イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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万葉植物‘三枝’との出会い

                               24 March 2008


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 英国に暮らし始めたころから、もし叶うならば自宅の庭に植えたいと願い、探し求めていた植物に三椏(三又)があります。こちらの園芸図鑑に名前は掲載されていますが、実際に庭園などで見かけたことはなく、入手困難なプラントなのかとほぼ諦めておりました。
 ところが数日前、いつものガーデンセンターでそのあこがれの植物に出会うことができたのです。




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 Edgeworthia Chrisantha (=E.Papyrifera)、求めていたミツマタに間違いありません。係りの方の説明では、三鉢仕入れて二鉢はすでに売れましたとのこと、でも一鉢は残っていたのです。何て幸運な出会いでしょう。
 車の後部座席に乗せましたところ、じんちょうげ科なので、車内はたちまち香水をスプレーしたような良い香りに満たされました。
 春されば まづ三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあらば 後にも逢はむ な恋ひそ吾妹 
 ミツマタが柿本人麻呂の歌にも詠まれている、いわゆる万葉植物のサキクサ(三枝・・・異説はあるようですが)であることは学生の頃から意識しておりました。
 この芳香との久々の再会にも感激です。そして何より、万葉歌人と同じ香りを共感しているのかしらと思う瞬間は何やらロマンティックですね。




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 ひと雨ごとに牡丹の蕾が大きくなります。




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 こちらは別の種類です。すいすいと伸びやかに葉を広げ、気持ちの良い姿です。




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 今年も花桃(Prunus Versicolour)が咲きました。赤いお花は、今年は数えるほどしかありません。



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 ほとんどが白花です。2000年に植えましたから、今年は8年目です。やっと一人前の桃の木らしいサイズになりました。



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 この木立性のヘレボーラス(Helleborus argutifolius)は開花の時期がやや遅くて、今ごろ咲き始めました。



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 フリティラリア インぺりアリス オレンジ パーフェクション (Fritilaria  Imperialis orange perfection)も、もうすぐ咲きそうです。
 記録では2001年に植えたことになっていますから、一度植えれば毎年繰り返して出会えるということですね。



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 この日本種の桜はすぐ近くの街路樹です。もう半月ほど前から咲いていますが、種類名は定かではありません。こちらでは気温の上昇がゆっくりなので桜の開花期間も長いのです。




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 松の緑をバックに、コンビネーションも何となく日本的ですね。




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 ふと日本のさくら、ソメイヨシノを思い出してしまいます。


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  1. 2008/03/24(月) 11:24:03|
  2. | コメント:17
<<(Ⅱ)セントパンクラス・インターナショナル駅 | ホーム | 椿も咲いて!>>

コメント

なかなか日本的でなく

こちら以上に日本的です。牡丹、桜、松、ミツマタ、・・・万葉人もびっくりの異国の万葉です。
  1. URL |
  2. 2008/03/24(月) 20:20:40 |
  3. はなはな #-
  4. [ 編集]

はじめまして。v-410
昨日から訪問させて頂いております。
万葉植物がそちらで楽しめるなんて素敵です。v-353

暖かくなりますので素敵な花々を拝見に訪問させていただきます。
  1. URL |
  2. 2008/03/24(月) 21:56:15 |
  3. ローズローブ #-
  4. [ 編集]

はなはな さま
 美しく管理されたイギリス人の友人達のお庭にも、日本から渡来した植物がかなり植えられています。日本的なイメージで植えられたのではなく、植物が魅力的でその方々のフィーリングに合っているからなのでしょうね。イングリッシュガーデンには、カエデや椿、八つ手、ボケ、アジサイ、牡丹、ギボウシなど、日本からの植物が本当によく似合いますもの。種類も豊富で、私も日本にいたとき以上に日本の植物を楽しんでいるのかもしれません。
 
  1. URL |
  2. 2008/03/24(月) 22:37:14 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

ローズローブ さま
 おいでいただきましてありがとうございました。
ミツマタは製紙原料として人々の暮らしと密着して生きてきた植物ですが、お花も芳香豊かで大好きです。
 これからもよろしくお願いいたします。
  1. URL |
  2. 2008/03/25(火) 02:18:35 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

フリティラリアはこちらでご紹介いただいて本当に素敵で衝撃を受けたお花です。また今年も拝見できるんですね~!実は去年の秋、近くの小さな園芸店で球根を売っていたのを見つけたんです。ちょっとニンニクに形が似ていますよね。発見した時は「あ~!“あの”花の球根が日本でも売っているのね!!」と大変嬉しく思って購入しようと考えたのですが、ちょうど祖母のこともあり、売っているのが分かったのだからきっと今後もめぐり合うことができるはずと思って買わなかったんです。今年の秋は余裕があるので見つけたらぜひ購入して植えようと思います♪
花桃は以前ご紹介頂いた時はマーブル模様がたくさんあって素敵でしたが、年によっても違うものなんですね~。真っ白な花がたくさん咲いているのも本当にステキ♪

ところで、こちらのブログのリンクを私のブログにぜひ貼らせて頂きたいのですが宜しいでしょうか?もし何かありましたらご連絡ください。宜しくお願い致しますm(_ _)m
  1. URL |
  2. 2008/03/25(火) 16:12:06 |
  3. 紫苑 #JalddpaA
  4. [ 編集]

勉強させていただきました。
三枝を三椏(みつまた)と理解することも出来るのですね。
普通は、奈良市の三枝神社の花祭りを示すから、梅の花のことと思っていました。
  1. URL |
  2. 2008/03/25(火) 17:31:56 |
  3. 阿武の人麻呂 #-
  4. [ 編集]

はなあかり様
オースティンの庭園とありましたので、アメリカのテキサス・オースティンのことかしら?と思いました。v-401 イギリスのそよ風ですもの。そんなことない!ない! v-393 
昨年秋にテキサスのオースティンに参りましたので、ついそんなことを思いました。
私のアロマセラピーのディプロマはイギリスに本部のあるIFAのものなのです。
イギリスには是非行きたいと思っています。
何かのご縁でしょうね。お花のブログを探していたら、辿り着きました。
私も箱庭(ベランダ)でローズを咲かせています。咲いていただくというほうが良いのかも知れません。地面で育てる楽しさは格別のことと思います。
ミツマタは芳香豊かとお聞きしてなんだか嬉しくなってきました。芳香植物=アロマですから。ではまた。
  1. URL |
  2. 2008/03/25(火) 20:09:30 |
  3. ローズローブ #-
  4. [ 編集]

紫苑 さま
 このお花は春到来の気分を盛り立ててくれるような形をしていますね。なんだか江戸時代に町火消しが使った“まとい”を連想させられるので、余計に威勢よく感じるのかしら。楽しいお花です。
 私のこのお花との最初の出会いは17~18世紀のオランダやフランダースの絵画を通してなのです。当時のスタイルでアレンジされたフラワーアレンジメントの絵画には、このフリティラリアが中央トップの位置にデ~ンと描かれていることが多いのです。
 やがてこのダッチ・フレミッシュ時代のフラワーアレンジメントを実際に再現する機会があり、そのために球根を買ってきて植えたのが2001年の初冬でした。球根の形は確かにニンニクに似ていますね。毎年、ベビー苗を連れて出てきますので楽しみです。
 リンクは私自身はまだ何もしていませんのに、他の方のブログで私のブログがリンクされているのを目にしますと、ものすごく嬉しくなります。よろしくお願いします。
  1. URL |
  2. 2008/03/25(火) 22:54:04 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

阿武の人麻呂 さま
 梅の花は新説ですね。
 ずいぶん昔のことですが、古本屋さんで終戦直後に発売された『万葉集古義』を買い求めました。日本に置いてきましたので現在手元にはありませんが、それには‘沈丁花’のこと、とありました。ミツマタも沈丁花の仲間ですから似ていますけれど、異説の中には‘ササユリ‘などというのもあるようです。
 でも主説はミツマタですから、私もサキクサはずっとミツマタだと信じてきました。いろいろと思いを巡らすのも楽しいですね。
  1. URL |
  2. 2008/03/25(火) 23:12:58 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

ローズローブ さま
 テキサス州のオースティンには私はまだ言ったことがありません。英国と違って広々としたところなのでしょうね。
 イギリスには日本からも若者がアロマセラピーのお勉強によく見えるようです。
 私も何年か前に“Ainsworths”のケース入り、ワンセットをある方からいただきましたが、相手が私では猫に小判という感じです。24本入っていて、中にはAconite(トリカブトですよね)などというものもあり、扱い方によっては毒をも妙薬にしてしまうアロマセラピーの世界には、大変興味があります。本を読むことはできますけれど、いつか実際にトレーニングを受けてみたいと思っています。
 我が家には大きなサイズの香炉がありまして、お香はしばしば焚いておりますから、こちらも遠からぬ世界かもしれませんね。
  1. URL |
  2. 2008/03/27(木) 10:57:47 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

はなあかり様
アメリカのオースティンは広々としたところでした。
イギリスにはお若い方達が行っていますね。私あと数年で・0代です。元気な間にあちこちに旅をしたいと思っていますが、長期に休みも取り辛く・・・。でも出かけようと思っています。
アロマは体調を整える(不定愁訴)為にも有用の優れものです。植物の成分作用ですから、自然のものを取り入れる(体内に)素晴しさがあります。
オースティンの薔薇園素敵ですね。花盛りに行き合わせるとどんなに幸せなことでしょう。
過去ブログを拝見しております。沢山おありですので、少し時間がかかりそうですが楽しみです。
  1. URL |
  2. 2008/03/27(木) 18:57:39 |
  3. ローズローブ #-
  4. [ 編集]

ローズロープ さま
 アロマの世界は素晴らしい世界だと思います。私も折々にローズローブさまのブログを拝見してお勉強させていただくのを楽しみにしています。
 お互いに元気な間にいろいろと意欲的に日々を過ごしましょうね。
  1. URL |
  2. 2008/03/30(日) 00:29:35 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

ミツマタ

ちょうど先日、房総のアカバナミツマタをアップしたところでした。
そういえば、ヨーロッパではミツマタの類を見た覚えがないですね。
珍しいのですかね?
日本ではお札の原料にもなっていますけど、、、、
  1. URL |
  2. 2008/04/16(水) 00:14:55 |
  3. 赤い風車 #-
  4. [ 編集]

ミツマタも桜も素敵です。

初めまして、ノンと申します。
ミツマタ繋がりでこちらにお邪魔していますe-508
イギリスでもあるんですね~
はなあかりさんのイギリスの春がとても素敵でしたので、
私のブログで紹介を致しましたe-119
お時間のあるときに、是非見に来て頂けたらと思います。
ブックマークをしてもよろしいでしょうか?
お返事待ってますね。
  1. URL |
  2. 2008/04/21(月) 15:59:55 |
  3. ノンさん #9pNhBLZo
  4. [ 編集]

赤い風車さま
 長い間の御無音をお許しください。今日は久々に庭の写真を何枚か写しました。そしていつもご訪問いただく方々のブログにお伺いさせていただき、とても楽しくて、時間にゆとりのある暮らしを営むことの大切さをつくづく実感した次第です。時間のゆとりは心のゆとりとも関係がありますから、忙しいという言葉はできるだけつつしみ、心のゆとりが持てるようにまずは自己修行に勉めます。
 アカバナミツマタは私はまだ見たことがありません。赤い風車さまがお写しになられたお写真を拝見して大変珍しく思いました。普通の黄花ミツマタとは雰囲気がかなり異なり、華やかな感じになりますね。
 昔、祖母は大きな窯でミツマタを蒸し、皮を剥いで、その皮から紙を漉きました。その紙がまだ何枚か私の手元にあります。50年余の歳月を経ても、素朴な手漉きの紙は大変丈夫で粘りがあり、簡単には破れません。お札の原料に選ばれるのも然り然りです。
  1. URL |
  2. 2008/04/25(金) 09:37:21 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

ノン さま
 初めておいでいただきましたのに、お返事コメントがすっかり遅くなりまして申し訳ありません。
私のサイト名をご紹介いただきありがとうございました。その上ブックマークしていただけるなんてほんとうに光栄です。よろしくお願いいたします。
 ノンさまのブログを拝見におうかがいさせていただきました。素敵ですね。ご紹介のあちらのサイトやこちらのサイトと、とび渡り,時間の経つのも忘れてしまいました。またお遊びにうかがわせていただきます。
  1. URL |
  2. 2008/04/25(金) 10:04:39 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

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  1. |
  2. 2008/04/29(火) 06:19:21 |
  3. #
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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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