イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

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庭の秋 (2)

                                 15 November 2006


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  小雨そぼ降るなか写しました。この写真の中に四本のモミジが写っていますが、すべてジャパニーズメイプル(Acer Palmatum)です。
 手前で鮮やかな紅葉を見せているのは Acer Palmatum 'Dissectum Atropurpureum'。後方の左右ニ本は、いわゆるヤマモミジで、名前もAcer Palmatum だけでバラエティーの名前はありません。
 真ん中にある低いモミジは、Acer Palmatum'Shishigashira'でゆっくり成長する種類です。
 この場所を日本コーナーにかえてまだ13~4年ですが、いつの間にやらいっぱしの季節を主張する庭に成長してきていることに、ちょっとした悦びを覚えています。



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  学名のAtropurpureum は暗紫色という意味のようですが、その名前の通り、葉は常に濃い紫色をしています。そしてこの時期に鮮やかな赤に変わります。



20061115051736.jpg

   Dissectum の学名は、葉の切れ込みが中央脈まで達するほど深い、ということを意味しているようです。写真でもお分かりのように全裂状態です。私どもの間ではこのような形状の葉のモミジを、ただ、ダイセクタムと呼んでいます。


20061115051314.jpg

 このシシガシラは左後方のヤマモミジよりも一年遅く、ここに植えました。成長が大変ゆっくりです。ヤマモミジは毎年剪定しますが、こちらはほとんど致しません。いまでもそのままで大名盆栽になりそうな大きさです。このモミジが最初に散りますが、春の芽吹きは大変美しい種類です。


20061115051444.jpg

 黄葉だったはずのヤマモミジ(Acer Palmatum)が、ピンクがかったオレンジ色に変わってきました。


20061115051637.jpg

 こちらのもう一本のヤマモミジは、左方のものよりも毎年十日ばかり遅れて紅葉します。葉もやや大きめで色も赤みを帯びてきます。

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  1. 2006/11/15(水) 08:26:43|
  2. | コメント:5
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コメント

紅枝垂

深紅の紅葉が葉の形と共に本当に美しいですね。本種は、いわゆる「紅枝垂」と呼ばれる「手向山」でしょうか?園芸品種は学名も通称名も難しいですね。ところで、葉が5裂片なのがモミジで、3裂片がカエデとおおざっぱに分けているようですが、イギリスではいかがでしょうか?
  1. URL |
  2. 2006/11/15(水) 14:53:59 |
  3. 飛行船 #-
  4. [ 編集]

飛行船 さま
 写真のA.Palmatum Atropurpureum Dissectum の日本における呼び名は残念ながら私にはわかりません。「手向山」とよばれるカエデが学名では何と呼ばれているのか、それがわかれば学名は世界共通ですから一目瞭然だと思います。こちらでは学名の中のバラエティー名として日本名がそのまま使われている例があります。例えば「シシガシラ」とか、「オサカズキ」、「チトセヤマ」などなどです。
 それからカエデやモミジの区別は考えたこともありませんでした。ヤマモミジ(Acer Palmatum)やタカオモミジは別ですが、私がカエデのことをモミジと呼ぶのは、多くの方がそうであるように、子供の頃から馴染んできた通称として紅葉の美しいカエデのことをそう呼んできました。理想的には秋の紅葉,黄葉時以外はカエデと呼ぶのが正しいのかもしれませんね。
 手元にある日本の本で調べましたら、日本の「ハウチワカエデ」や、「チリメンカエデ」などは10片ほどの切れ込みがあってもカエデと呼ばれていますし、「ヒトツバカエデ」のようにまったく分裂しない単葉のものもカエデとよばれています。
 こちらでもカエデ{Acer(Maple)}の種類はたくさんありますが、カエデ科たるゆえんは葉の分裂具合と言うよりは、二枚の平べったい翼を持った果実にこそ(あまり目立ちませんが)ありそうです。花時にカエデとは程遠いイメージの木に、これらの果実を見つけたとき、「これもカエデ科だったんだ!」などと驚いたりします。
 以上のことぐらいしか書けませんが、植物に関して特に勉強したわけではありませんので、自信もありません。飛行船さまの方がはるかにお詳しいのではと想像します。これからもよろしくお願い致します。ありがとうございました。

 
  1. URL |
  2. 2006/11/15(水) 23:10:33 |
  3. はなあかり #-
  4. [ 編集]

和名・学名

生物の名前(呼び方)は本当に難しいのですね。標準和名、園芸品種名、俗名、商品名などありますし、学名でもいつも混乱があります。イロハモミジはA.palmatumですが、ヤマモミジがその変種とされる場合は、A.palmatum var.matsumuraeで、独立させる場合は、A.amoenumとされています。「紅枝垂」の一園芸種の「手向山」は、「A.palmatum var. matsumurae cv. Ornatum」とか、「A.palmatum var. Tamukeyama」と名付けられていますが、「紅枝垂」は「赤枝垂」と呼ばれたり、「青枝垂」と同じく、「A.matsuyamae」とされています。
  1. URL |
  2. 2006/11/16(木) 10:52:16 |
  3. 飛行船 #-
  4. [ 編集]

Blimp

外国の方に「飛行船」を「Airship」と言って理解されない場合がありました。通常、小型の軟式飛行船を「Blimp」と呼び、大型の硬式飛行船を「Zeppelin」と呼ぶのだそうですね。そこで、カエデとモミジの呼び方に異なる英名があるのだろうかと思いました。「モミジ」の名の木は、「カエデ」の名の木よりも、葉の切れ込みが多く、紅葉が目立つ種類なのでしょうね。そうそう、地元の植物園にある「メグスリノキ、別名 チョウジャノキ(A.nikoense)」は、今年は赤く色づきませんでした。暖かい気温が影響したのでしょうか?イギリスは通年通りに季節が移っているようですね。
  1. URL |
  2. 2006/11/16(木) 11:13:57 |
  3. 飛行船 #-
  4. [ 編集]

飛行船さま
 再び貴重なコメントをお寄せくださいましてありがとうございました。私は専門家ではありませんから、王立園芸協会(RHS/Royal Horticultural Society)から出版された植物百科事典などを信頼して利用しています。こちらではガーデンセンターなどで売られている植物にはすべて学名が記載されています。
 それから私はパートタイムの学生ではありましたがフラワーアレンジメントの勉強の為四年間カレッジに通いました。実技の時間は四分の一で、四分の三は講義というコースでした。アレンジの実技のたびに書かされたレポートには、英名(Common name)ではなくラテン語の学名で書くことを厳しく要求され、ただひとつの例外もゆるされませんでした。例えばRoseではなくRosa,CarnationではなくDianthus,IvyではなくHederaの如しです。詩や小説、エッセイの世界は別ですが、植物関係の雑誌では英名や俗名で植物名が紹介されることはこちらではめったにありません。
 私の英人の友人が日本のある万葉植物園を訪れた時、学名の記載が一切無くすべて日本名だけであったので大変驚き、そのことを関係者に指摘してきたということでした。何年後かに再び訪れた時、日本でもラテン語の学名を記載した植物園が増えていて助かったと喜んでおりました。学名は世界共通語ですから、多少の混乱があるのは事実だとしても、植物を判断する大切な目安ですので、日本でも一般向けの園芸雑誌などで学名が併記されるように、近い将来なっていくのではないでしょうか。外国を旅行した時など、疑問に思った植物の判断の目安は常に学名で、大変有益なものだと経験から考えています。
 それから台所に直結した経験では、こちらでは松林などにワラビが大量に生えるのですが、最初の頃、あんなに太くてみずみずしい立派なワラビが本当に食用になるのかどうか疑問でした。そこで図鑑を調べましたら、学名がぴったり一致するではありませんか。すっかり安心してバケツいっぱいのワラビを手折り(5分とかかりません)お浸しや塩漬けなどにして堪能しました。ヨモギのときも学名をみて安心しました。
 歴史的にも学名によって統一されてきたイギリスと違い、日本ではご指摘の通り同じ植物でも違った呼び名があり、しかも方言の呼び名まであって日本名を特定するのは大変なことだと思います。それゆえに学名の併記が大切だと言う考え方も出来ると思います。
 ちょっと余談ですが、庭園など散歩しておりますときに、英国紳士淑女然とした方々が何の抵抗も無くすらすらと学名で植物を語り合っているのを聞くのは、ごく普通のことです。どれだけ植物名を学名で知っているのかも教養のひとつというお国柄なのでしょうね。
 ところで、私は日本語の俗名や方言の植物名も愛すべき文化で、それはそれで大切に後世に守り伝えて行かなくてはならない宝だと思っています。
  1. URL |
  2. 2006/11/16(木) 21:20:22 |
  3. はなあかり #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

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