イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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ユーロスター新駅、セントパンクロス駅

                                7 January 2008


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 遅ればせながら、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。2008年も皆さまがお健やかであられますよう念じあげます。
 のろまなブログではございますが、今後ともよろしくお導き下さいませ。

 私が鉄道でロンドンに参ります折には、このセントパンクロス駅が終着駅で、そこから地下鉄に乗り換えて目的地に向かいます。
 このセントパンクロス駅が2007年の11月の14日からユーロスターの新しいターミナル駅としてスタートしました。過去100年の英国鉄道史上、最大のプロジェクトだったとも聞きます。かけた費用は800ミリオンポンド、5年間を要する大工事でした。
 工事中、この駅の利用客は建物の外を歩き、雨天時など不自由を強いられましたが、大改造後はこんなに素敵でおしゃれな駅に生まれ変わりました。
 これらの写真はクリスマス前に写したものです。
 
 


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 “Meet me at St.Pancras”の文字が見えますね。その文字の下にアーティストの制作した若い男女のロマンティックなブロンズ像が見えます。新ターミナル駅を記念して設置されました。




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 セントパンクロス駅はイースト ミドランド メインラインの発着駅で、ノッティンガムやダービー、シェフィールドとロンドン間を繋ぐラインです。私が降り立つプラットホームは、この写真の後方になります。
 ちなみにスコットランドのエディンバラとロンドン間(約400マイル)を1928年からノンストップで走った有名なSL、フライング スコッツマンは、この建物に隣接しているキングスクロス駅からの発着になります。
 このフライング スコッツマンは、1962年からはディーゼルになり、現在は電気ですが、今もその名前は健在です。



 
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 エスカレーターや、エレベーターが何箇所かにあり、グランドフロアーに降りてきました。

 クリスマスツリーなどの飾りつけは12月の25日から12夜を数えて撤去されます。1月6日がその日に当たり、我が家でも今片付けたばかりです。




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 ここからフランスのパリまで、2時間15分、ベルギーのブリュッセルまでは1時間15分の所要時間だそうです。電車の最大時速は186マイルと言いますから、時速300キロを超えますでしょうか。スタンダード席の料金はパリ往復で67ポンドだそうです。日本円で15000円程になるようですね。
 このセントパンクロス駅が新しいターミナル駅になる前は、ウォータールー駅がユーロスター開通以来、13年間ターミナル駅としての役割を果たしてきました。
 パリとの距離を、このたび特に短く感じるのは、イーストミッドランドメインラインを利用している私にとって、降り立ったプラットホームがそのままユーロスターの乗車駅につながっていることにあります。
 通常は一日に17便もパリに向けて発車しているとか、国内旅行と同じ気分でパリ往復ができるなんて私には夢のようです。




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 さまざまなお店が両側にたくさんあります。ヨーロッパ最大のカウンターの長さを誇ると言われるシャンペンバーもあるそうです。お寿司バー“YO! Sushi !”が2008年に この駅構内に開店するという宣伝も目にしました。




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 この駅は1866年に完成しました。奇しくも日本では明治元年です。ビクトリア風の荘厳な建物の外観は駅のイメージからはほど遠く、私にはまるで宮殿のように見えます。
 そういえば、『リチャード三世』の映画(1995年)で、この駅舎はイングランドの王宮の設定で使われているとのことです。
 建物内の構内としての空間は当時あらゆる建築物の中で世界最大であったという記述もあります。
 建物外観の写真が今回は写せませんでしたが、上階部分は昔はホテルとして使われており、今回の大改造を機に、Marriot hotelが五つ星ホテルとして再スタートさせる計画のようです。
 今まで何となく寂れて見えたセントパンクロス駅やキングスクロス駅界隈は、建物の外観は変わりませんのに、新ターミナル駅としての再生により、イメージが大きく変わりました。 




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 レンガ部分はオリジナルな建築部分だと思いますが、煤けた地肌をよくよく磨きあげたのでしょうね、ピンク色がかって見えます。




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 ドーム型の頂上はガラス張りで、青空が見えています。




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 この写真撮影をした時点ではまだ構内も完全に出来上がっていたわけではありません。
一時的だと思いますが、こんなかわいい出店もありました。




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 ヨーロッパ大陸から見える観光客にとって、ここは新しいイギリスの玄関口です。テロ警戒に当たるお巡りさんの姿は各所に見えますが、現実には道案内役も務めておられました。




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 1868年(明治元年)にこの駅が出来て139年目に、ユーロスターの新ターミナル駅として大きく生まれ変わったセントパンクロス駅、これからも末永く歴史を刻んでいくことでしょう。
 “Meet me at St.Pancras”・・・・・素敵なフレーズですね。


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  1. 2008/01/07(月) 10:49:21|
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  3. | コメント:12
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コメント

さすが、歴史の重みが

明治維新を目前に、日本(長州)の若者がイギリスに、先端の技術を学びに渡航しました。

鉄道、造船、科学・・・中でも鉄道は、その後の日本を大きく変えたと思います。

東京駅でさえ立て替えようとする日本・・・。

こんな歴史の重みがそのまま今に生き続けている光景は、羨ましくも輝かしく思えますね。
  1. URL |
  2. 2008/01/07(月) 14:33:30 |
  3. ば〜ば #-
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こんにちははなあかりさん

日本って不思議な国かも知れませんね。ば~ばさんがおっしゃるようなことがあるんですから。先日京都にちょっと寄ったのですが、やっぱりすばらしいなあと感じます。歴史の重みもさることながら、その食文化や各民家さえもその歴史を守ろうとしているのがいいなと思いました。丁度東京~京都間くらいのお値段と時間でパリに行き、パリを楽しんで帰るなんて素敵なことだなあと思います。そうだ、今日はパリへいこうなんてね
  1. URL |
  2. 2008/01/07(月) 21:09:42 |
  3. hanahhana1952 #-
  4. [ 編集]

ほんと夢のようですね

昨年テレビでセントパンクロスがユーロスターの新ターミナル駅になったというニュースを見ました。便利になったものだと思いましたが、はなあかりさんの詳しい説明でさらに実感が深まりました。ハリ-ポッタ-はキングスクロスにある(?)9と3/4番線のプラットホームからホグワーツへ向かい、そのお隣のセントパンクロスからはパリやブリュッセルに向かう列車が出発するというのはとても不思議な感じがします。
  1. URL |
  2. 2008/01/07(月) 23:21:35 |
  3. リズ #-
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ば~ば さま
 日本の文明開化は郵便制度もイギリスがお手本だったという証しのひとつに、赤い筒型の郵便ポストがあります。日英共通のデザインを日本で見かけるたびに、どうか撤去されませんように、と祈る思いです。
 東京駅は取り壊しと聞いた時はショックでしたが、その後の保存運動が功を奏して本当に良かったですね。設計者の辰野金吾という方はイギリスで建築学を学んだとのこと、道理で赤煉瓦の駅舎は英国風建築に見えますもの。
 当然のことかもしれませんが、古い建物を修復して維持する方が、取り壊して新築するよりもはるかにお金がかかるのだそうですね。
 
  1. URL |
  2. 2008/01/09(水) 02:44:49 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
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hanahhana さま
 こちらでは16世紀ごろの民家に住んでいる方がいます。外観は藁屋根で私も一度住んでみたいと思うほど風情があって素敵ですが、当時の人間は背が低かったらしく、天井も低ければ部屋の入口も低く、住人は身をかがめて入室しなくてはなりません。158cmの私でさえ気をつけなければおでこをぶっつけてしまいます。
 部屋の入口くらい高くしてもと思ってしまいますけれど、それらの建物は人類の遺産として保護されていますから、持ち主だからと言って自由に手を加えることはできません。そして住民もそれらの不自由さをむしろ誇りにして住んでいます。

 そのうちユーロスターで、京都に出かけるような気楽さでパリに行ってこようかなと思います。
  1. URL |
  2. 2008/01/09(水) 03:14:34 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
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リズ さま
 隣り合ったキングスクロス駅とセントパンクロス駅には、ハリーポッターロケ地ツアーなどで観光客が見えるそうです。駅でも9と3/4番線はどこですかとよく聞かれるそうで、記念写真用の撮影スポットもできたらしいのですが、実際に撮影されたプラットホームではないともききました。残念ながら私は本も映画もみていないのですよ。
 セントパンクロス駅の写真(あまりにも大きな建物なのでほんの一部ですが)が2006年、11月23日のブログにあります。写真をクリックしていただきますとやや広がりますが、写真に写っているのが時計塔でしょうか。どうやら私もハリーポッターを読んだ方がよさそうですね。
  1. URL |
  2. 2008/01/09(水) 04:05:17 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
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素適です

日本の駅と違い歴史感じる、ハイセンスな感じです。

とってもおしゃれです、渋谷駅なんて、ネズミだらけですよ・・・。
  1. URL |
  2. 2008/01/09(水) 10:24:06 |
  3. トモ #-
  4. [ 編集]

トモ さま
 この駅舎が完成したのはビクトリア王朝全盛のころです。便利本位のモダンな駅に比べ、はるかに趣があります。背後に人間の歴史が見えるからでしょうね。
 復元修復工事が始まった東京駅の設計者、辰野金吾も英国留学中この建物を何度も目にしたことでしょう。東京駅の修復工事完成が楽しみです。
  1. URL |
  2. 2008/01/09(水) 22:52:22 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

「女神の料理レシピ」に採用されました

服部料理学校の、服部幸應先生の「女神の料理レシピ」に採用されました。

自分事ですが・・・お時間ができましたら覗いてくださいませ。
  1. URL |
  2. 2008/01/13(日) 13:12:09 |
  3. ば〜ば #-
  4. [ 編集]

ば~ば さま
 おめでとうございます。
 コメントでお知らせいただいた直後におたずね致しました。さすがです、ば~ばさま・・・すんなりと納得です。私も本当に幸せ気分につつまれています。嬉しいニュースをありがとうございました。
 これからもおいしいレシピをたくさんご紹介くださいね。
  1. URL |
  2. 2008/01/15(火) 02:36:55 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. |
  2. 2008/06/08(日) 22:12:27 |
  3. #
  4. [ 編集]

Y.N. さま
 楽しい御旅行で本当に良かったですね。ヘッドレストのことはおっしゃられる通りかもしれません。私も早くユーロスターを利用してベルギーやパリに行ってみたいです。今頃は御夫妻さまで楽しかった思い出話に花が咲いていることでしょうね。どうかいつまでもお健やかにお暮らしなされますよう。
 ご連絡大変ありがとうございました。
  1. URL |
  2. 2008/06/15(日) 04:47:46 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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