イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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苔ものがたり

                                  12 January 2007


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 苔むす庭の一角があればというのが、私の密かな願いでした。この家にやって来たとき、この場所はアイビーなどが生い茂り、特に形も決まっていなかったので、日本風にすることに何の迷いもありませんでした。池を掘るときは、連れ合いが引き受けてくれましたし、まったくの自己流ですが、まるで箱庭でも作るように楽しみながら少しずつ形にしてきました。 十年経てば少々まずくてもそれらしく見えてくるものですね。

 この石は自然のままの石で、つくばい用に穴を掘ったわけではありません。風雨に打たれている間に、土が流されて元の形が現れたのです。穴は小さいけれど‘つくばい’になりそうだと思ったのは数年経ってからのことでした。

 今の時期、新しい苔が生長し始めたところで、まだ多くはありませんが、今にこの石全体が緑の苔ですっぽりと包まれます。すると小鳥達はこの苔が格好の巣作りの材料になるものですから、苔のほとんどはやがて小鳥の夫婦達によってむしり取られ、石は元の姿を現してしまいます。



 
20070112065127.jpg


 苔を装ったタイムが、今の季節も美しい緑を見せています。苔ではないのですけれど、私の気持ちの中では十分‘苔’的なのです。




 20070112065043.jpg

 これは本物の苔です。自然に育つ苔はやはりいいですね。この石に初めて苔が芽生えたとき、この小さな‘島’が苔に認められたような気がして嬉しかったものです。




20070112065542.jpg


 私はこの石灯籠の上についた苔も気に入っています。苔が生えて初めて存在感のある本物の灯籠になったという気がしました。
 
 十年経って、この日本風庭園の一角が何となくそれらしく見えてきたのは、植物の成長はもちろんですが、あちらこちらが苔むして、最後の仕上げは苔がしてくれているように思い、苔の大切さを再認識している私です。
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  1. 2007/01/12(金) 10:06:31|
  2. | コメント:8
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コメント

“シシオドシ”に憧れているの

お庭に“猪脅し”があるなんて、素敵ね。
雨の日などは、カ~ン・カ~ンと結構鳴りますか?。
シジュウカラなどの小さな鳥は、ベランダの水鉢にも来てくれますし、小さな風車なども置いて、少しでも庭の面影を・・・と思いますが、“猪脅し”や“灯籠”、苔むした岩石は夢です。
  1. URL |
  2. 2007/01/12(金) 14:15:51 |
  3. ばら色婆ァバ #-
  4. [ 編集]

ばら色 さま
 実はこれは水がわずかに滴り落ちるように設えた、つくばいなのです。ですから、カーンカーンという音は致しません。これのすぐ上辺りに餌かごがいくつか吊り下げられていますから、これがしし脅しだったら、小鳥達は自分達が脅されているように思い、近付かないかもしれませんね。
 そうそう 小鳥達はこの小さな水たまりでパシャパシャと水浴をしていますよ。
  1. URL |
  2. 2007/01/12(金) 20:16:37 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

英国の石にも苔が生えるとは思いませんでした。苔は日本からのものかと。とても和の雰囲気が出ていますね。
  1. URL |
  2. 2007/01/13(土) 13:00:48 |
  3. shigeko #-
  4. [ 編集]

“蹲”でした

お写真を良く見たら、後ろに岩がありませんでした。
はなあかり様の文中にも、はっきり“つくばい”と書かれておりますのに、写真を拝見した途端“猪脅し”だと思い込んでしまって・・・。
思い込みが強いのはいけませんねぇ。
ごめんなさいね。
  1. URL |
  2. 2007/01/13(土) 15:25:05 |
  3. ばら色婆ァバ #-
  4. [ 編集]

shigeko さま
 苔は屋根のスレートにもつきます、石灯籠の上に生えているような丸いポコポコしたのが。冬は太陽光線が弱く,日も短く、しかもしとしとと雨が降る日も多いので、苔にとっては良い条件なのでしょう。古い屋根ほど多く、場所によっては屋根がみどり色に見えたりします。
 ウエールズや、湖水地方、スコットランドは雨が多いので、もっと多いと思いますよ。苔はハンギングバスケット用や、フラワーアレンジング用に、園芸センターなどで売られているのも日本と同じです。
  1. URL |
  2. 2007/01/13(土) 21:47:31 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

まるで京都の有名なお寺の庭のような雰囲気ですね。
  1. URL |
  2. 2007/01/13(土) 22:19:29 |
  3. ナベショー #-
  4. [ 編集]

バラ色 さま
 庭に猪脅しがあったら、その音につられてご近所の方が覗きに見えるでしょうね。そしてきっと『ワーオ』と感激されることでしょう。庭の三分の一が日本風ですが、友人達はこの自己流の日本風コーナーでも大変気に入ってくれて、ご自分の庭にも日本風のコーナーを作ってしまわれた方もいます。こちらの庭好きにとって日本庭園は永遠の憧れなのでしょうね。哲学的で、高尚なイメージで受け止められているとおもいます。
  1. URL |
  2. 2007/01/13(土) 22:20:17 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

ナベショー さま
 またまた ご冗談を! 狭いのですよ。でも石を二つ置いて島をイメージした部分は、「ここだけほんのちょっぴり竜安寺の気分」、などといって楽しんでいるのですから、気分も持ちようですね。
 庭っていいですよね。私には最高の遊び場です。子供の頃、時の経つのも忘れて砂場などでさまざまなものを作って遊びましたが、あの感覚が蘇ります。小さくてもそれなりに夢の構築の場なのですよ。
  1. URL |
  2. 2007/01/14(日) 02:59:39 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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