イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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南フランス;森の中のレストラン

                         3 December 2007


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 南仏を訪れましたのは四月末のことです。すでに過去のことにはなりましたが、かつてアップした記事に加え、もう少しご覧戴きたい写真もございますのでお付き合いください。

 この辺りは、カンヌのビーチから7キロほど山の手に入り、丘の上のムージャンの森の一角に位置しています。ムージャンの村は、ピカソのような芸術家を始め、ファッション界、芸能界の著名人が多く住んだところとしても知られており、高級レストランも多く、いわば芸術とグルメの村(町)ともいわれている所のようです。

 さて、私どもが訪れたこのレストランにそれらの著名人が立ち寄られるかどうかは、定かではありません。なぜならば、ミッシェランの星付きでもなければ、特に高級レストランというわけでもないからです。
 でも私には、十分に素敵な雰囲気で、お料理も美味しく、印象に残る思い出のレストランになりました。

 ゴッホの絵にも出てくる糸杉は南仏の景色に似合いますね。
 ゲートにはマナーハウスの名前が書かれていますが、名前の両脇には白いクローバーのようなマークが見えます。あれはマナーハウスの傍の湖に咲く蓮の花をデザインしたもののようです。
 右下の白い小さなボードには、クリアではありませんがレストランの名前も見えます。




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 このマナーハウスの敷地は四ヘクタールもあるのだそうです。広大な敷地の中をドライブしてたどり着いたところには、見事に手入れされたお庭が拡がっていました。
 タイム、ローズマリー、セージ、ラベンダーなど多種多様なハーブ類の植栽で覆われた、一面のハーブガーデンです。レストランのシェフはこれら新鮮なハーブを思いのままにお料理に使用することが出来るということですね。
 ハーブガーデンの前方、ちょうど糸杉の辺りから左下に、蓮の池(湖)が見えるはずです。

 建物は19世紀建立だそうで、4月から10月末までは、ホテルとしてもオープンしているとのことです。



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 お庭から左方に向かっての眺めです。拡がる森が素敵ですね。森の中に白い大きな一軒家が見えますが、どんな方がお住まいなのでしょう。
 近辺にゴルフコースがいくつもあるそうですが、ユアロピアンチャンピオンシップのゴルフコースも、このマナーハウスから数分のところに位置しているそうです。




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 レストランの中に入りメニューが出されました。レストランの名前は「イル ラゴ」、イタリア語で「みずうみ(湖)」という意味なのだそうです。そうなのです。ここはフレンチレストランではなくて、イタリアンレストランなのです。
 まず前菜のメニューから見てみましょう。最初の方に“tenpura”の文字が見えますが、これは野菜などに衣をつけてフライにしたものをこのように呼ぶそうで、日本語がメニューの中でそのまま使われている例のようです。フランス語の読める身内がいろいろ説明してくださり、全員の註文が決まりました。
 ここは身内の勧めだったのですが、南仏滞在中に一度くらいはイタリアンレストランに行くのもアイディアですね。 




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 おやおや、何だか中華料理店で見慣れているようなスプーンに“お通し”が盛られてきました。全員同じです。



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 “お通し”の第二弾です。



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 今夜のワインは Coteaux de Bellet という地元のワインです。ニースの北のBelletというところで産出されたという、興味をそそられるワインなのです。価格もリーズナブルで美味しいという身内お勧めのワインでした。
 私どもは大変気に入りましたので、ニースを離れる時にエアポートで何本か買い求めて持ち帰ったほどです。



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 前菜が出てきました。紫の花はチャイブの花にも似ています。




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 ホタテのお料理ですね。




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 私は懐かしくて、たこ(蛸)料理をお願いしました。




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 ここからはメイン料理です。これは子羊料理のようです。




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 これは私が戴きましたのに、何のお魚だったか確信がもてませんが、確かヘイク(Hake)だったような、ということは日本語ではメルルーサでしょうか。

 薄紫色のグラスは、ローカルのビオットというガラス工芸で有名な村で作られたものだそうです。普通のグラス類に較べ分厚くて、少々のアクシデントでは壊れないような丈夫さも魅力です。それに泡粒のようなものが含まれているのもむしろ味わいがあって素敵だとおもいました。



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 傍らに置かれたフラワーアレンジメントにどうしても目が行きます。デザインがフランス的でとっても素敵です。



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 さて、デザートタイムになりました。
 スターフルーツとストローベリートマトが見えています。



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  星の形をしたのはスターフルーツです。そのままを薄く輪切りにしますと黄色くて星の形に見え、デザートやフルーツサラダのデコレーションに効果的ですね。イギリスでもスーパーでは良く見かけますが、まだ求めたことはありません。 




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 左側のものはスッフレに見えますが何のスッフレでしょうか。小さな形のデザートが二種類ずつ出てくるのは楽しいですね。




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 左側のデザートにほうずきを包む袋状のものが反り返って見えますが、このフルーツは一見ほうずきに見え、実は黄色いプチトマト状の形をしており、イギリスではストローベリートマトと呼ばれます。

 さてこの後、エスプレッソを戴いてこの夜のディナーはお開きです。南仏に来てから食後のコーヒーは必ずエスプレッソになりました。コーヒーやティーにはお砂糖を入れたことがない私ですが、このエスプレッソにだけはブラウンシュガーをスプーンいっぱい加えるのが好みです。


 終わった後で私のシンプルな疑問です。戴いたお料理は何処がイタリア的だったの?フレンチ料理と何処が違うのかしら?
 身内の答えは、かなりフランス風にアレンジされてはいましたが、シェフがイタリア人なので、ソースや素材の扱い方がやはりイタリア的、例えばフランス風ならソースがもっとこってりかかっている料理が多いですよ、とのことでした。

 お料理のクオリティーに較べ、金額がそれ程高額でないのも、イタリアンレストランだからなのだそうです。南仏でクオリティーの良いイタリアンレストランに行くことの意味を、教えられたような気がしました。

 カンヌの海もいいけれど、私はやはり奥座敷的な森の中が好き、いつかこのホテルに泊まって、再びフランス風イタリア料理を戴きたいなどと思ったことでした。


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  1. 2007/12/03(月) 05:43:26|
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コメント

はなかりさんこんにちは

お久しぶりです。お庭がいいですね。こんな風にゆったりした庭を見ながらの食事はいいですね。お食事はきっと美味しかったでしょう。見た目も素敵です。そういえば今年の冬はそちらはいかがですか?日本はちょっと寒めかもしれません。お風邪注意してくださいね
  1. URL |
  2. 2007/12/03(月) 21:42:40 |
  3. hanahhana1952 #-
  4. [ 編集]

hanahhana さま
 お久しぶりの更新が続いていますよね。年齢と共に身辺が忙しくなっていく感じで、ちょっと戸惑うこともあります。それだけ自由にもある程度恵まれ、興味の対象も増えてくるということでしょうか。やがて引き算を余儀なくされる前に、できることはやってみたい的な気持ちもあるのでしょうね。
 お料理の美味しさに加え、レストランの雰囲気が思い出に残るのは嬉しいことです。
 こちらのお天気は日照時間はクリスマス頃まで短くなる一方ですが、気温はこのところ比較的マイルドで、今現在(4日、午前11時25分;日本時間は4日、午後8時25分)の外気温は12度です。朝に霜を見ることもしばらくありません。
 街中はすっかりクリスマスムードです。わが家も放し飼いのオーガニックフードで育った七面鳥をいつもの農場にオーダーしました。
 hanahhanaさまもお風邪にご注意くださいね。
  1. URL |
  2. 2007/12/04(火) 20:30:05 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

盛り付けセンスは“和”ですね

欧米でも、日本の懐石料理の良さが認められて、もう半世紀以上になりますね。

いまでは、こうした“和”のセンスが盛り付けにも当たり前のように取り入れられているのですね。

イタリア語のメニュー、ちょっとでも感じ取ろうと、私の過去記事
http://oishikutabetai-baaba.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_b5d0.html
などに戻ってみてました。
  1. URL |
  2. 2007/12/05(水) 14:08:44 |
  3. ば〜ば #-
  4. [ 編集]

ば~ば さま 
 お料理のオーダー後、日本料理店での“小付け”とか”お通し”を思わせるほんの少量のお料理が出てきたのには驚きました。とっても日本的だなァ~って思ったのです。
 そしてお皿の形も洋風料理では円形が普通ですのに、ここでは角型にも盛り付けられていました。これも日本食の影響なのでしょうね。
 ば~ばさまの過去記事を拝読しました。次の日のフランス料理のメニューにもアクセスできました。次回の旅行の折にはコピーして持参します。ありがとうございました。
  1. URL |
  2. 2007/12/05(水) 21:30:31 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

美しい料理ですね!

フランス料理より、このようなフランス料理風イタリア料理のほうが親しみやすい印象を受けます。
ロスで寿司職人してる娘の料理にも、中華の白いスプーンにホタテの貝柱を載せた日本料理(?)がメニューにありました。
海外で寿司(日本料理)伝統的なものを生かしつつ、どんどん洋風にアレンジしてるのか、それとも、イタリアンやフレンチが日本料理の影響を受けているのか、、、、
日本も昔ポルトガルから伝わった洋食を、見事に日本化しましたからね。
  1. URL |
  2. 2007/12/08(土) 09:20:56 |
  3. ナベショー #-
  4. [ 編集]

ナベショー さま
 イタリアンスタイルの方が、素材の持ち味を前面に出したお料理の方が多いようにも思えます。私は、フレンチもイタリアンもあまり外食をする機会がありませんのでその辺りの判断が確かではないのですよ(英国で外食のチャンスがあれば大抵は日本食レストランを選んでしまう私です)。
 私もご令嬢のロスでの白いスプーンを使ったお料理を拝見した時、同じだわ~って思いました。
 和が洋の影響を、洋が和の影響をのサブジェクトは、どちらもあるでしょうが、日本人の方が洋に対して柔軟に反応し、さらに高いレベルに昇華させていく能力に長けているのかも知れませんよね。
 
  1. URL |
  2. 2007/12/09(日) 02:25:21 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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