イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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初秋の光の中で

                          12th September 2009


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 かすかな風にもたおやかに揺れる宮城野萩のみやびやかさに、陶酔してしまいそうです。





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 萩は万葉人にも最も愛された花だそうで、万葉集の中には142首も登場し、梅の119首を押さえて首位の座を占めているそうです。万葉の歌人も萩の風雅を愛したのですね。





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 やはり萩のそばにはススキを並べたくなります。’96年から庭にありますが、草丈も70~80cmで増え過ぎることもなく、コンパクトな性質の良い種類(Miscanthus sinensis ‘Kleine Fontane)です。
 こちらも僅かな風にも穂先を揺らし、なかなかの雅趣があります。





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 ガーデンセンターで初めてミズヒキの一種に(Persicaria virginiana ‘Batwings’)に出会いました。早速求め和のコーナーに植えましたが、流石の英国でもミズヒキは珍しく、一般に普及するのはまだまだこれからだと思います。





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 ‘Batwings’という名前は、葉の表面に黒いマークがあり、それらがコウモリの翼の形をしていることからきているようです。





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 秋海棠(Begonia grandis evansiana)も日本を思い出させてくれるプラントです。すぐ後ろでは春の花、馬酔木の蕾がもう準備されています。




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 ジャパニーズ トード リリーと呼ばれるホトトギス(Tricyrtis ‘Hototogisu’)が咲き始めました。日本名の‘ホトトギス’が学名になっていますね。
 秋海棠の葉陰でひっそりと咲いているブルーのお花はリンドウです。





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 あまり目立たないお花ですが、茶庭のような風雅なお庭に似合いそうですね。





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 これは上のホトトギスとは別の種類名(Tricyrtis Blue wonder)です。
 ホトトギスという名前は、花弁の斑点を鳥のホトトギスの胸にある斑点になぞらえてつけられた名前だという日本に対し、こちらでは‘Toad Lily’と言われています。Toad(ヒキガエル)という名前ではイメージが日本とはかなり異なりますね。





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 南アフリカが生まれ故郷のこのカンナ(Canna ‘Tropicanna’)は、英国の寒い冬を、この場所で越す羽目になりました。と申しますのも私の実験台にさせられたのです。通常ですと秋の終わりに根茎をそっくり掘り上げ、グリーンハウスの中で休眠させるのですが、今年はドームを被せただけで庭に残されてしまいました。
 その為、春の芽立ちは遅れましたが、でもこのように元気です。
今年はお花は咲かないかもしれませんが、でもこのようなトロピカルな葉の色模様を楽しませてくれています。



 
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 ミクルマス デイジー(アスター)の中でも、このヴァイオレット クイーンは、日本の野菊を思い出させてくれます。これのお花が咲きはじめますと、周辺の光も透明感を増してくるように思います。




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 アロットメントを始めました時、面積の半分をミニ果樹園にしたいと考えました。イギリスに古くからありますグリーンゲイジという名のプラムや、ヴィクトリア プラムを植えたかったのです。さらにこのコックス アプルも植えました。消毒など施したことはありませんのでオーガニック同然の栽培環境ですが、今年はこのように美味しそうな実をつけてくれました。
 このコックスという種類も長く英国人に愛されてきた種類だと聞いております。日本のリンゴのように立派な姿形はしておりませず、小さくてそれは素朴な外観ですが、でも風味が抜群で酸味と糖度のバランスも程よいのです。それにお口に含んだときの舌との絡みも私にはとても自然で、実はこのリンゴの大ファンなのです。
 



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 この洋ナシは一本の木に三種類が接ぎ木されています。一本しか植えない場合は、受粉上の便宜からこのように複数種、接ぎ木されている苗木を選ぶ方が良いと伺いましたので。
 そのためでしょうか、まだ小さな木ですが、これの三倍ほどの数の実がつきました。摘果しましたが、きっとこれでも多いのかもしれませんね。
 この場所は太陽光線を日の出から日没までフルに受けますから、特に果樹類はお味が濃いという印象を受けます。


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 昨年、つる薔薇の足元でアサガオを育てました。忘れておりましたが、今年はそれらのこぼれ種から発芽して再び素敵なブルーのお花を見せてくれています。




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 レイディー エマ ハミルトンは美しいというよりも、私には‘愛くるしい’という感じです。




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 一本のゴールデン セレブレーションの枝がツバキの方向に伸び、その枝の先にまるでブーケのようにお花が咲いています。




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 2006年のデイヴィッド オースティン氏の薔薇ですから、比較的新しい種類だと思います。名前はリッチフィールド エンジェル(Lichfield Angel)。
 右方の咲いたばかりのお花の色は優しいアプリコット色をしていますが、左方で日が経ったお花達はクリーミーホワイトという感じの色に変わっていますね。
 セカンドフラッシュの三本のシュートからこれだけの数のお花を咲かせるのですから、性質の良い種類ではないかと思い、これからが楽しみです。



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  1. 2009/09/12(土) 02:12:24|
  2. | コメント:10
<<チッピング・カムデンを訪ねて | ホーム | 庭を彩る花々>>

コメント

こんにちは はなあかりさん

草花にとっても 人にとっても 過ごしやすい季節なんでしょう 草花の勢いが増しているようですね。日本のお庭以上に、日本の草花が咲き誇っていると思えば、一方で、イングリッシュローズが咲き乱れている素敵な空間ですね。はなかりさんが、咲き誇る草花の間を歩いている、ガーデニングする美しい姿もまた浮かぶようです。
  1. URL |
  2. 2009/09/12(土) 05:23:06 |
  3. はなはな #-
  4. [ 編集]

ダリア

たっぷりと枝垂れる萩 素敵です。その奥に見えるのは前回紹介していただいたダリアでしょうか。子供の頃から 造花のような形と色合いのダリアが苦手だったのですが こんなふうに 花びらに遊びがあるフリフリのダリアなら ぜひ育ててみたいです。
夕闇に白く浮き上がる大輪のダリアを想像しただけでうっとりです。
  1. URL |
  2. 2009/09/14(月) 12:36:46 |
  3. S.T. #-
  4. [ 編集]

Re: こんにちは はなあかりさん

はなはな さま
 英国には日本原産のプラントもたくさんあります。それらをイングリッシュガーデンに適するように改良された品種も多く出回っていますから、種類によっては原産国よりもむしろ豊かかもしれません。

 プラントを見る、触れる、育てる・・・田舎育ちの私には、それがもっともリラックスする環境のようです。
 花々の陰に隠れたり埋もれたりしながら散策するひと時は、寄る年波をも忘れさせてくれることは確かです。
  1. URL |
  2. 2009/09/15(火) 18:02:14 |
  3. はなあかり #-
  4. [ 編集]

Re: ダリア

S.T.さま
 私もどちらかといえばそよ風を受けてそよぐようなプラントが好みかもしれません。
 庭にダリアはもともと無かったのですが、友人からこれは素敵ですよと言って戴いたのがこの白いダリアでした。周辺のプラントが次第に秋の色に変わリ始める頃から、この大輪の白は、カラースキームの上からも周辺にマッチして、素敵だな~と思わせてくれます。
 今回の写真も、しなだれる萩を‘とばり’にして、その向こうに、このダリアの白を感じてみたかったのです。
 夕暮れ時もこのダリアの周りだけは、暮れなずむ感じが致します。 
  1. URL |
  2. 2009/09/15(火) 22:44:29 |
  3. はなあかり #-
  4. [ 編集]

こんばんは。

萩にススキ、月見ができますね。ススキはそちらでも入手できるのですね。
かわいいハート形の葉っぱの朝顔は西洋(琉球)朝顔でしょうか。
アイアンにからませているとまた違う雰囲気ですね。
リッチフィールド エンジェルはたくさん咲いて見事です。
  1. URL |
  2. 2009/09/17(木) 23:09:46 |
  3. パンドラ・ヴィス #FPA1ayiE
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

パンドラ・ヴィスさま、
イギリスの夜空は晴れている限り澄み渡っていますから、月も星も本当に美しいです。ススキも萩もホトトギスも庭にありますので、お月見のお花には事欠きません。虫の大合唱が聞こえないのは残念です。こちらにはグラス類はたくさん種類があり、ススキも品種改良されて小振りの種類が売られています。

このアサガオは友人から種を戴いたのが始まりですから種類名はわかりませんが、普通のアサガオよりも耐寒性の強いマルバアサガオではないかと思います。一般にはモーニング グローリーと呼ばれており、葉の形がハート形をしております。ヘブンリーブルー(Ipomoea tricolor ’Heaveniy Blue’)という種類のスカイブルーよりも、もっと紫が濃くてヴァイオレットブルーという感じがいたします。大変美しい色だと思います。
  1. URL |
  2. 2009/09/18(金) 08:27:39 |
  3. はなあかり #-
  4. [ 編集]

和風の秋

はなあかり様
 イギリスで和風の秋、とっても素敵です。
萩にススキ、ミズヒキにリンドウ、ホトトギス、朝顔…。
あらためて日本のものを見なおしました。
それにリンゴなど、果樹のあるお庭にもあこがれます。
  1. URL |
  2. 2009/09/19(土) 21:56:11 |
  3. Rooly #azeTSA.6
  4. [ 編集]

Roolyさま
 和のイメージでとらえられているプラント達は、イギリスのガーデンに大変マッチして、ボーダーガーデンに無くてはならない存在になっているものも数多くあります。
 日本人とイギリス人のもっとも身近な共通点は、植物が好き、ガーデニングが好きということではないかしらと思っている私ですが、こちらの方は日本庭園の美に憧れ、日本人は英国のボーダーガーデンに憧れる・・・お互いの文化を尊敬しあう心の交流を素晴らしいと思いますし、自分が日本人であることに誇りを感じる部分でもあります。
 ミズヒキが池のそばで木漏れ日をうけているときなど、ハッとするような美しさです。英国人はそういうデリケートな美しさにもいち早く気付くのですね。こちらの方から私自身が学ぶことはたくさんあると思っています。
 果樹の実る庭はいいですよね。ここは街に近い家なので、それ程のスペースが無く、車で5分ほどのアロットメントに植えていますが、それでも楽しみなものです。
  1. URL |
  2. 2009/09/22(火) 00:12:10 |
  3. はなあかり #gy/qpaFs
  4. [ 編集]

秋ですねえ。

うちの小さなやぶ庭にも萩がさいています。
同じ花の色です。宮城野萩なのかなあ?
萩にも種類があるのですね。
大好きです。枝が重なり重なり、ゆれる風情にうっとりします。
11月頃つめたい雨に打たれて、黄色い葉になるまで大好きです。
はなあかりさんのお庭にはススキもあるのですね。
もうすぐ中秋の名月ですね。

チッピング・カムデン絵画のようでした。素敵!
  1. URL |
  2. 2009/09/28(月) 22:44:35 |
  3. かまど猫 #-
  4. [ 編集]

Re: 秋ですねえ。

かまど猫さま
 そよ風を感じさせてくれるプラントは私も大好きです。
 萩は長い期間お花を楽しませてくれますし、小さな葉の黄葉も風情に満ちていますね。
 庭のススキの黄葉も始まりました。

 東の空に輝いている今夜の(19:50pm)お月さまも、もう十分に周辺を明るく照らして仲秋の十五夜が近いことを示しています。名月を眺める夜が楽しみですね。

 チッピング・カムデンの写真を、かまど猫さまにお楽しみ戴けて嬉しく思います。


  1. URL |
  2. 2009/10/02(金) 03:54:16 |
  3. はなあかり #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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