イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ワデスドン マナーハウス

                      16 August 2007


人気blogランキングへ


20070816010510.jpg

 7月28日に『マナーハウスに生け花』のタイトルで、ワデスドンマナーの写真を何枚かお目にかけました。今回ここでご覧いただきます写真も同じ時(五月初旬)に写したものです。
 このマナーハウスは、建物はフランスのルネッサンス様式、テラスガーデンはフォーマルなイタリアンスタイル、そしてランドスケープガーデンを含めた全体のガーデン構成は、英国におけるもっとも素晴らしいヴィクトリアンガーデンの一つだと言われております。




20070816010411.jpg

 一枚目の写真に写らなかった建物の右側部分を収めました。
 建物前に続くアプローチ部分は、フランス風なのだそうです。確かに装飾的なものがほとんど無くて、英国風のアプローチとはかなり異なりますね。





20070816010100.jpg

 このように成熟した木の威風堂々とした感じが素晴らしいと思います。


20070816010926.jpg

 建物の左側から裏にまわりました。コーナーから建物を見上げるような角度です。




20070816011721.jpg

建物の裏側は、テラスガーデンになっています。パーテェア(parterre)と言われるフォーマルなイタリアンスタイルの装飾花壇で、このお城”に最初に住まわれたロスチャイルド男爵(Baron Ferdinand de Rothschild)のお気に入りのスタイルだったようです。




20070816011101.jpg

英国風のボーダーガーデンとはかなり趣が異なります。イタリアの古典的デザインのガーデンで、色彩効果をねらってマッスで楽しむ為、季節が変わるたびに同種類のお花を大量に総入れ替えしておられるようです。





20070816011200.jpg

 裏庭の中央正面には彫像や噴水があります。




20070816015608.jpg

 中央から左を眺めました。ランドスケープガーデンの樹木が背後に見えて、本当に美しいですね。




20070816011253.jpg

 そして、右を眺めました。




20070816011621.jpg

噴水の傍を通ってテラスの先まで歩き建物の方を振り返りました。




20070816073816.jpg

テラスガーデンの先には階段があって、ランドスケープガーデンに降りて行かれるようになっています。





20070816011447.jpg

 下りてみました。マナーハウスは丘陵地にありますから、この辺りはなだらかに傾斜しております。ブルーのお花が綺麗ですね。





20070816011532.jpg

 花弁は深いブルーでオシベはゴールドです。カマッシア(Camassia leichtlinii)と発音するようです。




20070816011806.jpg

 再び丘の上に戻ってきました。斜め後方からの建物の眺めです。




20070816011015.jpg

 売店ではアイスクリームも売られており、つい私も求めてしまいました。この子供たちも美味しいアイスに夢中です。年齢差からの判断ですが、五人は兄弟姉妹に見えました。
 ご両親の姿が見えません。きっと子供たちをここに待たせて急いでワインショップか売店でお買い物をしているのかもしれませんね。





20070816012700.jpg

 これはフロントのランドスケープガーデンの一部です。
 私は草花ももちろん好きですが、樹木に寄せる思いにはそれ以上のものがあります。
 次回はその景色をご紹介いたします。


人気blogランキングへ★←こちらをクリックして戴きますとランキングのポイントになります。お出でいただきましてありがとうございました。
スポンサーサイト
  1. 2007/08/16(木) 10:56:46|
  2. ワデスドン マナーハウス
  3. | コメント:12
<<美しい樹木の庭園;ワデスドンマナーハウス | ホーム | 薔薇、セカンドフラッシュ>>

コメント

はじめまして

blogランキングから来ました。
中々のブログですね。
気に入りましてので、1クリックしておきました。
  1. URL |
  2. 2007/08/16(木) 14:46:26 |
  3. シトリン(黄水晶) #TrE5O6vA
  4. [ 編集]

暑中お見舞い申し上げます。

たった今帰省先から戻りました。日本は猛暑です。南国のような暑さにうんざり気味ですよ。いつ見てもイギリスはガーデニングが文化みたいなところを感じます。そちらの気候はいかがですか?
  1. URL |
  2. 2007/08/16(木) 16:56:09 |
  3. hanahhana1952 #-
  4. [ 編集]

きちっと定規で線を引いて、計算し尽くされたような整った庭園ですね。
こういう庭園や建築物を造るヨーロッパ人とそうではない日本人、、、この文化、人間性の相違はすごく大きいのでしょうね。
何がそのようにさせてきたのでしょう。
気候、風土の差、なのか宗教の違いよるのでしょうか?
  1. URL |
  2. 2007/08/17(金) 00:02:52 |
  3. ナベショー #-
  4. [ 編集]

黄水晶 さま
 こちらこそはじめまして。
 お出でいただき、その上お励ましを戴きましてありがとうございました。私もお伺いさせていただいたところです。これからもよろしくお願い致します。
  1. URL |
  2. 2007/08/17(金) 07:08:10 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

hanahhana さま
 日本は本当に暑そうですね。この辺りは、例年ですとちょうど五月のような爽やかな気候が10月ごろまで続くはずですが、今年は4月5月と雨のほとんど降らないお天気の後、6月7月は今度は日本の梅雨のような雨日和が続いて観測史上の記録を更新しました。
 7月末頃からやっとドライなお天気に戻り、32度くらいのカラッとした夏日和が数日続いたのですが、なんと今日は私はセーターの上にカーディガンを羽織る涼しさです。日本の猛暑を思えば申し訳ないような快適さですが、このところ何だかお天気が変ですよね。
 日本の猛暑を、hanahhanaさま、お大事に乗り越えてくださいね。
  1. URL |
  2. 2007/08/17(金) 07:40:34 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

ナベショー さま
 このパーテェアといわれるフォーマルなイタリアンスタイルの装飾花壇は、ノットガーデン(knot garden)と言う名前でも良く知られています。
 16世紀、ちょうどヘンリー八世やエリザベス一世の頃に、イタリアンルネッサンスガーデンとして登場したようですが、ツゲなどを帯や紐のように植え込んで幾何学的な文様を描いています。ハンプトンコートとかハットフィールドハウスなど、歴史的な建造物のあるフォーマルなお庭でみられます。
 古代ケルト民族の装飾品にも大変良く似たデザインを見ますし、興味深いのは、日本の伝統文様の中にもそれらに近いデザインを見出すことです。
 例えば、麻の葉、七宝、唐草、亀甲、雷文なども、私には似ているように見えます。でも日本人がそれらの文様をお庭にデザインすることまでは考えませんものね。
 伝統的な日本の庭は、より精神的な存在であリ続けてきたと思いますが、ヨーロッパでは庭はアートとしてとらえられている部分が、より大きいということもあるのかもしれませんね。
  1. URL |
  2. 2007/08/17(金) 10:20:19 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

庭園の美

庭園美学というものがあるのでしょうか。

日本の庭園や中国の庭園、イギリスの庭園、イタリアの庭園、アメリカの庭園・・・それぞれに造園の定義はあるのでしょうか。

先のべス・チャトー庭園と、ガラリと趣の違う装飾花壇。
こうした、キッチリ作られた庭園も、造園の美しさがいっぱいですね。

夫ふたりで、訪ねた気分で拝見しました。
  1. URL |
  2. 2007/08/17(金) 15:02:05 |
  3. ば~ば #-
  4. [ 編集]

ば~ば さま
 私は勉強不足で詳しいことはわかりませんが、それぞれの国の宗教や、気候風土、暮らしなどを背景にした造園の定義はあるはずだと思います。
 そして、庭園そのものが美の構築の要素が強いものである限り、庭園美学も当然あるはずだと考えます。

 パーテェア(英語ではノットガーデン)は、クラシックでフォーマルですが、中には細かく繊細なデザインのものも有り、なかなか味わいのあるガーデン様式です。
 私もふさわしい場所さえあればツゲの木を植え込んで、日本の伝統文様の麻の葉、もしくは亀甲文様でノットガーデンを作りたいと叶わない夢を見るほどです。
  1. URL |
  2. 2007/08/18(土) 10:16:43 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

庭園

コメントで述べられている庭園の造り方の違いを面白く拝見しました。
ものすごく大雑把に言えば、気候の厳しいところでは、人間が住む空間を自然からできるだけ切り離して、人間の住みやすい空間を人間の手で作ろうとするのでしょうか? 
冬でも寒さを防ぐ簡単な仕切りさえあれば何となく生活できる日本の(西半分の)気候では、隔てるものがなく自然と一体になっているほうが過ごしやすいのではないかと思います。そしてこの家の作り方が庭にも出ているのじゃないかな?

家から庭を見て、そのまま自然に繋がっているという作り方、京都の町屋でも隣家との塀をそのようなコンセプトで作りますよね。
対して西洋では、これだけ自然を克服して人の手を入れましたというような作り方、、、
西洋庭園を見ると(イギリスはちょっと異質な流れがありますけど)いつもそんな感じを受けます。
  1. URL |
  2. 2007/08/18(土) 12:52:42 |
  3. 赤い風車 #-
  4. [ 編集]

赤い風車 さま
 日本のお庭は自然と一体になった自然調の庭園が多いのに対し、西洋の庭はよりアーティフィシャルで人工的な手が加えられているようだとお考えなのですね。そのお考えに私も同感いたします。
 ちょっと面白い見方なのですが、三年前、こんなことが有りました。それはイギリスの友人二人を日本に伴いました折、東京、京都と旅をした彼女達は庭園の木や低木類、そして街路樹に至るまで庭師の手が入っていることに大変驚いたというのです。
 どうしてすべての木々はあのようにコントロールされなくてはならないかと。整っていて美しいけれど人工的だという感想をもらされました。
 咄嗟に出された疑問への応えに窮しましたが、『限られた空間の中で育つ植物に、人の手を加えてコントロールすることにより、本当の自然の美しさを引き出すの・・・??』そんな答えでわかってくださったかしら。
 英国ではフォーマルなノットガーデンやパーティアなどの装飾花壇の他に、マナーハウスなどのフォーマルなガーデンも植物を刈り込んでさまざまな形を作りますから、人工的な部分はたくさんあります。
 でもカントリーハウスのコッテージタイプのお庭や、普通の家庭のお庭などはとっても自然調ですのよ。庭木も街路樹も邪魔にならない限り剪定しませんし、伸び放題?です。
 それにしましても日本とイギリスは甲乙つけがたいガーデン文化の花開いた国ですね。私には日本の庭園文化は大きな誇りです。
 
  1. URL |
  2. 2007/08/19(日) 06:15:56 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

剪定

剪定も庭園を作る上での大事な作業ですけど、庭園全体のデザインの上での剪定作業と、日本の季節による剪定は多少違う気がします。
以前の仕事場にはトップの人の家とそれに付随する庭がありましたが、トップと庭師がよく剪定のことでもめていました。
トップは折角育っている木をなぜこんなに切るんだって怒っていますし、庭師は切らないと枝が込み合って今後の育成に支障をきたすのだとはねつけていました。
日本の場合、夏の暑さがありますのでそれに合わせた剪定(庭木もまったくの自然木ではありませんからね)がどうしても必要になる。
そういう私もこの数日、猛暑の中、生け垣の剪定で汗みどろになっていました。
小さい潅木の場合にはそれがもっと必要なものもありますので、、

英国風庭園、(ちょっと違う流れって書きましたけど)起源は東洋の自然庭園ですよね。イギリスの博物学者が世界中を旅をして持ち帰ったノウハウが入ったもの。日本人ならむしろこのタイプの庭園に何となく落ち着きを感じるのではないでしょうか。
でも、イギリスの田舎を旅をしていて、なぜこの形式の庭園がイギリスに生まれたのか、わかる気がします。そこが日本人にとっての格別なイギリスの魅力なのじゃないでしょうか。
  1. URL |
  2. 2007/08/19(日) 14:41:59 |
  3. 赤い風車 #-
  4. [ 編集]

赤い風車 さま
 西洋から日本にプラントのコレクターとして渡った植物学者たちは、日本の見事な造園を見て驚き畏敬の念さえ抱いたことでしょうね。日本から受けた影響は大きいと思います。
 日本庭園に特別な思いを寄せるイギリス人は今でも多く、The Japanese Garden Societyという立派な組織があって、チェルシーやハンプトンコートフラワーショーに参加すればゴールドメダルを受賞するとか、年に一度は京都などの名園を訪れたり、講演会やワークショップ、英国内の日本庭園めぐりなど、活発な活動を展開しています。そこからShakkeiという季刊誌が届きますが、民間組織にしては驚くほど充実していてアカデミックです。このような組織を作って一生懸命に学ぼうとしているイギリス人の姿勢が凄いと思い、こんなにもこの方達を惹きつける日本庭園の魅力、神秘性のようなものを、改めて私自身にも問いかけたり致します。
  今日本では英国風のボーダーガーデン風のお庭が増えていますよね。どんなに狭いところでも狭いなりにボーダーガーデンというのは形になりますから、日本に合っていると思います。
 日本と英国はお互いに相手のガーデン文化を敬い合う関係にあるということは嬉しいことですね。
  1. URL |
  2. 2007/08/20(月) 11:33:12 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。