イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

シャトルワースハウスでのアレンジ

                                 23 January 2007


人気blogランキングへ←こちらをクリックしていただきますと、ポイントになります。いつも有難うございます。


20070123051531.jpg


 このアレンジをしたのは数年前で、デジカメではなく普通のカメラで写しました。スキャナーを使ってパソコンに画像を取り込みましたが、アップロードの段階で拒否され、仕方なくデジカメで写真を写し直しました。鮮明でないのはそのためです。お赦しください。
 
 シャトルワースハウスは、ベッドフォードシャーにあり、この建物の建築はヴィクトリア時代です。大富豪、ジョセフ シャトルワースがこの広大な地所、Old Warden Park( 1862ヘクタール)を手に入れたのは、1872年のことでした。
 彼の孫、リチャード シャトルワースが、飛行機事故で1940年に31歳で悲劇的な最期を遂げ、この豪壮なマンションは、70年も経たずに跡を継ぐべく主を失いました。
 残された母親のドロシーは、その愛息の死から4年後、彼の名を永遠に留めるため、彼の名前を冠したトラストを制定し、‘46年には彼が農業に強く興味を抱いていたこともあり、農学校を開校しました。
 ドロシーは‘68年に亡くなりました。その後、名園、スイス ガーデンの、管理・運営はベッドフォードシャーに委託され、‘81年より一般公開されるようになりました。
 シャトルワースハウスのレセプションルームは、現在、会議やセミナー、また結婚式などに貸し出されています。
 上掲の写真は、そのレセプションルームの一室ですが、私の英人の友人から彼のご子息の結婚式の花アレンジを頼まれた時のものです。
 広くて、薄暗い部屋でしたが、誰もいないところでたった一人、ペデスタルアレンジメントを二つ致しました。
 周りの重々しい雰囲気に、圧倒されましたけれど、こんな豪壮な大邸宅でのアレンジのチャンスなど、そんなにあるわけではありませんから、感謝しながらエンジョイ致しました。

20070123051428.jpg


 このアレンジメントの花材について花嫁さんから希望がありました。
それは、百合、カーネーション、菊、この三種類の花は避けて欲しいと言うのです。そして赤いバラをメインにしたアレンジメントと言うことでした。
フラワーマーケットで求められる一番大きいサイズのバラ、さらにスプレーバラをたくさん使いました。




20070123051445.jpg


 この部屋は、結婚式のレセプションルームとして使われました。
 教会での結婚式の飾りつけは、至る所を、花で埋め尽くす感じになりますが、このように歴史的な建造物の中でのアレンジは、室内の装飾そのものに重厚な雰囲気がありますので、そのイメージをできるだけ邪魔しないようにあしらうのが配慮で、アレンジメントの数は少ないのが普通のようです。
 友人から、式場とレセプションルームに、ペデスタルアレンジをひとつずつと頼まれたとき、それでは少し物足りないのではと一瞬思ったのですけれど、彼女の考えは正解でした。これで良かったのです。



20070123051555.jpg


 ずいぶんピンボケですが、ここはレセプションルームの隣の部屋で、結婚式の執り行われた部屋です。ここにも同じペデスタルアレンジが置かれました。つまり二つのアレンジメントのうちの一つです。




 20070123051619.jpg


 これはパンフレットに載っている写真から拝借しました。
 写真の右側の方はジョセフ シャトルワースの令息である、フランク シャトルワースです。彼は何と57歳で23歳のドロシーと初めての結婚をします。



20070123051711.jpg


 まだまだヴィクトリアン調の、でも何となくエドウォーディアンの雰囲気もどことなく漂う、何とエレガントなドロシーの姿でしょうか。




20070123051647.jpg


 二人が結婚して七年後の1909年に、リチャードが誕生しました。
でも待望の愛息が生まれて、四年足らずで、夫のフランクは亡くなってしまいます。
 リチャードは、農業に興味があり、新しい農機具などを取り入れて積極的に取り組んでいましたが、他にカーレースや、飛行機の操縦にも情熱を注いでいました。飛行経験も多い彼でしたのに、事故は不本意な形で彼を襲いました。一人息子を失った母親の悲嘆はいかばかりであったことか・・・。
 しかし彼の名は、母親の念願どおり、THE RICHARD ORMONDE SHUTTLEWORTH REMEMBRANCE TRUST として、永遠に残ることでしょう。


人気blogランキングへ←こちらをクリックしていただきますとポイントになります。有難うございました。

 
スポンサーサイト
  1. 2007/01/23(火) 10:44:22|
  2. フラワーアレンジメント
  3. | コメント:6
<<ロビン(イギリスの駒鳥) | ホーム | 着物は神秘に満ちて?>>

コメント

私も写真の取り込みが出来ないの

つい最近まで、普通のカメラ(フィルム)で撮っていた写真を、ブログに使いたくて・・・でも、私も取り込みが出来ないのです。
息子から一度聞いたのですが、電話で聞いたので要領を得なくて、結局はデジカメで写真を写すことに・・・。
そんな写真を何度も、平気で図々しくアップしています。
もっとも、フイルムでもデジカメでも、私には写真撮影のセンスも腕もないようです。
  1. URL |
  2. 2007/01/23(火) 15:50:42 |
  3. ばら色婆ァバ #-
  4. [ 編集]

ばら色 さま
 サイズなど問題ないのに、拡張子が対応していないということで、拒否されました。他にきっと方法はあるのでしょうね。ここは中規模の田舎町で周りにPCやブログのことで助け舟を求められる方も残念ながらまだいません。でも、ブログを始めたのは、ブレインのアンチ エイジング対策ですから、自分で模索しながらゆっくり学び取っていくのも歓迎すべきことかもしれませんね。
  1. URL |
  2. 2007/01/23(火) 21:34:07 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

こんばんははなあかりさん。すごいお屋敷ですね。そういうお宅からアレンジをお願いされるはなあかりさんも、すごいいけばなの先生かなと思ってしまいました。アンチ エージングとは、ブログもやっぱり面白いなあと思いましたよ。確かに亡くなった父親が、ワープロは、指を動かすだけでも、ぼけないなどといっていたのを思い出しました?
  1. URL |
  2. 2007/01/23(火) 23:24:13 |
  3. hanahhana1952 #-
  4. [ 編集]

hanahhana さま
 私は引き立ててくださる良い友人に恵まれているだけで、腕の方は全然たいしたことはありません。このお屋敷の一部がカレッジになった程ですから、物凄く大きくて豪壮な建物です。式の前日、このレセプションルームの辺り、足音も聞こえないほど静かで、アレンジをしている間、周囲の何十枚もある大きな絵の中の人物達が一斉に私を見つめているようで、ときどき背筋が寒くなりました。
 アンチ エイジング、がんばります。hanahhanaさんはまだ関係なさそうですね。
  1. URL |
  2. 2007/01/24(水) 04:44:42 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

イギリスやヨーロッパには、荘厳な家やお城、教会の建築物、、、概観だけでなく内部も装飾物、絵画も、、、
歴史を感じさせられますね!
昔に、幾度かの出張で訪れた英国やヨーロッパの歴史の重みに、ある意味でショックでした。
  1. URL |
  2. 2007/01/24(水) 08:38:15 |
  3. ナベショー #-
  4. [ 編集]

ナベショー さま
  それぞれの建物には、そこに生きて暮らした人間の歴史があり、そんな部分にも興味をそそられる私です。そこに展開されたさまざまなドラマの概略を知るだけで、それらの建造物と自分との間の距離感がずいぶん違ってきますよね。
 あの麗しきドロシーさんはドレスを引きずりながらこの部屋で時を過ごしたこともあったに違いない、などなど想像の世界を散歩しながら、花アレンジを致しました。でもこちらは幽霊の国ですから、ちょっぴり不安でときどき後ろを振り返ったのも確かです。
  1. URL |
  2. 2007/01/24(水) 10:07:48 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。