イギリスそよ風もよう

ー庭やアロットメントでのガーデニング、いけばな、フラワーアレンジメントの日々を綴りますー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

夏の庭・薔薇など② (2014)

                             20th August 2014


人気ブログランキングへ


DSC04455 (1)
 前回は6月15日の写真で終わっておりますので、それに続き16日の様子からお目にかけさせていただきます。よろしくお願い致します。

  大輪で花弁の巻き加減もゆるやか、大らかでゆったりとした風情はこの薔薇特有のものかと思います。
 この辺りは半日陰で、そのうえ下半分は他のプラントに覆われておりますのに、それでも元気な咲きっぷりですから、薔薇は元来逞しいプラントなのでしょう。



DSC04464 (1)
 私の庭は咲いているお花よりも、緑の占める面積の方が広いのです。そして薔薇も所々に咲いて、むしろ緑の引き立て役という感じにも見えます。あるいは緑が薔薇を引き立てているのかも知れませんけれど。



DSC04476 (1)
 ザ・ピルグリム(The Pilgrim)は、ソフトイエロー色ですが、外に向かほど更に淡くなるところに、デリカシーを感じます。



DSC04482 (1)
 写真をいつもとは違う角度から写しました。せまい庭も少し広く見えて私の目には新鮮な写真です。
 薔薇、コンスタンス・スプライの背後に見える黄緑色の樹木はニセアカシヤ、そして丈高の2本の樹木は白樺です。いずれも我が家の庭の境界からは50mほど離れているかと思いますが、嬉しい借景です。



DSC04484 (1)
 輪径の小さな薔薇、ファーディナンド ピチャード(Ferdinand Pichard)に、どことなく和の雰囲気を感じています。絞り咲きがそう思わせるのかもしれません。



DSC04490 (1)
  パット オースティンの位置から写しました。このように、どこと言って焦点が定まっているわけではない、ぼんやりとした眺めにも、ある種の趣を感じます。



DSC04495 (1)
  イングリッシュガーデン風の花壇は四季折々に季節の花々が咲き代わり変化しますが、この和風庭園は静寂そのもので、樹木の四季の変化以外はほとんど景色が変わりません。この一隅は私を原点に引き戻してくれる最も大切な場所になっております。



DSC04507 (1)
 正面の薔薇はジュビリー セレブレーション(Jubilee Celebration)。
 後方のブラック系のシュラブは、サーシス・カネイディアンシス・‘フォレスト・パンジー’(Cercis Canadensis ‘Forest Pansy’)です。庭の一角に強い個性を添え、このジュビリー セレブレーションともエコーし合う部分が有り重宝な存在ですが、やはり樹木の一種ですから枝を大きく拡げようとします。今年も延び過ぎた枝を何本も整理致しました。
 右後方の白薔薇はスタンダード仕立てのアイスバーグです。



DSC04505 (1)
  ラプソディー イン ブルー(Rhapsody in Blue)。
 薔薇の中ではもっともブルーに近い色なのだそうです。チェルシーフラワーショーで初めて目にした時大変印象的で、その後、デイヴィッド オースティン社にオーダーしました。



DSC04509 (1)
 再び、ジュビリー セレブレーションです。



DSC04516 (1)
 右側のホスタは名前をドリーム ウイーヴアー(H.‘Dream Weaver’)と言います。‘夢織り人’とでも訳しましょうか。
名前から受けるイメージも素敵で、更に白い素敵なお花も咲き、観賞価値抜群の種類だと思います。
 2012年5月、チェルシーフラワーショー会場で、お花は咲いておりませんでしたけれど、サンプルの鉢植えの葉の美しさに魅せられて、その場で業者にオーダーしました。後日届いた苗はほんの一芽、それが翌年は二芽に増え、そして迎えた3年目の今年がご覧の通り3芽に増えました。お花もしっかりと3本咲いております。

 左のホスタはブルー マウス イヤー(H. Blue Mouse Yars)で、ミニチュアサイズのホスタです。こちらは2005年の購入ですから、しかるべき大きさの株に成長しました。ネズミの耳のような小さな葉っぱ達に愛嬌が有ります。



DSC04554 (1)
  ウイリアム シェイクスピア 2000 (William Shakespeare 2000)も、細かい縮れ咲きのようなお花の形が独特で、味わい深いお花を見せます。周辺に順番を待つかのように控えた5本の蕾も可愛いと思いました。



DSC04567 (1)
 カラーリリー(Zantedeschia aethiopica ‘Crowborough’)は、暖冬で霜害にも遭いませんでしたから、株に勢いが有り、今年は多くのお花を見せてくれました。



DSC04612 (1)
  このプリンセス アレグザンドラ オブ ケント(Princess Alexandra of Kent)は、名前から受けるイメージを損なわず、芳香豊かで花弁の巻き加減も美しく、あらゆる点に於いて私には極上の薔薇に見えます。庭に迎えてそれほど年数が経っておりませんが、株の成長を最も楽しみにしている薔薇の一つです。



DSC04622 (1)
 内側がほんのりピンクを帯びて咲くラドロー カーソル(Ludlow Castle)は愛らしいお花だと思いますが、オースティン社から毎年届くハンドブックにはもう何年も前から名前が掲載されなくなりました。検索すれば出てきますから、購入は出来る筈なのですが。
 次々と優れた品種が作出されますので、積極的に販売しない種類が出てくるのは自然の成り行きなのでしょう。



DSC04675 (1)
 これはジャパニーズアイリスと呼ばれる種類のアイリス(Iris ensata variegata)です。私の庭に来てすでに10年を越えました。腰水に浸けただけの栽培です。開花期間が短いのですけれど、それでも束の間の和の風情を愉しんでおります。
 今年は白のアナベラの脇に置きました。



DSC04853 (1)
 レイディー エマ ハミルトン(Lady Emma Hamilton)は、ファーストフラッシュの時期が過ぎても、すぐに新しい蕾が現れてどこかしらでお花が咲いている、大変元気の良い種類です。



DSC04859 (1)
  御来客時には庭の薔薇を切って、出来るだけ無造作に花瓶に挿し、ティーテーブルに置きます。お花屋さんで求めるどんな高価な花束よりも、切りとったばかりの芳しいガーデンローズに勝るものはないと思ってしまうほど、私自身もうっとりと酔いしれます。
 このときはちょうど一期目と二期目のフラッシュの中間で、バラのお花の色も種類も思うようには選べません。それでも何とかこの程度に集めました。ガーデンローズの香りのおもてなしです。


 
DSC04875 (1)
 何故かヘレニュームに惹かれ、特にこの種類(Helenium.‘Moerheim Beauty’)が気に入っています。



DSC04881 (1)
 フロントガーデンのかすみそう(Gypsophila Festival White)が今年も咲きました。
 傍らのユーフォービア( Euphorbia polychroma)は、春の花後に、グランドレヴェルまで切り戻しましたが、両脇からラヴェンダーやカスミソウに押され気味ながら、再び伸長して存在感を示しております。



DSC04924 (1)
  マウント・フジと言う名前のフロックス(Phlox paniculata ‘Mount Fuji’)です。富士山と言う名前なので…と仰って、英人の友人から戴きました。純白で清浄なイメージのお花です。
 後方のソリダゴは草丈が60cmほどで、品種名をゴールデン ベビー(Solidago Golden Baby)と言います。



DSC04922 (2)
 3年前に求めたピンクアナベラ((Hydrangea arborescens Invincibelle Spilit)ですが、鉢の中で順調です。咲き始めはピンクと言うよりは赤色ですが、開花が進むにつれ、落ち着いたピンク色に変わります。大きなお花ですが、枝がしなやかでエレガント、ホッとするような優しい色合いのお花です。


 
DSC04936 (1)
  トピュアリー型の斑入りのセイヨウヒイラギ(Ilex aquifolium ' Argentea Marginata)で、玄関脇に鉢植えで置かれています。これは雌木ですから、赤い実を楽しむために、受粉樹として優れた雄木を求めなくてはと考えておりましたところ、今年は思いがけなく沢山の実が付きました。
庭にはもう一本地植えで同種のものがありますが、そちらも同様に豊かな実りを見せております。きっとご近所さまのお庭に雄木が存在するということなのでしょう。
 クリスマスの頃に赤く熟するのが楽しみになりました。それまでに小鳥たちの御馳走にならなければ良いのですけれど。



DSC04966 (1)
 このユニークなお花はエキノプス、日本では‘ルリタマアザミ’と言う素敵な名前で呼ばれているようですね。すでに10年以上も庭に在りますが、隅に植えて有りますので、シュラブ類の陰で、今まではそれほど目立つ存在にはなりませんでした。今年は周辺の枝を掃いましたので、例年になく良い雰囲気に咲いたと思います。
 丈が150cmのものと90cmの2種類有りますが、こちらは丈高の方です(Echinops Taplow Blue)。



DSC04971 (1)
 もうシュウメイ菊がちらほら咲き始めました。
 黄色いお花は、クロコスミア・スピットファイア(Crocosmia‘ Spitfire’)です。



DSC04983 (1)
 前回のブログでご覧いただいた、これと同株のヤング リサイダス(Young Lycidas)は、撮影日が6月15日になっております。この写真は8月5日に写しましたから、最初のお花からおよそ50日後のお花と言うことになりますでしょうか。
 一期目のお花と二期目のお花の間隔は、種類にもよりますけれど、私の庭ではだいたい50日前後かしらということを、いま改めて自分でも納得しております。
 


DSC05029 (1)
  ここでぜひお目にかけさせて戴きたいのが、お花を咲かせた状態のホスタ マリリン モンローです。
 他のホスタはすでにお花の時期は終わっておりますのに、こちらはかなり遅いお花の到来となりました。
 多くのホスタの花は上に向かって直立状態で咲きますが、こちらはすべて葉の流れに沿うように放射状に延びております。 
 名前のインパクトも然りながら、赤紫の葉柄の色、波打つフリルのような縁取り、それに加えこのお花ですから、私の庭でも御来客への恰好のお話の種になりました。



DSC05070 (1)
 こちらは昨年、友人よりプレゼントされたバーガンディー アイス(Burgundy Ice)で、今年二度目のフラッシュです。バーガンディーは豊潤な赤ワインの色…なぜか命の源のような神聖な色にも思えてこころ惹かれます。
 まだ若株ですが、次々と蕾を持ち素敵なお花を咲かせました。
 白のアイスバーグ同様、素晴らしい品種だと思います。 



DSC05115 (1)
 こちらでジャパニーズ アネモ二ー と称される、シュウメイギクが秋の始まりを告げているかのようです。一重咲きの種類は物凄い勢いで増え続けますが、こちらは比較的コントロールし易い種類かと思います。
 傍には園芸用に改良されたススキ(Miscanthus Sinensis‘Kleine Fontain')が並び、絶妙なコラボレーションで和の風情を演出しておりますね。

 後方にグリーンハウスの一部が見えますが、あの中ではトマトや日本のきゅうりが育っています。



DSC05132 (1)
 ゴールデン セレブレーション(Golden Celebration)のセカンドフラッシュの始まりです。フロント ガーデンのジュビリーセレブレーションやラプソディー イン ブルーなども咲き始めました。イギリスはこれから二期目の薔薇のシーズンになります。


人気ブログランキングへ
  1. 2014/08/19(火) 22:05:54|
  2. | コメント:8

夏の庭・薔薇など(2014)

                              20th July 2014  


 お暑さのほど、いかばかりかとお見舞い申し上げます。どうぞ皆さま、この夏も御身お大切にお過ごしになられますように。
 更新の稀なブログですのに、今回もお出でいただきまして本当に有難うございます。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。

 
人気ブログランキングへ                

DSC04028 (1)
 時節が戻り恐縮ですが、5月末の様子からお目にかけさせていただきます。

180cmほどに伸びたデルフィニウムの穂状花序に青色のお花が咲き始めました。英国にも快適な夏が訪れたことを実感致します。
 右後方にオレンジ色のポピーのお花(Papaver rupifragum)が見えますが、あのポピーはベス・チャトーガーデンに咲いているポピーと同じ種類のお花で、ベスさんのお手伝いをなさっておられた友人から戴いたプラントです。もう20年も遡るお話なのですけれど、あのお花が咲き戻る度にベスさんのガーデンを思い出します。



DSC04044 (1)
  ホスタ達もそれぞれが大株に育ってきました。右手前のホスタ(H. Paul's Glory)の直径を計りましたら1.2mも有ります。


DSC04053 (1)
  2011年に求めたマリリン・モンロー(H. 'Marilyn Monroe') も、フリルのように波打つ葉の縁取りが、フェミニンな彼女のイメージに重ならなくも有りませんね。茎も赤紫色です。植木鉢も敢えてフリル状のものを選びました。庭を訪れる私の友人知人の間では、人気ナンバーワンのホスタです。



DSC04073 (1)
  若草色のグラス(Carex elata‘Aurea)のお隣で、やや葉にブルーを帯びたホスタはハルシオン(H. Halcyon)で、育てやすいホスタだと思います。葉に厚みがあり、地植えでも虫の害が少なく、秋も美しく黄葉して終わります。



DSC04080 (1)
 サーモンピンク色をした、これらのオリエンタルポピー(Papaver Orientale Princess Victoria Louise)は、記録によれば2000年にこの場所に植えたことになっております。今では数も増えて50本ほども次々と咲きますが、お花の期間もポピーにしては長く、5~6日間は美しく観賞できるようです。



DSC04083 (1)
 故郷の庭に毎年咲いていた芍薬と同じ種類の芍薬が今年も華やかです。
 写真では少し暗いのですが、右後方にアザミの花も咲きました。



DSC04094 (2)
  芍薬、ボール オブ ビューティー(Paeonia‘Boul of Beauty')は、花弁は一重ですが、お花の内側がややクリーミーな白でとても可愛らしいのです。
 これら芍薬の咲く頃のフロントガーデンには華やぎが有って、それなりに喜びを享受できる時期でもあります。



DSC04097 (1)
 このシモツケ(Spiraea japonica ‘Magic Carpet’)も、華やぎの演出に一役買っております。



DSC04114 (1)
  バックガーデンですが、薔薇はまだスタートしておりません。私はこの時期の植物たちのエネルギーみなぎる様子を眺めるのが大好きです。プラントの数と同じ数だけ異なるグリーンの色があり、それらグリーンの濃淡のグラデーションに感動します。



DSC04125 (1)

  植え場所の所為でしょうか、咲く花の数は少ないのですが、咲いている間は何度もこの花のそばに近寄りたくなります。このジャスト ジョーイ(Just Joey)は、世界連合薔薇教会の殿堂入りを果たしている薔薇だそうですが、ゆるやかでフリルのように波打つ花弁がエレガントですね。後方のカラーリリーとの相性も素敵だと思います。



DSC04177 (1)
  バックガーデンのシャクヤクはフロントよりも10日間ほど遅れて咲きました。日本に永住帰国なされた方から、お庭で栽培しておられたものを頂戴したものです。何て優しい色合いなのでしょう。


DSC04193 (2)
 フロントガーデンのブラック系のブッシュ達です。
 左はサンブカス ニグラ ブラックレース(Sambucus nigra‘Black lace)、右はサーシス カナデンシス フォレストパンジー(Cercis Canadensis 'Forest Pansy')。
 枝葉の美しさも然りながら、ブラックレースは花や実も魅力的ですから、庭のどこかしらに必ず欲しい植栽の一つなのですけれど…。難点は、初めはゆっくり成長しますが、在る程度の大きさになりますと、後は加速度的に枝葉を伸ばすことでしょうか。私は今年もかなりの大枝を切り落としました。



DSC04212 (1)
 リヴィングルームの窓から写しました。
 遠くにデルフィニュームとオリエンタルポピー、近くにはスタンダード作りの薔薇・アイスバーグやカラーリリー、アルケミラモリス、アストランティアなど…見えております。

 

DSC04242 (1)
 この場所は南東側に煉瓦の塀がありますから、陽が全く射しこまないか若しくは半日陰の場所になります。低い位置には羊歯植物などを植えておりますが、このパット オースティン(Pat Austin)は、毎年大きく艶やかなお花を咲かせてくれます。
 淡いピンクの芍薬も見えますが、これもCambridge 御在住だったI氏御夫妻から、上の芍薬と同じ時に頂戴したものです。
‘親分’の名を持つホスタのビッグダディー(H.Big Daddy) も、年ごとにサイズが大きくなります。



DSC04259 (1)
 ファーディナンド ピチャード(Ferdinand Pichard)も咲き始めました。1921年、フランス生まれのようです。お花のサイズは小振りですが丈夫で、絞り咲きの愛らしいお花を次々と見せてくれます。



DSC04286 (1)
 私はこのような何気ないスポットがお気に入りです。
 カラーリリー(Zantedeschia aethiopica ‘Crowborough’)は、暖冬だったため、珍しく冬季の霜害にも遭わず緑のまま越冬しました。そのため今年は開花のスタートも早く株の威勢もいいようです。
 黄色い小花は、葉の形が女性用のマントに似ているからでしょうか、レディース マントル(Lady's Mantle)の俗称を持つ、アルケミラ モリス(Alchemilla mollis)、ピンクの小花はアストランティア(Astrantia major)。
 英国のボーダーガーデンでしたらどこにでも見られる普通の光景かと思います。



DSC04312 (1)
  鮮やかなピンク色のレイディー ミッチェル(Lady Mitchell)も咲きました。私の庭にはやや派手過ぎる色のようにも思いますが、英国の方々からは、もっとも好まれる薔薇の色のようです。


DSC04322 (1)
 見る角度によっては、このような色の組み合わせになりますが、目にも鮮やかな夏のカラースキームです。



DSC04331 (1)
 今年もコンスタンス・スプライ(Constance Spry)の開花が始まりました。
 後方にそびえる2本の樹木は、ご近所さまのお庭の白樺です。



DSC04334 (1)
 大輪のお花達はフェミニンでエレガント…あんなに開花を待ち焦がれておりましたのに、咲いてしまえば散り行く時の間近なことを思い、私の心の中にはすでに一抹の寂しさが…。



DSC04347 (1)
 左方の黄緑色のブッシュは英名でスモークツリーとかスモークブッシュなどと呼ばれる‘けむりの木’で、ヴァラエティー名はゴールデン・スピリット(Cotinus Coggygria Golden Spirit)です。
 ’99年にこの場所に植えましたが、イケバナや花アレンジに重宝しますので、なかなか枝葉を拡げる機会を与えることができません。 ブラック系のブッシュ達も素敵ですが、黄緑色にも惹かれております。


DSC04357 (1)
 前方の薔薇はすでに家の陰ですが、50mほど後方の樹木を夕陽が照らしています。
 左側の黄緑色の樹木はニセアカシア(Robinia pseudoacacia ’Frisia’)ではないかと思いますが、ゴールデンイエローのカラフルな樹木は大変に美しいと思います。
 この界隈は街に近い普通の住宅地ですが、幸運なことに面しているご近所の裏庭の奥行きが深いので、お互いに借景を共有できる利便性があります。多くの小鳥達やリス、ハリネズミ、そして時にはキツネの走り去る姿も目撃しますし、小動物達にとっても恰好の楽園になっているのかもしれません。

 

DSC04407 (1)
 マゼンタの色も外側が僅かにシルヴァーを帯びているようにも見え、芳香も豊かでチャーミングな薔薇(Young Lycidas)だと思います。ベアルートで求めてまだ3年目ですが、細い枝先にサイズの大きなお花が咲きました。


DSC04373 (1)

 レイディー エマ ハミルトン(Lady Emma Hamilton)は、いつも期待通りの愛らしいお花を見せてくれます。



DSC04389 (1)
 ソフトな黄色い色の薔薇が欲しくて、一昨年に求めたシャーロット(Charlotte)です。濃い緑の葉は如何にも丈夫そう…この場所にも馴染んでくれたようです。



DSC04390 (1)
 重なるように咲いたレイディー ミッチェルの、この端正な姿に惹かれました。



DSC04369 (1)
 レイディー エマ ハミルトンを再び…。


DSC04430 (1)
 ホットチョコレート(Hot chocolate)は枝葉が大変しっかりしていますし、次々と花芽が伸びてその先には沢山の蕾が控えています。それらは順次咲き切りますから、長い期間お花を楽しむことが出来ますし、病虫害も少なくて作りやすい品種だと思います。 そして、何よりこの色が魅力的ですね。



DSC04361 (1)
 6月15日のバックガーデン。



DSC04416 (1)
 同じ日のフロントガーデンの様子です。我が家の庭の境界はブラック系のサンブカス ニグラ ブラックレース辺りまででその後方はお隣さんのお庭になります。

 5月31日から6月15日までの16日間の庭の様子を30枚の写真でご覧いただきました。
 その年にもよりますが、6月の英国は庭がもっとも華やかに賑わう時期だと思います。薔薇はまだまだこれからも咲き続けますので、時期は過ぎますけれど、その後の様子も次回にお目にかけさせていただきます。
 



人気ブログランキングへ
  1. 2014/07/20(日) 08:11:58|
  2. | コメント:18

春の庭、2014

                                2nd May 2014



人気ブログランキングへ

DSC02147 (2)
 いつものように御無沙汰が長引き、前回のアップ以来すでに3カ月も経過してしまいました。写真は31枚で少し多いのですが、前回に続いております。宿根草とシュラブ類の庭ですから例年変わり映え致しませんが、ご覧いただけますと有難く存じます。

 これらヘレボーラスの種類は、冬の閑散とした庭先の一隅にささやかながらエレガンスを添えてくれます。
 開花期にはこのように太陽の光を受けて輝くのですけれど、5月になり他の植物たちが枝葉を広げるころは、それらに半ば覆い尽くされ、文字通り日陰の存在になってしまいます。

 右後方のダークな色も手前のクリーミーな白も、同じ種類(Helleborus Orientalis double flowers "Wilgenbroek Selection") の色違いです。




DSC02179 (1)
 この種類は(Helleborus x orientalis 'Tutu')明るい赤紫色のセミダブル咲き、内側でフリルのようにカールしたひだ飾りが、とても愛らしいと思います。




DSC02164 (1)
 開花が進みつややかな茄子紺色に輝いております。黒光りするお花に得も言われぬ不思議な魅力を感じる方は、多いのではないでしょうか。
 種類名は、ヘレボーラス オリエンタリス スレイティー ブルー(Helleborus Orientalis Slaty Blue "Wilgenbroek Selection")。




DSC02192 (1)
 明るいピンク色のヘレボーラス、ローズマリーは(Helleborus Walberton's Rosemary)、冬のお庭に優しい華やぎを添えてくれるかのようです。




DSC02223 (1)
 今冬の私どもの地域では雪も降らず霜も降りずで、暖冬の穏やかな冬を過ごしました。そのためでしょうか、庭の冬桜(十月桜、四季桜、Prunus X subhirtella ‘Autumnalis Rosea’)は、12月から少しずつ咲き変わり3月末まで楽しむことが出来ました。
 写真では成木にも見えますが、まだ植樹して十年余ですから、幹回りの太さは片手で握り締めて、まだ指先が1~2センチ余ってしまうほどの若木です。




DSC02240 (1)

 大鉢に植えられた枝垂れ柳(Salix caprea 'Kilmernock)も光の中で輝いて、独特の存在感です。
 河の流域で生を受け河を遊び場として成長した私は、この‘ネコヤナギ’の花穂に触れずして春の実感は遠いかと…。 大仰な表現ですが、それほど故郷を思い出させてくれる大切な‘よすが’の一つなのです。




DSC02485 (1)
 このお花を前にして、その美しさを何と形容致せばよろしいのでしょう。ただ黙して眺めるのみです。
 種類名はマーガレット デイヴィス(Camellia Japonica Margaret Davis)と言います。




DSC02560 (1)
 英国の3月はお庭も山野も大変に魅力的で、一年中でもっともエキサイティングなシーズンかと思います。私の庭もこの一角はお気に入りのシュラブ達が開花し、一日に何度もこれらの傍らで足を止めて佇んでしまいます。

 手前で明るいグリーン色のお花を咲かせているのは、日本のミヤマシキミ(Skimmiya japonica Thanbergia)の仲間で、バラエティー名は‘キューグリーン’と言います。学名はSkimmia x confusa 'Kew Green' ですから、ロンドンのキューガーデン(Kew Gardens)で作出された種類ではないかと想像されます。

2007年に求め7年経過しましたから、シュラブとして存在感のある大きさに成長しました。これら明るい緑色のお花は開花に至る蕾の期間が長いので、冬の間も十分にアトラクティブなのです。
 比較的新しい種類のようで、私はまだ花材としてお花屋さんで売られているのを見たことが有りません。ブーケを作る時に、これらを何本か添えれば本当に素敵なオンリーワンのブーケになります。





DSC02567 (1)
 すぐ上の写真で、キューグリーンの先に咲いているお花は、アシビ(馬酔木)の一種で、バラエティー名は‘カツラ’
と言います。
 学名はPieris japonica 'Katsura'ですが、英語名は、Lily-of-the valley bush 'Katsura'、更に Japanese pieris 'Katsura'などがあるようです。りりー オブ ザ ヴァリー ブッシュとは、鈴蘭の木のイメージなのでしょうね。確かにお花からは芳しい香りが漂い、的を射た英語名だと私も思います。
 鹿の子絞りのような素敵なお花で、どなたをも虜にしてしまいそうな素敵なシュラブです。




DSC02595 (1)
 3月の前庭でひときわ鮮やかで美しい芽ぶきを見せるのは、‘マジックカーペット’(Spiraea japonica Magic Carpet)のバラエティー名を持つ、シモツケ(下野)です。
 芽ぶきだけでもこんなに見事ですのに、初夏には、枝先に鮮やかな赤紫色の小花が群がって咲きます。




DSC02604 (1)
 これはまだ植えて2年目のユーフォービア(Euphorbia amygdalodes Craigieburn)です。個性的な枝葉に惹かれました。今後の成長が楽しみです。




DSC02639 (1)
 和のコーナーの‘枝垂れヨシノ桜’(Prunus X Yedoensis ‘Shidare Yoshino')です。20年近くこの場所に在りますが、先端が斜めに垂れ下がってそれほど大きくなりません。小振りのお庭ですから望ましいサイズかと思います。何時の年もこの場所でささやかにお花見を楽しんでいます。

後方に見えますのは南天ですが、日本で一般的な種類(Nandina Domestica)よりも丈高で、名前は‘ナンディーナ リッチモンド’(Nandina Richimond)と言います。昨年の夏は例年よりも気温が高めでしたから、このように豊かに実を付けてくれたのだと思います。




DSC02662 (1)
 3月末の池の周辺です。葉が墨のように黒いブラックドラゴン(Ophiopogon black dragon)が、周辺に馴染んで数も増えてきました。日本ではリュウノヒゲ、若しくはジャノヒゲと呼ばれますこれらのプラントは、英国でもグランドカヴァー用に重宝されているようです。

 草丈5センチほどの黄色いお花は、レッサー セレンダイン(Lesser Celandine)で、キンポウゲ科の野草の一種です。種がこぼれて無数に増え続けますので、可能な限りむしり取りますが、それでも翌年はこれだけの数のお花が咲きます。
 池辺の春の風情の演出にはちょうど良い数かと今の時期は歓迎なのですけれど、お花が終わればブラックドラゴンが良く見えるように、除去にかかります。




DSC02730 (1)
 壁際を埋める白いお花はアシビ(Pieris Japonica Debutante)で、こちらでは‘ピアリス’と呼ばれます。
 日本で良く見かける馬酔木よりも丈がやや低めの園芸種で、一見鈴蘭のような形をしたお花はシュラブの表面を覆い尽さんばかりです。




DSC02739 (1)
 和のコーナーの造園を私どもの手で始めて、最初に植えた木がこのヤマモミジ(Acer Palmatum)でした。すでに20年を超えております。

 このような色合いの新芽と年月を経た樹肌とのコントラストに、季節の廻る喜びを感じます。




DSC02873 (1)
 今年の冬は雨が多かったからでしょうか、他所のお庭の椿も本当にきれいに咲き誇っていると思います。
 椿にはジャポニカ種が多いのですが、この艶やかな椿も、カミリア ジャポニカ エレガンス(Camellia Japonica Elegans)です。




DSC02876 (1)
 この日本のヤブツバキ(Camellia Japonica)に、ガーデンセンターで出会ったときは歓声を上げたものです。迷うことなく求めました。私には幼少の頃の思い出と重なり、特別な思い入れが有るからです。

 生家の庭の外れにツバキの大木があり、幼かった私は、落ち椿を拾ってレイを幾つも作り首にかけて遊びました。
 祖母は沢山の椿の種を拾って専用の圧搾機にかけ、油を搾りとり、それらのツバキ油は身近な女性達の髪を潤したのです。
 毎朝、手に余る油を、祖母や母が私の髪に軽く押さえるように撫でつけるのです。あの心地良い感覚を今も忘れられません。



DSC02887 (1)
 手前のツツジたちの蕾も色を見せ始めました。



DSC02894 (1)
 ハナズオウ(花蘇芳、Cercis chinensis Bunge)も、今年はお花の数が多くて華やかです。




DSC02907 (1)
 17~18世紀のオランダのフラワーアレンジメントの絵画には、このフリティラリア(Fritillaria Imperialis Orange perfection)が、中央に丈高く描かれております。カレッジでフローラルアートの勉強をしておりました頃、ダッチ・フレミッシュのアレンジメントを再現するという項目が有りましたので、前年の秋に球根を植えて課題に備えたのが始まりでした。
 あれから15年ほども経ちますが、新たなベビー苗が成長して毎年咲き続け、思い出に出会えることが嬉しいのです。




DSC02924 (1)
 これら可憐なお花たちは、スパニッシュブルーベル(Scilla campanulata = Hyacinthoides hispanica)の白花種です。
 スパニッシュブルーベルは当然の如くブルーのお花がもっとも多いのですが、写真のような白やピンク色も有り、陽の当らない場所でも旺盛に育ちます。
 お花はこのように美しいのですけれど、年ごとに勢いを増し、あちらこちらと思いがけないところからも芽を出しますので、場所によっては適度なコントロールが必要かと思います。
 
 実はブルーベルに関しましては、これらスパニッシュ種(ヒスパニカ)とは別に、英国には‘ブルーベルの森’でもポピュラーな土着のブルーベルが存在します。
 草丈もスパニッシュ種の30-45センチに較べ、ネイティブ種は25センチほどで小型です。
 それらネイティブなブルーベルが、勢力の強いスパニッシュブルーベルに交雑され、更に勢いのある雑種となって庭や市街化区域の近くの森で繁殖域をを拡大していると言う問題が起きております。
 最近のボランティアの調査でも、すでに六分の一のブルーベルの森が、スパニッシュブルーベルや交雑種が混ざっておりますようで、土着のブルーベルを愛する英国人には大変憂慮される現実のようです。




DSC03066 (1)
 こちらが英国の森の中に群生している土着のブルーベル(Scilla non-Scripta = Hyacinthoides non-scripta)です。イギリス土着の種類は、色は濃いブルー一色ですが、花首をもたげるように咲き、ベルの形も細くて深く、何よりスパニッシュ系には無い素敵な芳香が漂います。

 これらのブルーベルが一面に群生する森の中を散策するひと時は、世俗を離れ幻想世界に遊ぶ心地が致します。


 

DSC02946 (1)
 22年ほど前に植樹した時は、私の背丈ほどでしたのに樹木の生長は早いですね。
 素人の私の手にかかる剪定のみですが、具合の良いことに、樹形の仕上げは自然がして下さるものようです。




DSC02957 (1)
 11年前、日本に永住帰国されたAさまから戴いた牡丹が、今年も咲き始めました。




DSC03006.jpg
 このユーフォービア( Euphorbia polychroma)も、ほぼ20年庭に在り、冬は地表近くまで切り戻す為でしょうか、大きさもほとんど変わっておりません。
 お花の色はやがて緑に変わりますが、こんもりと整った姿はこのままです。夏の初めに思い切ってグランドレヴェルまで切り戻せば、その後新芽が伸びて多少小振りにはなりますけれどもう一度お花を観賞できます。




DSC03034 (1)
  手前の黄色いお花は、エリィシマム(Erysimum Walberton's Fragrant Sunshine)で、英名では‘ペレニアル ウォールフラワー’と呼ばれております。
 英国にはウオールフラワー(Cheiranthus)と言う名の、大変ポピュラーな春咲き一年草が有りますが、お花がそれに大変良く似ておりますので、宿根のウオールフラワーと言う意味で付けられた英名なのでしょう。
 
 濃いピンクのお花は、こちらではバーギニア(Bergenia 'Sunningdale')と呼ばれ、英語名は‘象の耳’(Elephant's Ear)になっております。
 葉の形が象の耳に似ているからだと思いますが、一般に流通する植物名の付け方のセンスは、日本と英国の間にそれほどの違いは無いかもしれませんね。



DSC03035 (1)
 ツツジが咲き始めました。学名はいずれもアザレヤですから、ヨーロッパで品種改良されたツツジなのでしょう。サーモンピンク色のアゼイリア モリス(Azalea Mollis)は、故郷の山に咲いていたレンゲツツジを思い出させてくれます。



DSC03040 (1)
 英国の春は、道沿いも公園も庭もさまざまな種類の水仙の花が咲き溢れ、春を迎える歓びがいっそう喚起される思いが致します。そんな事情もございまして、水仙は外で愛でさせていただくものと位置づけ、私の庭にはわずかの種類しかありません。
 この‘サンディスク’(Narcissus ' Sun Disc')と言う種類は、普通の水仙が花期を終えたころに咲き始める遅咲き種です。草丈が低くミニチュアの種類に入るのではないでしょうか。お花全体は、まるで押しつぶされたようにフラットで、カップの部分はディスクのような形をしています。本当に可愛らしい姿をしたお花だと思います。

 


DSC03051 (1)
 大輪の牡丹のお花が艶やかに咲いてきました。開花中はどうか雨が降りませんようにと祈る思いです。




DSC03058 (1)
 この一重の芍薬(Paeonia mlokosewitsvchii)は、他の芍薬の種類よりもはるかに早く、牡丹と同じ時期に開花しました。このお花に出会えることもこの時節の大きな喜びです。

 右手奥にスパニッシュブルーベルのブルーと白が見えております。
 ブルーは英国種よりも淡い色合いで、直立した姿で咲くのが特徴のようです。



 
DSC03100 (3)
 こちらでヘレボーとかヘレボーラスと呼ばれ親しまれる、いわゆる日本名クリスマスローズは、すでに3カ月余も咲き続けたことになります。
 ピンク色は褪せ、白花は緑がかってきましたけれど、まだまだ味わいがあります。
 いましばらく花壇で観賞したいところですが、でもプラントたちも来年のお花の準備にかからなくてはなりませんね。 そのため、この日は潔くすべてカットすることにしました。

 無造作に花瓶に挿したのですが、やはり黒色のヘレボー達は花瓶の中でも独特の存在感が有って見応えがあります。
 



人気ブログランキングへ
  1. 2014/05/02(金) 09:15:32|
  2. | コメント:6
前のページ 次のページ

プロフィール

はなあかり

Author:はなあかり
 人生も後半にさしかかり英国で暮らすことになりました。今では黄昏年齢となり、それが花灯りの名前の由縁でもあります。日本に残してきた小さな庭にいつの日か帰る夢を抱きながら、一方では、自分好みに染まるこちらの庭への愛情もはかりしれません。
 2002年にアロットメントに植えたグリーンゲージなどの果樹類も大きく育ち、秋には収穫を楽しんでおります。

 City & Guilds にてFlower Arranging Skillsを、NAFAS (National Association of Flower Arrangement Societies)では、Floral Art & Design のDiploma を取得しました。
 1998年に<いけばな>指導をスタートし現在に至ります。2007年に、ご関係者からのご要請とお仲間のご支援のもと、ロンドンに<いけばな>の新組織を立ち上げました。以来、組織の運営に関わりながらお花の指導を続けております。

 自宅の庭は、<いけばな>や英国風フラワーアレンジメントに必要な植物素材を調達する上で、大変有益で大切な場所になっております。2010年からは、すべてひとりで手入れしておりますので、メンテナンスの少ない庭は必須となり、今ではシュラブ類と宿根草のみの庭になりました。
 更新は稀ですが、折々にお出でいただければ嬉しく存じます。

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。