉を豊かに振り撒く、受粉樹としても優れた、別品種の雄木を求めなくてはならないようです。

 (最近頂戴致した、ゑわさまからのコメント欄でのご質問を契機に、この欄の記述の内容を一部書き換えさせていただきました。ゑわさま、良い御質問を有難うございました)





DSC01852 (2)
 トピュアリーの球がやや大きくなり過ぎましたので、一回り小さく刈り込みました。その刈り落とした小枝を全部使って、クリスマスリースに仕立て上げたものがこちらです。
 松ぼっくりの他に、リボンを指先でクルクル巻いて薔薇のお花の形を作りました。手元に有る限りのリボンを使いましたが、大きくて赤いバラがあと2個ほど欲しかったかなと思っています。(後上方の白い輪の部分は建物の反射で、リースのデザインとは関係ありません)

 イギリス人の生け花の生徒さんから、来年のクリスマスにはこれと同じリースを作りたいから、作り方を必ず教えてねと約束させられました。
 一昔以上前ですが、フラワーアレンジメントの生徒さんと一緒に、赤いリンゴを周りにあしらってクリスマスリースを作ったことを思い出しています。





DSC01832 (3)
 クリスマスターキーのローストです。サイズは昨年よりもやや小さめですが、それでも標準サイズの6Kgをオーダーしました。オーガニック飼料で放し飼いされたブロンズターキー(Norfork Bronze)を、もうかれこれ20年も、同じ農場から求め続けております。

 例年、詰め物の変化を楽しんでいますが、今年はかなり趣向を変え、栗とクルミと小豆の入ったもち米玄米ご飯を詰め込みました。日本的発想の詰め物もご飯好きにはなかなか乙なお味です。
 今年はディナーの席にいつも居るはずの身内の一人が海外に出ておりましたので、その分寂しさは否めません。それでも到来物のローラン・ペリェや日本の大吟醸酒を戴きながら、まずは家族が大過なく健康で越年出来ますことに感謝を致しました。 





DSC01830 (3)
 クリスマス当日の午後3時は、恒例のエリザベス女王様のスピーチの時間です。
 例年でしたらキッチンで時計とにらめっこをしながら、忙しく立ち働いている私ですけれど、今回はほんのひととき女王様のお顔を拝見するために、テレビの有る部屋に移動しました。この画面はスピーチのひとコマで、ちょうど王室の4世代ご一緒のお写真が画面に写し出されたところです。 
 四世代ご一緒のお写真の中に、それぞれのパートナーの方々は御一緒ではありません。そのような面でもユニークなお写真に私には見えました。




DSC01880 (1)
 大晦日の恒例行事、テムズ川河畔の花火を、今年もBBCテレビの中継画面からカメラに収めました。
 激しく動きのある画像なので、私にはなかなか上手に写真に写せません。すべてピンボケ画像ですが、雰囲気だけでもお届け出来ればと、ここに貼り付けました。

 (日付は12月31日になっておりますが、実際には1月1日の0時を回ったところなのです。私のカメラの時刻が少々遅れておりますのを、不覚にもまだ調整しておりませんでした)



 
DSC01896 (1)
 ロンドンの花火には小休止が有りません。沢山の数の花火が次々と表現を変え、間髪を容れずに打ち上がります。それでいて、私の眼にはポエティックであり、まるで舞台上にドラマが展開しているようにも見えます。
 



DSC01917 (1)
 私のピンボケ写真では、ドラマティックなパフォーマンスの片鱗をもお伝えできないできないことを、大変残念に思います。



DSC01918 (1)
 これはクライマックスシーンのようにも見えます。

 テムズ川河畔を埋め尽くした大勢の方々は、終了後、三々五々に散らばりますけれど、なぜか私には日本の神社仏閣への初もうでの人波と重なります。人々は轟音と光の洗礼を十二分に受け、新年への期待と祈りを込めて家路に就かれたことでしょう。

 遅ればせながら、皆さまにおかれましても、どうぞお幸せなお年であらせられますよう、お念じ申し上げます。



人気ブログランキングへ



スポンサーサイト
  1. 2014/02/01(土) 07:36:20|
  2. | コメント:12

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。