イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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(Ⅱ)セントパンクラス・インターナショナル駅

                                   30 March 2008


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 昨年末頃からロンドンに出かける機会が増えました。時には電車の待ち時間を利用しては、広大な駅構内を散策し、ウインドーショッピングなどを楽しむこともあります。
 前回の1月7日に、まだクリスマスの飾りつけの取れない駅構内をご覧いただきましたが、今回はその後に写した写真をお目にかけたいと思いました。

 このブロンズの彫刻は‘The Meeting Place’というタイトルで、Paul Day という彫刻家の作品です。‘待ち合わせ場所’という意味のようですが、私などは渋谷の忠犬ハチ公を思い出してしまいます。でもハチ公に比べれば巨大サイズですね。9メートルもあるそうです。
 セントパンクラス駅は待ち合わせをするなら、ロンドンで最もロマンティックな場所という記述を何かで目にしましたが、実はあの彫刻のそばで人待ち顔の方を未だ私は見かけたことはありません。駅構内全体がとても洗練されたデザインですから、どこで待ち合わせてもきっとロマンティックだという意味なのでしょうね。


 
 

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 正面の丸い時計の下辺りに9メートルの高さのブロンズ像が大変小さく見えます。





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 この日はあいにく雨模様でしたが、駅から外に出て駅舎を写しました。駅構内はこの建物の後方に続いておりますが、その一部が右手後方に見えます。





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 このセントパンクラス駅舎は、1868年(明治元年)の完成だそうです。壮大なゴシック建築ですね。『リチャード三世』の映画(1995年)では、王宮の設定でこの駅舎が登場し、宮殿の前には川が流れているそうです。





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  さて再び構内ですが、この正面に浮かぶように見えるのはシャンペインバーです。ここを‘待ち合わせ場所’にするのもロマンティックなのかもしれません。夕方から夜にかけていつも満席状態にみえます。
 実はあの後方は私も利用する、ミッドランドメインラインのプラットフォームにつながっていて、多くの通勤客もこの駅を利用しているのです。いうことはシティーなどに通う勤め人が、帰宅途中に‘赤ちょうちん’に立ち寄る感じで一呼吸入れているのかもしれませんね。






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 シャンペインバーの座席は仕切りのあるボックス席で、ユーロスターの線路に沿って長く伸びています。中央前方がカウンターで、テーブル席は右手前に見える部分がすべてそうなのです。座席は通路よりもやや低くなっていて、エンジョイしている方々の様子はその方々が立ち上がらない限り良くみえません。
 このボックス席はカウンターをはさんで後方にも長く伸びているのです。私はまだここでシャンペインを楽しんだことがありませんので、なかの様子が本当はどうなっているのか、よくわからないのです。一度ここで待ち合わせましょうと仲の良い友人と話してはいるところですが。





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 上の写真は夜写しましたから天井が暗いのですが、こちらは同じ場所を昼間に写しました。ドーム型の天井の一部がガラス張りになっていますので、構内は空模様を反映します。





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 シャンペインバーの後方はプラットフォームにつながっています。右側に止まっている電車がパリやブリュッセル行き、そして正面の電車がいつも私の乗るミッドランドメインラインの電車です。
 車内も綺麗でイギリスの新幹線という感じですが、イギリスでは高速でも各駅停車でも料金に差のないところが有難いところです。
 ところがこのラインは普通車よりもファーストクラスの方が多いのです。シティーなどに通う高給取りの方々が通勤用に利用しているのでしょうか。テーブルの上にはワイングラスやコーヒーカップなどがセットされているのが垣間見えます。
 私はまだ一度もファーストクラスを利用したことはありませんし、地元の私の友人達(典型的なミドルクラスの方々ですが)と一緒に出かける時も、どなたもファーストクラスでなどとは言いません。
 ただ、一度ロンドンに住む日本人の友人3人を迎えたことがありますが、彼女たち、時間ぎりぎりに電車に飛び乗って座席が無く、ファーストクラスに移動したということを聞きました。コーヒーのサービスを受けて、とっても快適だったそうなのです。
 





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 ユーロスターの内部を覗いてみました。すぐにでも飛び乗ってオランダやベルギーやパリに行きたくなってしまいます。





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 こちらのブロンズ像も昨年の11月に、新ユーロスター駅の開通を記念して設置されました。この方こそ、この豪壮な駅舎を今に繋いでくださった立役者、Sir John Betjeman(1906~1984)なのです。
 1960年頃にこの駅舎は新開発のため取り壊しの危機に直面したことがあります。その当時、詩人として活躍中の彼は、その構想に対して反対運動に立ち上がり、その運動の強力な推進力となったのだそうです。東京駅の一件を思い出し、思わず背筋が寒くなる思いを致しました。
 彫刻家の名前はMartin Jennings という方です。 
 ‘待ち合わせ場所' からは数十メートルしか離れておりません。皆さまも機会がありましたら、ぜひこのジョン ベッジャマンさんにも会ってあげてください。


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  1. 2008/03/30(日) 00:21:08|
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  3. | コメント:8
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コメント

駅は物語の始まりの

場所って感じですね。旅にでるとき、戻るとき、旅への思いいっぱい持って。通勤に毎日使う駅さえも何らかの発見がありますね。私が乗り降りする線の駅は小さい駅、先日、駅ごとにシンボルカラーがあるのに気がつきました。駅名でなく、色だけで乗り降りできるみたいです。銅像はドキッとするくらいいい感じですね。
  1. URL |
  2. 2008/03/30(日) 03:51:36 |
  3. はなはな #-
  4. [ 編集]

はなあかり様
2日間東京に行っておりました。桜が満開でした。ひやひやとした花冷えでしたが、桜が綺麗でした。
駅は駅でもえらい違いですね。以前テレビ番組でイギルスの列車の旅を見ました。ゆったりとして優雅な光景でした。この駅を見るとまたイギリスに行きたくなりました。v-344
  1. URL |
  2. 2008/03/31(月) 00:26:15 |
  3. ローズローブ #-
  4. [ 編集]

はなはな さま
 駅ごとにシンボルカラーがあるなんて初めて聞きました。うっかり乗り過ごす心配も少なくなるでしょうね。
小さな駅に降り立った時、改札辺りで誰かが待っていてくださるのは本当に嬉しいものです。通勤の方はご家族が傘を持って待っておられる姿を見つけた時など愛を感じるでしょうね。駅での別れもあるでしょうし、確かに駅にはいろいろな物語がありますね。
 当然ながら、ブロンズ像は角度によって表情が違って見えます。いろいろな角度から写しましたが、最終的に私はこの一枚を選びました。
  1. URL |
  2. 2008/03/31(月) 08:52:34 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

銅像だけで物語が

立派な駅舎ですね~。

若いカップルの銅像、上を見上げるジェントルマンの銅像・・・いいですね。

銅像だけでいろんな世界が想像できて、物語が浮かびます。
  1. URL |
  2. 2008/03/31(月) 10:46:15 |
  3. ば〜ば #-
  4. [ 編集]

ローズローブ さま
 駅にもいろいろありまして、ロンドン郊外でも一定の時刻が過ぎると無人駅同然になる小さな駅もあります。私も一度往復チケットで友人宅を訪ね、夜の7時半ごろお宅を辞しましたが、駅構内への入場口も出口も開いたままで、一度乗り換えもありましたのに復路は一切チケットのチェック無しでした。
 私もこちらで一度蒸気機関車に乗ってみたいと思っています。
  1. URL |
  2. 2008/03/31(月) 19:46:08 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

ば~ば さま
 この駅舎は1868年に建築され、139年後の昨年の11月に内部の一部を改装、拡張された姿での再デビューです。私は改装前の黒煙で煤けたセントパンクラス駅も大好きでした。クレーンのない時代にあの巨大なドーム型の天井を構築できた、英国のエンジニアの技術力に畏敬の念を抱きました。
 ジョン・ベッジャマンさんに寄り添って写真を写す方、多いです。私も写真を写すなら、若いカプルよりもこの方ですね。
  1. URL |
  2. 2008/03/31(月) 21:02:29 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
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  2. 2008/04/18(金) 09:20:27 |
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  2. 2008/05/06(火) 22:41:52 |
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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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