イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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英国:カントリーの春(2)

                                    5 March 2007


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 緑豊かな田園の中で人生の大半を暮らす、それがイギリスの貴族や、紳士淑女の憧れのライフスタイルであることは、現在も変わっていないと言われます。コッツウオルズでなくても、イギリスには、形容の言葉も見つからないほど、美しい田園風景に囲まれた田舎はごまんとあり、何時間田舎道をドライブしても景色に飽きることはありません。
 前回に引き続き、私の住む街の近くの ヴィレッジの風景をお目にかけたいと思います。




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 何百年も昔からのヴィレッジなので道路が曲がりくねっていて、その上狭いのです。この先数百年経っても道路拡張などあるはずもなく、この狭さを誇りとして、人々はあるがままを守り続けていくことでしょう。
 左側の人家の脇に二つの大きな角型の容器が見えますが、実はあれはウィーリービン(wheelie bin)と呼ばれる、ゴミ容器なのです。右側の黒い方はリサイクル出来ないゴミ用、左側のグリーンのカバーの方が、ガーデニングによって出るグリーンゴミ専用で、それらはリサイクルされます。この日は回収日だったので、容器がまだ外に出たままになっています。




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 このお宅の生垣は、ブナの木ですが、茶色くなった葉が落ちずに木についたままです。ブナは、生垣ではなく一本の樹木として植樹しますと、冬には落葉しますのに、生垣に使いますと、新芽が出るまでこの状態が続くのです。
 英国に来て初めてぶなの生垣を見たとき、ブナとは気がつかず、生垣が枯れてるように思ってしまいました。不思議なブナの生垣です。




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 このお宅のお庭は相当広そうです。正面の入り口を写させていただきました。車でドライヴして入って行くようです。




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 こちらのお宅の入り口は素敵ですね。左の道路に面した花壇には、こちらでユオーニマス ジャポニカと言われる常緑のグリーンを何種類かと、ヒイラギを植え込んでいます。花は白のスノードロップを僅かにあしらっているだけです。
 もしここにビオラなどのような色とりどりの花が植えられていたら、この家の雰囲気にはマッチしないでしょうね。このお宅には、外から拝見する範囲だけで、庭に対する落ち着いたセンスの良さが漂っているように思います。




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 道脇の草むらにプリムローズ(Primura vulgaris)が咲いていました。この種類はこのように野生でも育っています。




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 家と家の間にはこんな牧草地も広がっています。




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 大きな木ではありませんがピンク色の桜です。今の時期でしたら富士桜のようにも見えますが、はっきりした名前はわかりません。




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 「写真を写してもいいですか」と、傍におられた方に許可を求めました折、パーゴラの方を指差されて、五月の初めには丈の長い藤の花が見事に咲くので、その頃また見に来てください、と言われました。
 この桜の名前を聞きましたが、記憶に無いということで残念でした。





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 これはヴィレッジの外れでしたが、ファームショップと言われる、農産物の無人販売所です。日本ではお馴染みの光景ですが、イギリスにもあるのですよ。プラントやお花が売られているところもあります。このような信用販売が成立する環境にあるということは、やはり嬉しいですね。もっともこのような田舎ならばこそ、可能なのでしょうけれど。



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 何が売られているでしょうか。放し飼いされた鶏の卵、じゃがいも、蕪、人参、ブロッコリー、キャベツ、メキャベツ、ポロねぎ(リーク)、玉葱、などが見えます。


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  1. 2007/03/05(月) 09:44:47|
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  3. | コメント:16
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コメント

はじめまして
いつも、見ているだけで、イギリスに行った気分になります。

イギリスにあこがれている者です。
そして、いつか英国でアレンジや料理の勉強がしたいと思っています。
  1. URL |
  2. 2007/03/05(月) 17:48:54 |
  3. rosemary #.7IG8Y3g
  4. [ 編集]

こんばんは はなあかりさん

昨日新聞に家屋の年数が書かれていました。日本家屋は今30年、ヨーロッパは、80年とか書かれていました。そんな時間を感じる家並み。農家の信用買は、私の家の周りにもありますよ。100円が相場です。ジャガイモ、キャベツ、にんじんとかです。玄関まで続くアプローチがいいですね。こんな風にできたらいいですね。
  1. URL |
  2. 2007/03/05(月) 22:14:45 |
  3. hanahhana1952 #-
  4. [ 編集]

rosemary さま
 ご覧いただきましてありがとうございます。こちらの特別ではない普通の暮らしを、季節の移り変わりの中でお伝えできたらと思っています。
 英国の素晴らしさの一つは田園文化だと言われていますので、こちらへお見えの折はぜひカントリーサイドにもお出かけになってみてくださいね。
  1. URL |
  2. 2007/03/06(火) 00:02:00 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

hanahhana さま
 現在私が住んでいる家は、古くなくてまだ60年程度のものです。ところが私が自分の日本の家について話す時、もう古い家なのですよ、と言いますが、築30年なのです。売却するとしたら家の経済価値はゼロなのでしょうか。
 このようにイギリスの家は60年では古くないと言い、日本の家は30年で古いと言う、その違いは疑いもなく家の堅牢さでしょうね。ヴィクトリア朝時代、ジョージ王朝時代(1714~1830)の家に住む知友もあり、30年で減価償却されてしまう日本の家のことを、こちらの方に説明してもなかなか理解されません。
  1. URL |
  2. 2007/03/06(火) 01:16:51 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

英国の家

駐在生活を終えて日本に帰ることになった友人が「イギリスの家を持って帰りたい!」と言っていた事がありましたが、確かに、時代を経て大切に住み継がれてきた英国の家々には、人々を魅了するなんとも言えない温もりを感じます。
高原の山荘を建てる折私達夫婦も同じ思いに駆られましたが、所詮無理なお話で、せめて英国建材で山荘を建てる事でした。
しかし、日本にはアメリカ建材は豊富にあっても英国建材は少なく、あったとしてもビックリするような価格(こちらの5倍位)に跳ね上がっていました。
夫に協力してもらい、英国中の工房を回って一年程かけて集めた建材の中には、2~300年程経った古いオークの梁などもあり、今山荘の天井を飾っているのは、日本で持てはやされるクリスタルのシャンデリアではなく、無骨な英国人の職人さんが作った、何世紀もの間変わらぬデザインの、黒い鉄のシャンデリアなんですよ。
  1. URL |
  2. 2007/03/06(火) 03:36:31 |
  3. 英香 #ZqL9wlhI
  4. [ 編集]

ファームショップ

ファームショップ、うちの近くにもいくつかありますよ。
規模は小さいですが、野菜とか花束とかおいてあります。
たまに利用してます。
  1. URL |
  2. 2007/03/06(火) 05:49:22 |
  3. yoken #Ce2ke55Y
  4. [ 編集]

英香さま
 17世紀のカントリーハウスで、黒い鉄製のシャンデリアを見たことがあります。数百年経ったイングリッシュオークの黒っぽい梁と、鉄製のシャンデリアは英香さまの山荘でこれから何百年も在在し続けることでしょうね。
 イングリッシュオークは800年以上も長生きし、高さも30Mをこえるとのこと。優れた木材で、家屋や家具はもちろんですが、その丈夫さゆえに軍艦の材料として威力を発揮してきたのだそうですね。
 英香様のイングリシュオークに寄せる特別な思いが、何としてでも日本のお宅の建材にと、決意させるに至ったということだと思いますが、きっと素敵に周辺に溶け込んでいることと想像しています。
 日本にはこのオークは存在しませんし、英香様の山荘のオークの梁は、日本では貴重な存在になることと思います。
  1. URL |
  2. 2007/03/06(火) 10:21:35 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

yoken さま
 お野菜が新鮮なので、私はつい買い過ぎてしまいそうです。放し飼いの鶏の卵は日本では大変高かったのですが、こちらでは普通のものより二割程度の違いです。生みたてなので気持ちよくいただけるのがうれしいです。
  1. URL |
  2. 2007/03/06(火) 10:29:56 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

こんにちは。
どのお宅も管理がしっかりされていますね。
素晴らしいです。

無人販売所は日本でも田舎のほうしか見られなくなりました。
(私の町にはあります)
イギリスでもあるんですね。
よほど治安がいいんですね。

私はシャーロック・ホームズの大ファンなので
イギリスが大好きなんです。
水彩画も素晴らしいです。
どのお宅もそのまま水彩画にありそうで、スケッチに行きたくなりました。

テレビで、イギリスの昔の家の改築の大変さと維持管理の大変さを紹介していました。
行政も住む人も大変なご苦労があるようですね。
その大変さがあるからこそ、
こうして美しい町並みが完成するんですね。
  1. URL |
  2. 2007/03/06(火) 11:08:53 |
  3. 永月水人 #c5ZjinGs
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. |
  2. 2007/03/06(火) 15:53:36 |
  3. #
  4. [ 編集]

ホッとしますね

英国の春の景色にほっとします。
静寂で広い景色・・・。
私の大好きなプリムローズも咲いています。
はなあかりさん、いつもありがとう
  1. URL |
  2. 2007/03/06(火) 23:38:40 |
  3. フラのママ #-
  4. [ 編集]

永月水人 さま
 ビクトリア調、ジョージア王朝、さらにチューダー王朝の家までこちらではお金さえ出せば普通に売買されていますから、誰でも購入することは可能です。
 しかし、それらの家は公の機関の管理下に在り保護されていますので、保護のグレードにもよりますが、勝手に窓を取り替えることも、ペンキの色を塗り替えることさえ、機関の許可を得なくてはならないのです。 藁葺き屋根の家も外から見ると、素敵で一度は住んでみたいと私も思いますが、実際に住むとなると、ルールも厳しく、維持管理に経費がかかるなど、なかなか大変なようです。
 家によっても違いますが、部屋の入り口の鴨居に当たる部分が低くて、額をぶっつけるので頭を低くして背を丸めるようにして出入りする状況でも、住む人々は、そんな不便さをもいとおしんで誇りに思って暮らしているのです。
 家の中のデザインを変えることは出来ませんし、まるで博物館の中に暮らしているような気分かもしれませんね。
 
 
  1. URL |
  2. 2007/03/07(水) 03:17:39 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

ロビンのママ さま
 懐かしいヴィレッジの景色だったのですね。季節は廻りますが、折々の表情はロビンのママさまがいらした頃と少しも変わっていないと思います。折りに触れて、この周辺の景色をお目にかけますので、ときどき覗いてみてくださいね。
  1. URL |
  2. 2007/03/07(水) 08:52:24 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

フラのママ さま
 私の方こそ、見てくださってありがとう、の思いです。
 かってこちらで過ごされた日々を懐かしく思い出され、ほっとしていただけたのなら本当に嬉しいです。
 プリムローズは次々と蕾が出て春の野にも長い間咲きつづけますね。カウスリップも懐かしいお花かと思いますが、咲いたらお目にかけます。
 
  1. URL |
  2. 2007/03/07(水) 09:34:16 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

名前を変えました

いろいろな事情から、ブログを変えました。
名前も変わりましたが、これからもよろしくお願いいたします。

急ぎお知らせまで。(ばら色)
  1. URL |
  2. 2007/03/08(木) 00:46:05 |
  3. ば~ば #-
  4. [ 編集]

ばーば さま
 お名前が、さらに優しいイメージに変わりましたね。新しいサイトを早速拝見致しました。一層魅力的な内容にご発展していかれることを、心から期待しています。ますます楽しみになりました。こちらこそよろしくお願い致します。
  1. URL |
  2. 2007/03/09(金) 04:35:25 |
  3. はなあかり #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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